創作大賞2024応募 漫画原作部門  「トランスフォー”メタル”」補足記事        #創作大賞2024#漫画原作部門

#創作大賞2024
#漫画原作部門

タイトル 「トランスフォー”メタル“」の意味
ごく普通の人がバンドメンバーになり、面白さと共に売れないとどうにもならない現実と向き合い、バイト感覚からプロフェッショナルに変わっていくところ、普通の姿とパフォーマンス時の外見の変化、彼を取り巻く環境の変化を、トランスフォームする意味と扱う音楽がメタルであるところを掛け合わせた。
 
キャラクター設定1
京極 龍樹(きょうごく たつき)24歳
バンド名は、京極の「きょう」と「たつき」の龍の字を合わせて「きょうりゅう」→「Dinosaur」から「DINO」とする。 ストーリーの中では、なんかつけなきゃ!でなんとなくひねり出したというネーミング設定。
 
普通よりちょっと上な感じの平和で仲の良い家庭で愛情深く育てられた。
しごくまっとうな常識人で、まじめに何事にも取り組み結果も出す、落ち着いていて判断力もあり冷静。
感情の浮き沈みもなく、穏やかな性格。
理不尽なことや、納得がいかない事には戦う強さもあるが、むやみやたらとつっかかるようなことはせず、スマートに解決できるよう頭を巡らせる一面もある。
学力もよく、良い学校を卒業してちゃんとした会社(ブラックとかじゃないところ)でちゃんと仕事をこなしている。
かといって付き合いが悪いとか、つまらない人でもなく、バランスよく楽しめている、外から見ると大きな欠点のない人。
陸上競技が得意で、走るのが速かったため学生時代は女子人気もあり、成人してからは短距離は走らなくなったが、トレーニングとしてランを続けている。
音楽については、子供のころピアノを習わされていてあまり得意ではなかったが、聴くことは好きなのでクラシックもロックもJPOPもいろいろ知っている。
 
特に不満もなくまじめに勤めているが、どうしてもいろいろ理不尽な事象にも遭遇し、なんだかなあとやりきれない思いもあった日にたまたま入ったライブハウス「New Era」で、思いのたけをぶつけて叫んで歌っていいよパフォーマンス大会があり、それに参加してシャウトしたら、周囲がびっくりするほどいい声だったことでスカウトされてしまう。
 
バンド内での位置
ヴォーカル
パフォーマンスは過激だが、それはあくまで見せる聴かせるものであり、本人はいたっていい人。
お行儀よくしっかりしていているが、自分としては小さくまとまりすぎ、常識人すぎて物足りないと思っている。
普段は仮面やメイクで素顔が見えないので、素顔や本名は秘匿されている。
 
 
 
人物設定の狙い
アーティスト像と、私生活とのギャップがあると面白いと思っている。
芸能人の私生活はどんなもの?
よく見かける暴露記事などでは、表向きはさわやかだったり清純だったりする俳優やタレントが裏ではがっかりなふるまいをしているとすっぱ抜かれたりして話題になることが多いが、逆に普通過ぎる人が過激なパフォーマンスをしていたら面白いのではないかと日頃思っているのでネタにした。
また、破綻した性格でなくては芸能人は生きていけないのか?という自分の疑問もあり、そこも描けると楽しいと思う。
 
キメキメで女性ファンが熱狂しているものの、テレビに出ないしインタビューは文字だけなので正体は知られていない。
 
関係者にはもちろん名前や顔は知られているが、そこは情報開示しないよう契約を結んでいる。
漏れたら誰かがしゃべったということになる。
 
キャラクター設定2
井出 桐子(いで きりこ)45歳
弱小芸能事務所の社長。
行き当たりばったりが災いして事務所を拡大できていないが、才能を見抜く直感はある。
 
人物設定の狙い
その中にもテキトー感が面白いキャラクターにできると良い。基本いい人でお気楽。
濃いめな美人だが、スルメをいつも齧っていたりするオバハン感との落差が笑える
美人度数がMAXで、ガメツクて厚かましいところが面白い設定にしたい。
本来の仕事があるという龍樹に対して、だいじょぶよ、いまどき覆面歌手なんてたくさんいるし、なんならバーチャルだっていいわよと社長は返事をするものの、バーチャルキャラを作る金がなく、なんだかんだでマスクかごっついメイクで素顔を見せなきゃいいんじゃないのというところに落ち着いてしまう。
 
