この夏。

久しぶりです。すっかり更新が滞ってしまいました。前の投稿がいつだったのか思い出せないくらいなのですが、その間にスウェーデンに来てから丸1年が経ち、夏を満喫していました。このnoteの更新が滞っている点を指摘してくださるありがたい読者の方もいるので、この夏にやったことのアップデートでもしようかなと。

まず6月に短編映画の撮影を、スウェーデン南部の町ヘルシンボリで行いました。カナダ・オーストラリア二重国籍の監督で、DP他のクルーもスペイン人、スウェーデン人など多国籍なチームで、僕にとってはスウェーデンで最初の作品でしたが、貴重な経験になりました。僕の肩書きはプロダクションマネージャーというポジションで、スウェーデン語ではproduktionsledareと言うようです。

また4月から7月まで、ロンドン大学シティ校による「短編小説執筆」というオンラインコースを受講しました。こちらは10週間のコースで、短編小説の基礎について学びつつ、英語で2〜5000字の短編小説を2本書き上げるというコースでした。ストーリーの構成要素やジャンルなど、UCLAで勉強したことと共通することもありましたが、自分で英語の小説を書くのは全く別の話で、やはりイギリス人のネイティブスピーカーたちによる作品に比べて見劣りする感は否めず、「ノンネイティブとして英語でものを書くなら、どう勝負すべきか」というのを考えたりしたりしました。基本的にはあくまで簡潔に、という姿勢なのですが、イギリス人たちの豊かなボキャブラリーを見ていると、つい真正面から勝負したくなってしまって、自滅したりしましたので、まだ修行の道は続きそうです。

またこの夏は翻訳の仕事をたくさんやりました。映画やシリーズの企画書や脚本などの翻訳を主に行っています。またスウェーデンに来た直後から翻訳などで関わらせていただいていた『映画大好きポンポさん』が完成して、劇場公開されるのを遠くから見届け、嬉しくなっていたりもしました。

完全にプライベートの話ですが、スペインにも1週間ほど旅行に行きました。アルハンブラ宮殿に行ったり、ビーチでのんびりしたりと、ヨーロッパのバカンスというものを満喫しました。2005年、大学2年の夏休みにバルセロナへ旅行に行きましたが、その時以来実に16年ぶりのスペイン。今回はアンダルシアだったので、バルセロナとはまた違うと思いますが、その後アメリカやスウェーデンでの生活を経てみるスペインはまた大きく違って見えました。

では。