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ご近所の人生の先輩に思わぬところで久しぶりに出会った

 地域の自治会長だったのは、もう4年前。この地域には、もう20年も前に家を建てた。しかし、単身赴任で、ずっと留守、自宅に住むようになっても、ほとんど仕事で、地域には、多少の関心はあっても、ほとんど知らなかった。
 まったくフリーな状態、アルバイトも辞めた。もう御仕舞い、待ったり気分で、60歳代も半分という時期、知ってか知らずか、町内自治会の下部単位の班長、そして長老、いい人でいろいろお世話になっていた、90歳。
 お二人から自治科長に就任依頼があった。その前年に役員をしたので、さほど無理だとは思わなかった。三年やっていた自治会長が辞めるといい、後任が、わが地域から出す順番、誰かいないかって感じ、最初の高齢者がなるとはいったものの、何か理由があって、自治会長やれないとのことで、私に白羽の矢。人間関係は、ほとんどない。
 結果的には、会員140軒顔見知りとだいたいの人柄はわかるようになった。半面、人間関係の複雑さもよく身に染みてわかった。職場のような利害関係や協力関係は、意識的にない。なんでも嫌がり、ほったらかし。たまに政党関係や宗教関係そして地域ボス、あるいは地域ダニみたいな人々がいる。難しいところだ。警察などの公的機関が必要なこと、よくわかった。
 そんななか、最近は、自由に生活を愉しんでいる。
 今日も日課にしている散歩、ウォーキング、毎日1万歩目指して、気の向くまま歩いている。貯水場周囲を歩いていると、すれ違った際、フッとあっと。知っている人だ、あの人!
 自治会長、1年任期だったが、2年目続けるかどうか、思案していた際、電話を貰った人、Oさんだ。すぐ「Oさんじゃありませんか、Oです。」頭文字がOなのは、たまたまです。
 相手も、思い出してくれて、5年ぶりの同窓会話。
 いまに憶えているのは、
 すでに90歳以上、延命措置は断ろうかと思っていると、
 私も、それは残った家族が決めること、自分では、そうしようと思ているが、まだ行動にはでていないと、まだ早いかなって想っている。
 そんな会話が成り立つ高齢者同士の立ち話でした。マジで。

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