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緊急事態宣言解除後はじめて遠出した

 大阪市立美術館メトロポリタン美術館展へ行った。新型コロナウィルス肺炎緊急事態宣言解除後はじめて、実は、大相撲7月場所(名古屋)へは、行ったので、正確には、不要不急の外出はしていた

 雰囲気は、だいぶ変わっていた。いまだに新規感染者多数いる大阪と、7月頃の名古屋と、どう違うかわからない。電車の中は、結構、多かった。以前は、JR新快速でも、ゆったり座れた。今日は、混んでないという程度。立ったままの人もいた。大阪市内環状線は、ほぼ空席なしの状態。一般的に、日中は高齢者が多いせいか、あまり席の譲り合いはない、さすがに車いすの人が入ってきたときは、「次で降りますから。」なんていいながら席を空ける人がチラホラ、私は私自身高齢者(もうすぐ70歳)だから、あえて動かない。私より若い高齢者がいっぱい。元気だけが取り柄。

 美術館は、てんのうじ動物園のすぐそばにある。昔を知る人、私も30年前、大阪に住んでいて、動物園も天王寺や阿倍野へは、時折、来た。今は、あの公園には、瀟洒な明るい店があり、緑の綺麗な公園である。昔、ホームレスが掘っ立て小屋を作り、真昼間からカラオケやどんちゃん騒ぎをしていた。マスコミは、一種の大阪名物なんて扱いをしていた。少し離れたところに通天閣やジャンジャン横丁というのがあり、男一人行ってみるのは、熱帯雨林の探検より危ないと思われていた場所だった。

 10年以上も前から、そういう危険な場所ではなくなった。若い女性が深夜でも歩ける安全な地帯となった。近くの日本橋は、パソコン販売が盛んな専門店街である。いまは、どうか知らんけど。大阪の秋葉原。

 そんな地域に昔からある美術館。アメリカのニューヨークにあるメトロポリタン美術館、アメリカは、イギリスやフランスと違って、軍隊の力に任せて集めたものではない美術品だろう。まぁ金に力には、物を言わせたかにしれない。日本も、かつては、その力があった。いまはどうか。

 有名は絵画がたくさんあった。モネ、ドガやフェルメールなどもあった。総じて高齢者や女性が多かった。青年・中年の男性や学生は、ちょっと美術館へという時間じゃなかったこともある。その世代で、平日に美術館巡りをするような人、羨ましい。

 しかし、美術館でものすごい人出というのも、いかがなものか。パリのルーブル美術館、いい美術品がたくさんあったし、広かった。でも人も、ものすごく多かった。おまけにスターバックスもあった。

 芸術の大衆化もいい。あまりの人の多さには驚く。

 今日の美術館でも、職員が「会話はおやめください。」というプラカードを持っていた。それはそうだろう。みんなワイワイでは、静かな鑑賞はできない。

 コロナが本格的に落ち着いたら、また、もっと遠くへ行きたい。

 生きているうち、元気なうち。自分で立って歩ける内だけ。今日も、車いすで来ている人もいた。それはそれで、いいことだ。

 なにはともあれ、いい日でした。


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