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月を観ながら想うこと もうすぐ七十歳

 よく生きれてものである。とはいえ、日本人男性の平均寿命は、84.36歳だそうである。ちょうど父親の享年が、それである。一応、目標としては、それを上回る88歳で死ぬことにしている。

 どう死ぬか。老衰には、まだ早い。心臓病とか癌とか脳梗塞とかは、可能性がありそうだ。それはそれでいい。自死は、できない。いじめで自死という報道がなされる。なんで!

 私は、そこまで虐められたら、銃密造なんて面倒くさいことはしない。車で突っ込んで、丸太で相手の家族ごと撲り殺して火を掛ける。

 いまならまだできる。

 88歳になったら、そんな気合は薄れる。ご近所の先輩諸子を見れば、わかる。できることなら、そうした気力を死ぬまで維持したい。

 それには、どうするか。

 まず健康、体力保持、まず人に嫌われること。自分の信念を貫けば、他人に嫌われる。いつもニコニコ微笑みをたたえて、他人の言われるまま生きておれば、他人はいうだろう。「良い人やった。どうでもいい人やった。」と。私の父は、そういう人だった。

 そういう人の下にいる者は、迷惑する。

 そうはなりたくない。

 逆に、「いいひとやった、死んでいい人やった、うるさい爺やった。」と。存在感を示す、他人に嫌われてなんぼの人生。

 アドラーの「嫌われる勇気」でがんばりたい。

 私の知る人に、若い頃、誠実で立派な人が、年とって管理職になり、上から目線の悪い人になっていた。こういうのが最悪。サラーリマン・組織人は、組織から出ると、ただの爺。あとは朧(おぼろ)、カス(滓)なのだ。組織に生気を吸いとられた燃えカスなのだ。

 それをよく知ろう。

 組織に属していても、自分は自分、そうありたい。

 一日いちにち、元気で頑張る。明日も、今宵のような月が観られるように。


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