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今日一日、生きよう、咲こう、せっかく生まれてきた

 木槿(むくげ)の花、私が植え、育てた花卉類でもっとも好きな花のひとつ。自宅を建てたとき、ホームセンターで苗を買って、台所の外側に植えた。数年前、外壁工事の時、壁の周りの樹木が作業の妨げになると言われて切った。それはそれで、終活みたいでスカッとした。
 半面、惜しい気持ち、残念な思い。挿し木したり、移植したりした。
 隣との境にお手製の花壇に、挿し木したのが成長し、花が咲いた、それがこれ。
 人間の意向がどうあれ、咲くのだって感じで。外を向いている。冬まじかの曇天でも、毅然として大きな花を咲かしているのが、お見事。傍によって、写真を撮った。
 人も花と同じ。生まれた以上は、がんばって咲きたいものだ。結果的には。組織内で、どんなに昇進や出世しようと、窓際族で、いらんこと言われようと、生活のためであろうと、暇潰しであろうと、趣味であろうと、辞めてたまるかで頑張ったのも事実、他に生きようのないのも事実。三島由紀夫が、男は、45歳まで、それ以降は、まともに職にたどり着けない。特殊技能をお持ちの方は、別だ。
 安部元総理の狙撃・暗殺事件。山上哲也のテロ行為で、どんなに多くの人の人生が狂ったことか。いっぱいあろう。
 警察だけでも、奈良県警本部長、国家公安委員長は、まもなく辞職した。警察庁長官も、国葬警備が終わって辞職した。新聞記者と麻雀して東京高検検事長も、犯罪を取り締まる側の頂点にすぐ傍のえらいさんが、犯罪をしていた。それもマスコミの人間と。
 それでも立派、責任をとった。
 やるべきでないこと、あるいは、やるべきでないことをやった。
 いままで責任をとらなかった。ただいただけ、
 よきにはからえ、あとはまかした。
 だから失敗は部下の責任、わしは知らん。
 先の大戦、最終決定者は誰か。
 畏れ多くも口に出せない。
 だから戦後は混乱した。その体制を守るため、多くの人が騒いだ。
 指導者は、責任をとろう。
 警察は、いろいろあるだろう。まだまだ、しかし、偉い人が、組織の大きなミスで責任取ってこそ、組織がまとも動く。
 現場でのミス、直接の警察官も、処分や責任もあるだろう。
 トカゲのしっぽ切りでは、治安は維持できない。
 治安こそ、国家の第一義務、がんばってください。怖いけど。

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