キャラクター設定3
香ノ宮 凛(かのみや りん)22歳
バンド内での位置 キーボード
ピアニストになるべく音大に通いつつコンクールに参加する日々、演奏会もこなしていて優秀な演奏者だったが、本人は行き詰まりを感じており、更に国際コンクールで優勝を逃して次点となったことで自失してしまい、自己肯定感がガタ落ちしたときに、叫んで歌っていいよパフォーマンスでのバンドとしてバイトで雇われ参加。
龍樹の心の叫びに触発されて、自分も現状を脱することが出来るのならと、思い切ってキーボード担当としてバンド結成に参加しようと手を挙げる。音大で作曲も学んでいたので曲を作るのは出来ちゃう秀才。
 
自信ありげなところと、その分逆境に弱いバランスの悪さ、なかなか大成できていない事から自己肯定感の低さで自虐的になっている。
「この僕にできないことなんてないんだぞ!すくなくとも鍵盤の上では!」とか言っちゃうわりに「でも優勝できなかったんだ」とか高低差が激しい。
龍樹が優しいので励まされて自信を取り戻しつつある成長もあり。
 
キャラクター設定4
田宮 玲美(たみや れいみ)30歳(本名や年齢は非公開)
アーティスト名:ZOE ZERO(ゼットから始まる名前がいいと思って付けてみたらしい)
30代。実力も人気もトップクラスの歌手。パンチの効いた歌声とクールなかっこよさで熱狂的な人気を得ている。 
姐御肌でストイックな努力家。オーディションに数多く参加し、落ちても落ちても這い上がって力を付けてきた。
切ないバラードも強烈なロックもなんでもこいのアーティストで、作詞作曲も自分で行う。デモが出来るとあちこちのレコード会社(っていうのか今時)に送り付けて売り込みをかけて実績を積み上げて来た。
ものすごい美人だが、ほぼ男言葉で話す。舐められたくないからという理由。
 
DINOの演奏を聴いて気に入り、厳しくも温かい目で成長を見守る。アドバイスもしてくれる。
 
キャラクター設定5
御法 太輔(みのり たすけ)35歳
バンド内での位置 ベーシスト
井手の旧知の知り合いで、スタジオミュージシャンとして、編曲家、プロデューサーとして長年活躍していたが今は裏方に回っている。パフォーマンス大会の時の審査員かつベーシストとして参加していたが、龍樹を見てこれはいけると直感した。その後、バンド結成にあたりまとめ役とベーシストとして参入することになる。
名前の読み「たすけ」が、多数のアーティストを発掘→指導し導いて来たことで、「おたすけみのり」と呼ばれている。
業界のベテランとしてバンドメンバーの助けとなる。
本人としては初期のブースターとして入る程度に思っているが、アドバイザー的な役割を担うようになる。
 
キャラクター設定5
花菱 綺羅邑(はなびし きらお)25歳
バンド内での位置 ドラムス
のんびりした性格だが、演奏はキレッキレのプロフェッショナル。
見た目はシルバーヘアのクールな風貌だが、かわいいキャラクターものが大好き、アパートの庭?に迷って来た子猫を保護して育てている優しい男。 吹奏楽部で大太鼓を叩いていたが、その後本格的に打楽器を学びたくなり修行していたところパフォーマンス大会を知ってバンドメンバーとして参加。涼大と同じく、バンド結成の話に流れで加入表明。
誰もやってないことをやってみようぜ!と元気いっぱい。まだまだ演奏は荒いが、可能性を買われた。本人は文字どおりのキラキラネームが嫌いだが、周囲からは面白いと認められている。
 
キャラクター設定6
明日河 涼大(あすかわ すずはる)23歳
バンド内での位置 ギター
幼い頃、近所のお兄ちゃんがギターを弾いていて、彼にあこがれて自分もギターを習い始め、地道に力を付けてきた。
親の反対を押し切ってギターで身を立てるべく活動しているが、サポートメンバーやさまざまな歌手やアーティストの録音時のメンバーとしての活動が主でバンドメンバーとしての活動はしたことがない。演奏出来れば幸せなので、いつも仕事ないですかと売り込んでいたところ、一日だけのバイトでパフォーマンス大会のバンドで参加。
パフォーマンス大会の後にバンド結成メンバーの話になったところで、自分の演奏を極めてみたいと参加することを決める。
几帳面できれい好き、地味すぎる見かけの大改革を井手から命じられて心が折れそうになるが、スタイリストのミミと二人三脚でかっこいい姿を模索する。
 
キャラクター設定7
マックT(本名、年齢不詳だいたい30代くらい?)
龍樹がバンドに入るきっかけになった叫んでいいよコンクールを開催していた新たにオープンしたライブハウス「New Era」の店長。
人当たりが良く、面倒見もいい。バーテンダーやMCもこなす、経歴は謎だが音楽業界でも活動していたらしく、井出とも以前からの知り合いでいいたい放題漫才のような会話を繰り広げる。
 
 

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