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保証人なんてならないぞ!

 人それぞれに懸案事項がある。遥か遠くに住む弟から、マンションを売って賃貸に変える。ついては、保証人になってくれと依頼、妻あてに電話、私は在宅で、一般電話で何度か掛かってきたものの、取ると切れる。
 根が疑りぶかいものだから、さては、また何か悪いこと。
 弟が会社を退職後、再就職で保証人2回、短期間に、それなりに書面を送ってきた。根拠もなく、だいぶ時間が経っているので、もう何ともしようがないけれども、父親の土地などが弟に相続されていた。
 法務局で書面を閲覧させてもらった。書面、いろいろある。親族会議の記録や相続に関する署名、印鑑証明などなど、普通では疑いようもない。
 だけど怪しい。
 平成26年から、もう十年、私が忘れているだけ。どうでもいい。
 当時、まだ元気だった母親の署名は、昔の人らしく草書で達筆な人だったにもかかわらず、枠外に横枠にズレて縦にミミズのはったような署名だった。偽造まではせんだろうけど、なんか変だった。
 どうでもいいんだけど
 ほんとうなら犯罪、有印私文書行使、詐欺などですね。
 司法書士作成の文書だから、間違いはないのだろうけど。
 その頃、私は、多方面の出来事に大忙し。そんなこと構ってられない。
 どうせ関心も興味もない僅かな土地、固定資産税とられるし、管理するほどの広さや場所でもない。邪魔の一語、ほしりゃ、持って行けよ。持ってはいけんだろうけど。
 生涯独身、私より3歳下、勉強はよくできてできて。大きな会社に入り、全国転々、最後は本州の片隅。おめでとうというのも愚かなり。
 そして賃貸マンションへ引っ越しだって、その保証人になってくれと。
 妻あてに電話で。
 アホらしくて、断った。
 男の一人住まい、しかも60歳代後半、遠い遠いところへ。
 なにかあったら、責任は保証人へくる。
 気をつけよう、やりっぱなしのおひと。
 「ルフィ」みたいなのがたくさんいる。
 相続、哀しいね。自分で頑張って自分で暮らそう、家族と。
 おやすみなさい。

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