オンラインギターレッスン(テレッスン)の始め方をSkypeレッスン歴3年の僕が解説
昨今、ウイルスのせいで一気にあらゆるものがオンライン化し始めましたね。
ギターなんかのレッスンもオンラインでやる人増えてきました。
僕は元々、対面レッスンを中心にやってきましたが並行して3年くらい前から県外からのSkypeレッスンもおこなってきました。
その期間の間に試行錯誤しながらオンラインレッスン(テレッスンとも言うらしい)のより良い環境ができたのでシェアしていきたいと思います。
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講師側で必要な機材
ぶっちゃけやろうと思ったらスマホ1台でも可能です。
ですがさすがにお金をもらってやる訳なので必要最小限のクオリティは確保したところです。
以下が僕のオンラインレッスン配信部屋です。
それでは1つずつ紹介していきますね。
オーディオインターフェース
ギター一本で完結する音楽、例えばソロギターとかクラシックギターみたいなジャンルだとマイク一本でもオッケーです。
しかし、アドリブソロなんかのレッスンの場合、伴奏のオケを流しながらやるケースが多いです。
そこで必要になるのがオーディオインターフェースです。
なかでもループバックとかステレオミキサーと言われる機能があるものを選びましょう。
勘違いされている方が多いですが、パソコン内で鳴っている音源ファイルの音は生徒さんには聴こえません。
それを聴こえるようにするための機能です。
僕が使っているのはAG03というものなのですが、Youtubeライブなんかされている方にも人気の機材です。
基本的にオンラインレッスンとYoutubeライブは音声と映像を届けるという意味では同じです。
特にこだわりがなければこれが良いと思います。
ですが、今これ品薄になっていますね。Amazonではチャンネル数の多いこちらの在庫はあるみたいです。(2020/04/13現在)
マイク
キレイな音を届ける入り口なのでここもいいものを使いたいです。
ですが、レコーディング使うようなハイスペックのものでなくも良いでしょう。
個人的にはダイナミックマイクよりコンデンサーマイクの方が便利だと思います。
これは特に定番商品という訳ではないのですがこれを使っています。
あまりにも安物のコンデンサーマイクだとホワイトノイズが大きいものがあるので注意してくださいね。
カメラ
これはとりあえずそろえるレベルならばウェブカメラでも良いですが、これもケチると結構画質悪いです。
僕がSkypeレッスンを始めた頃はこれを使っていました。
後から知ったのですが、ネット配信界では結構定番のウェブカメラだったみたいです。
ただもう生産してなくて値段が爆上がりしてます。笑
後継機種があるみたいなのですが使ったことがないので責任は持てません。ごめんなさい。
今、僕が使っているのはSONYのビデオカメラです。
移り変わりの早いビデオカメラ業界なのでもちろんこれも生産終了しているみたいです。
これくらいの値段のものならばどれもほぼ同じくらいの画質なのでどれでも良いと思いますが画角が広いものを選んだ方が良いかと思います。
ここで「あれ?」と思われた人は鋭いです。
そうです。ビデオカメラとPCはつなぐことが出来ません。
そこで合わせて必要となるのがHDMI出力をUSBに変換するキャプチャーボードです。
例のごとく僕の使っているのは生産終了なのでその後継機種を紹介しておきます。
またこちらも品薄になっていますね。他のキャプチャーボードも軒並み売り切れが多いです。
これがあればHDMI出力のある一眼レフカメラも使うことができるので便利ですよ。
オンラインレッスンで使うアプリ
これはSkypeとZoomどちらかで良いかと思います。
Zoomの方が色んな機能がたくさんついている印象があります。
例えば、僕はホワイトボードをレッスンでよく使うのですがZoomにはこれが内蔵されています。
しかし、マウスでタブ譜書いたり文字を書くのは難しいのでiPadに画面をミラーリングしてスタイラスペンで書いています。
僕のiPadはApple Pencilに対応していないのでここで買い時かなとも思っています。
ミラーリングに関しては確か新しいMac、iPadのOSだったらサポートしていたような気がしますがMacの方のOSが古いのでこのアプリを使っています。
講師側でそろえるものはこれくらいで良いかと思います。
もちろんさらにカメラを増やして色んなアングルから撮るなどと無限にアップデートできます。
ですが基本的にレッスンは生徒さんのフォームや弾き方を見る方が大事だと思っていますので僕はこれでやっています。
生徒さん側の環境構築
このウイルスが蔓延する前から僕にオンラインレッスンを申し込んで来られるかたは基本的にここまで紹介した機材の知識がある方が多いです。
なので、足りないものなどあれば購入してくる人がほとんどです。
ところが今回は対面のレッスン生をすべてオンラインレッスンに移行したので環境構築はシンプルである必要がありました。
いるものはスマホ(タブレットならなお良し、さらにiPadならなお良し)、Zoomアプリ(保険でSkypeも入れてもらっています)だけです。
もちろんノートパソコンをお持ちの方もいますが、内蔵されているカメラやマイクの性能が悪すぎるので使い物になりません。
そう考えるとスマホってすごいですよね。
ZoomにしているのはURLをタップしてもらえるだけでレッスンがスタートできるからです。
Skypeはアカウント同士を繋げないといけないので少し手間ですよね。
スマホだと基本的にオーディオインターフェースが使えないので先程説明したループバックの機能が使えません。
かつ、通信に遅延があるので僕が弾いたものにリアルタイムであわせるということもできません。
なので、アドリブソロなどで音源に合わせないといけない人は別のデバイスで再生してそれに合わせて弾いてもらうようにしています。
この辺りがオンラインレッスンの苦しいところですよね。
ZoomにしてもSkypeにしてもあくまで通話アプリなので楽器の音はよくないです。
環境によって音が著しく悪い場合、何を弾いているのか推測するのにかなりの想像力を使います。
この辺りは長年の経験で身につけることができました。
追記)音質が良くなる設定がありました
こちらの記事もぜひ読んでみてください!!
レッスン料の支払い方法
これは色々考えられますが僕がとっている方法はpaypal(※PayPayではない)でクレジットカード決済か銀行振り込みです。
ストアーズやベイスなどのネットショップでレッスンチケットを販売する方法もありますが手数料が結構とられるので僕はやめました。
支払い方法がたくさんあるのは魅力ですけどね!
あとPayPayの個人間送金だと手数料が一切かからないですが現金化できないのが辛いところです。
ひたすらPayPay残高が増えてもって感じです。ひょっとしてヤフーショッピングとかで使えるのかな?
にしても確定申告的にめんどくさそうになりそうなのでやっていません。
対面レッスンの月謝支払いで使っている事業用のPayPayアカウントがあるのですが、これは登録してある場所で決済しないと規約違反になるみたいなので気をつけましょう。
さいごに
とりあえず思いつくことは全部書いたと思いますが思い出したらまた追記します。
オンラインレッスン、講師的には音が悪いのがなかなか辛いところですが対面からオンラインに変えても皆さん「オンラインもいいですね!」「自宅だといつもの力が出せます!笑」といってくれるのが救いです。
ヤマハのサービスでセッションを目的にしたネットデュエットというものがあります。
これはかなりの高音質でタイムラグもなく良いのですが、オーディオインターフェースはもちろん有線LAN接続が必要と生徒さんにこの環境を作ってもらうのは割と酷です。
ただ6月から新しいサービスが始まるらしいのでそれに期待です。
最後までお読み頂いてありがとうございます。
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