見出し画像

数日来、よく本を読んだ。いい経験だった。続けたいが、体力的に無理かも

 図書館から予約確保の連絡が来て、間に合わせようと、借出し中の本を読了しようと頑張った。ほとんどハードカバーのシリアルな本、それなりの理解ができないと、前へ進めない。
 一日一冊あるいは二冊近くのペースで読めた。
 たいへんだった。
 『統合失張症の一族』
 『断腸亭日乗 上』
 『人生があなたを待っている <夜と霧を越えて』
 あと
 『古事記と日本書紀』
 『文学全集を立ち上げて』
 前三つがメイン、大変感動した。
 残り二つ、勉強になった、そういう世界があったのだと感心した。
 いずれも、深い厳しいテーマを持っている。
 ① 12人のこども、その半分が統合失調症発症した。生まれか育ち、資 質と環境、まだまだ原因は究明されていない。
 これも私自身いろいろ意見がある。またいづれ述べたい、関係ある人みんなそうだろう。医者もたいへん、原因もわからないまま、治療しなくてはならない。医者は外科が一番楽、努力すれば技術は上がるし、結果もでる。精神科は、結果はでない、治らないのが多い、治療に苦しむ、医者自身が病気になりかねない。
 ② 断腸亭日乗、表題と内容が結びつかない。永井荷風、経済的にも成長環境にも恵まれ、ある意味、好きな放題の人生を送れて、本心から羨ましい。現実には、どうかしらないけど。
 こういう生活もいい。漢文の教養も相当なものだ、しかも文章力は極めて優れている。こんな文章を書けると、どんなことでもできそう思う。
 資質と環境とやる気、趣味思考そして自分の人生を大事にする、様々な意味ですばらしい。
 ③ アウシュビッツ収容所のホロコーストを生き抜いたユダヤ人の精神科医、いままでは、そういう環境を生き抜いて記録にして世界に知らせた、そういう風にだけ理解していた。しかし、当時のオーストリアは、心理学・医学で、フロイトやアドラーなど世界的な学者、いまも日本でも著名な学者が活躍していた頃に同じレベルで活躍していた人だった。
 戦後、ユダヤ人として様々な弊害や差別、屈辱を受け、数十年生き、また障害の伴侶との出会い、生活などもしっかり表現されていた。
 物事、みんなたいへんだったんだ。
 私など、まったく世界の片隅で、一市民として生きていた。それでも、機会があれば、私はこんなに惨い目にもあった、厳しい目にもあった、それでも生き抜いた、そうアッピールしたいけど、みんなそうだといわれそうだ。
 人生、生きているだけでもたいへんだ。
 いま、ウクライナとロシア、イスラエルとハマス、際立った殺し合いをしている。ただ他人後として戦争はやめようで、戦争がなくなるか、真剣に考えてほしいものだ。
 能登半島地震も、これからどう復興するかさせるか、政府が考えろでいかんだろう。たとえば自民党派閥のキックバック、一般国民、いままでなにかしら、似たようなことをやっている。
 完全にまっとうなことしかしていないと言える人は、社会と隔絶した神様のような人だ。したくない、できないと言っていては、生きていけない。
 だからこそ、偉い人が、今回の事、反省してもらって、みんなそれに続こう。不祥事が次々と出る、それに凝りて、悪いことをしなくなる。
 最近、そんなことでいっぱいだ。
 ビッグモーター、ダイハツ、東芝も川崎重工も。
 悪いことするのがいいことと思われていたんだ。
 初心に帰ろう! 

裏庭のサザンカ第5号はきれい。第4号は散った、春が近いのか。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?