音楽家　坂本龍一が死んだ、追悼！

　有名な音楽家といっても、私は、あまり知らない。
　それでも、坂本龍一の名は知っている。
　人はいつかは死ぬ、確実に。１００パーセント
　死んだら御仕舞、その後は消えて無くなる。
　父や母、義父も死んだ。
　あれやこれやしたけど、みな死ぬ。
　終末期は、もうなにも言わず語らず、日々眠っていた。
　医療の進歩で長生きした、ずっと眠っていた。
　それがいいのか悪いのか。
　坂本さんは、ガンだった。
　本人も、知っていたようだ。
　自分が自分のガンを知ったらどうだろう。
　取り乱して、しかし、そのうち諦めるだろう。
　知人友人にも、ガンで死んだものがいる。
　風の便りに聴くだけ、
　自分より遥かに若い者が先に死んでいく。
　訃報は、気になる、自分が危ないとか、長生きしたとかではなくて
　人はいつか確実に死ぬんだということ
　改めて認識する。
　自ら死ぬ人もいる。
　弘法大師、６２歳で自ら死んだ。
　しかたのないことだ。
　坂本龍一さんのご冥福をお祈りします。
　人の生きている一日いちにちが充実したものでありますように
　それを祈ってやみません。
　後悔しない生き方、金も地位も要らない、ではなにか。
　それは自分で考えること。
　おやすみなさい。