花の色はうつりにけりないたづらに
状況はすぐに変わる。人生もまた、変わる。気づいたときには、もう終わりかけている。
人生五十年、昔のこととはいえ、いま私は七十一歳、はるかに超えている。これからどうするのか。
死にたくはない。
いつまで元気でおれるか、おれるかではない。いるのだ、元気で。
街へ出て、同じような高齢者・年寄りを見ると、自分もあんなのかなと勘ぐってします。肌は土気色、髪の毛はないか、真っ白。いまのところ、私は黒い髪の毛がまだまだある、後頭部はかなり薄くはなっている、これは四十代の頃から。染めたことはない。
まぁいい。どちらにしても年寄りだ、老人だ。
ここ数日、社会保障関係のテーマがトップに取り上げられている。
今日は介護保険、府県ごとの保険料が大きく異なる。
いろいろな要因があるだろう。
自分が介護保険のお世話にならないよう日頃から考えておくことが大事、延命治療や経管給養・胃瘻などは避けたい。それがわからなくなるような状態であれば、国や多くの国民そして一番大事な家族に負担をかける。
自分がちゃんと意識や記憶があれば、それなりに存在を主張できる。
自分自身の父母、妻の父母ともに、そうではなかったし、そうでない状態、そうだからこそ介護保険が多額になっているのであろう。
行政やマスコミが騒ぐからではない、みんな一人ひとりが我がこととして、意識の無くなった高齢者をどうするか、考えるときがきた。
自分のこととして考える。
父が孫(私の子)を認識できなくなった年齢に私はなった。
私は、まだまだ大丈夫と思ってはいる、それもいつかは。
しっかり日々を過ごすこと、それが一番!
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