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台風一過、エリザベス女王国葬いろいろ

 イギリスのエリザベス女王の国葬、二年前死んだ母と同じ年齢である。
最期まで公務、新しい首相への任命式をこなして4日後、亡くなった。
それはそれで、人間いつかは死ぬ。
 国葬のニュースを見て、ああ、懐かしいと思った、アン王女、アンドリュー王子(公爵)、いろいろ問題は抱えているようではある。人間、長生きすると、ボロが出る。
 アンは、お転婆。アンドリューは、イギリスとアルゼンチンが戦争したフォークランド紛争で、王室の身でありながら、兵士としてヘリコプターの操縦していたとの報道、すごいなと思った。もう何年ぶりだろう。
 そうあってほしい。継承順位第1位ならともかく、2,3位なら、国民おともに最前線に出るのが、士気鼓舞と義務達成のために必要である。
 イギリスは、世界史によく出るが、キリスト教徒はいえ、カソリックでもプロテスタントでもない。どっちかというとプロテスタントであろうが、いまひとつ不純な動機、国王が離婚を頻繁にし、かつカソリックのトップであるローマ教皇と仲が悪く、宗教的に独立した。アングリカン・チャーチである。
 統一教会だってキリスト教の分派だし、鷹揚なものである。
 日本の仏教だって、融通無碍、肉食妻帯、蓄髪は当たり前、お寺を継がせるのに嫁をもらってやるなんてのも当たり前。
 東南アジアの仏教徒が聞いて吃驚するそうだ。あっちは、真面目。小乗仏教なんて、日本は馬鹿にしているけれど、あっちが正解のような気がする。
日本は、浄土真宗開祖親鸞の時代には、奥様何人もいたらしい。歴史があるんだ。昨日今日じゃない。
 それでも各宗派の極一部には、徹底して、仏教の基本理念を守っている僧侶もいるらしい。宗教とは、本来、そうしたものだろう。
 徳川家康が、一向宗徒の反乱に手を焼いて懐柔した。古いお寺の高札には、17世紀前半に、幕府が金と力で、仏教を骨抜きにしたらしい。五人組とかキリスト教対策とかで。
 政治と宗教、いまの日本、大揺れで、岸田総理の支持率は、大きく落ち込んでいる。元々は、日本人が宗教に寛容、いい加減なのが問題で、この件も、そのうちウヤムヤだろう。
 目先をどう変えるか、岸田総理は、ニューヨークで国連総会で演説するらしい。ロシアのウクライナ侵攻で、国連、まったく機能不全、どう改革するか、岸田さん、なんかやれば支持率ガーンと上がる。
 ただ言うだけじゃ、日本も世界も、あっそうで御仕舞い。
 多分そうなる。
 ウクライナがんばれも、言うだけ。

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