西荻窪裏道編の全て



1●西荻窪「有田焼すずき周辺」。西荻北三丁目。「すずき」のおばちゃんは「昔隣のお家にキャンディーズの伊藤蘭さんが住んでいて、道がファンで凄かった時期がある」とにこやかに教えて下さいます。奇遇にも蘭さんは高校大学の先輩です。赤茶が素敵な木造住宅は昭和そのままの風景。


2●西荻窪「西荻ゴルフセンターの見える景色」。西荻北二丁目周辺。左の建物は西荻では有名な服部医院さん。かつて「服部さん」と言えばバス通りに面した趣ある洋館が素敵でした。今は少しだけ移転してここに。荻窪に幕府の伊賀忍者の住居があったらしいという伝承と関係あるのでしょうか。

3● 西荻窪「伏見稲荷」。北口伏見通り八百松とオレンジボードの間を入ります。片田舎にいるような日本情緒的景色。正面に最近支店の「シュウマイルンバ」がウケている料理上手なBAR「テンセイ」や「ほうぼう屋」のビル。西友入り口はここが一番好き。この辺の子供達ともよく遊びました。

4● 西荻窪「乙女ロード中ほどの辺りの小道」。今でこそおしゃれな街並みで垢抜けていますがこの界隈も中央線の例に漏れず有名無名問わず作家、絵描き、シンガーなんかがウロウロと飲み合いてへべれけになって揉めているような、ただし高円寺なんかより規模も認知もずっと低いローカルな
道だったんですよね。「乙女ロード」なんて言っていますがそれこそ「哀愁の回廊」「酒場親父の最果て」というような僻地でした。朝まで道で寝ていても気づかれないような。ここには「のみ亭」というミュージシャンの溜まり場のような酒場がありました。いつもジャカジャカ歌声が響いていて、新宿三丁目の「どん底」がはじめ歌声酒場でしたが、そんな感じです。最近の西荻窪はミュージシャンというよりは漫画家とか、本や雑貨の文化が再発展して来ましたね。この小道から見える質屋さんとか、不動産屋さんなんかも、そういう時の流れをじっと眺めているわけです。古民家とか、レトロ物件を掘り出せそう。

5● 西荻窪「西荻窪郵便局」。私の母校桃井第三小裏手。この脇道はバス通り付近にしてはお店も少なく裏道らしい裏道と言えましょう。ただしバス通りからこの道をひたすら真っ直ぐ行くと荻窪駅までほぼ直線で行ける上、車も人通りも多くはない為自転車のバイパス的要路として活用していました。荻窪の私立中高に通っていた私は頑張れば(お勧めはしません)西荻北三丁目から天沼にある学校まで四面道を経由して11分という記録を叩き出したことがあります。坂道を下り右手に中央線高架を見ながら善福寺川を渡るとその先に有名な蕎麦屋の本むら庵があり、私のイメージにはそこから先が「荻窪」です。毎日2.26事件で青年将校に襲撃された「渡辺錠太郎邸」と「井伏鱒二邸」の脇を通学していました。話を戻しますと、かつて西荻で同居した友人が郵便局強盗現場に居合わせて、逃走犯に投げつける目印(色の付いた液体)の巻き添えになり自転車ごとカラフルになった上聴取されるということがありました。中高生の頃は冬に剣道の寒稽古で、まだ暗い早朝の「西荻窪郵便局バイパス」を白い息を吐きながらこいでいましたが、当時好きだった「TRF」の「BOY MEETS GIRL」を聞くと反射的にあの道と斬りつけるような寒さ、切ない思い出なんかもごちゃまぜになった「青春の傷の疼き」が少々顔をもたげたりします。

6● 西荻窪「西荻窪三丁目のビル」。このビルには「ビストロシノワYASMIN」や「O寿し1(おすしいち)」、カクテルバー「inf(インフ)」が入っています。infは最近までは「CafeBar Kirin」でしたが、一度訪ねたら予約が必要だったのでついに未訪のまま。面白そうなBARでしたが、infも同経営なのかな?1さんは南口にある「にぎにぎ一西荻本館」は何度か行っていますが、こちらは未訪。「ビストロシノワ」はテイクアウトのみ。つまりまだこのビル内には、足を踏み入れたことが無いのです。ただどのお店も洒落ていて男一人は二の足を踏んでしまいます。このビルの建つ辻は北三丁目グルメエリアの要所で、北は酒房高井やゴローゾテツ他、南に下れば料理が美味しい酒場「コノコネコノコ」やイギリス人マスターの作る本場のイギリス料理とビールが楽しめる「The Hole In The Wall」。元風神亭出身・南極料理人が腕を振るう「じんから」などがあります。さらに急勾配の坂を登るとそこには「ゴロシタ」さらに先の女子大通りに抜けると絵本の「ムッチーズカフェ」。地蔵坂に抜ければ「骨董通り」。ぐるりと伏見通りから駅前へ戻るというちょっとした周遊コースになります。こんな感じでこの辻から先はおさんぽの旅路へ出発という境目だと私は思います。今は歩くのに丁度良い季節ですのでお勧めです。

7● 西荻窪「杉並区と武蔵野市の境界の道」。西荻北四丁目付近。ここも「神明通り」でした。西友西側の高架下出入り口から最近流行りの台湾料理「吉祥天」の横をずっと来た辺りです。「大けやき」に負けないくらいの木々がある情緒的な道で、左折すると「樫の実幼稚園」があり、そこに通っていました。この辺りまでが荻窪を越えた五日市街道から続く「神明通り」だったことは驚きですが、「樫の実幼稚園」の園長先生が「たけしの元気が出るテレビ」の"腹話術のままお化け屋敷に入る"というコーナーに出てきたのは衝撃的でした。腹話術の裏声でワー!とか驚くんです。あの真面目そうな園長先生が。それも20数年前の出来事ですが、後年身に付けられた芸のようですね。最近も通りかかると園長先生を見かけるので、お元気で何より。一体いくつなのだろう?案外当時若かったのかな。当時の園児達は今は西荻のお店を取り仕切るオーナーだったりします。園の前には喫茶店「ウッドストック」があります。


8● 西荻窪「駅通橋」。西荻北五丁目。川面には黄緑色の鮮やかな草が見えます。この橋を渡る先には「西荻台マンション」が聳え立ち、急勾配な坂道が行手を阻みます。小学校に上がる前の幼年の頃、「(坂の上にある)山本先生の英会話教室」に通うためにこの坂を自転車でひと息で漕ぎ上がるのに苦労しました。この駅通橋から善福寺公園へ向かう川沿いルートは子供の頃から好きな小道で、川に降りたこともありました。公園まで行き、水門の横にはトンネルがあり、当時の子供達は気に入って入り込んで遊んでいましたが、特にお咎めなし。大人向け雑誌や空き缶も落ちていて、先客がいたようでした。今なら大問題。

9● 西荻窪「西荻南三丁目質ヤナガワ周辺」。景色は喫茶店「それいゆ」を背にしています。ヤナガワは趣ある倉があり、西荻窪三丁目にあった「まる屋」さんの蔵が無くなった今となっては貴重。店頭は釣具屋さんでもあり、中学生の頃は吉祥寺「丸勝」くらいしか釣具屋が無かったので針やテグスを買うには重宝していました。向かいには「こけし屋別館」の駐車場があり、係のおじさんがたまに「それいゆ」でひと息つかれているのですが、この方はわたしが幼少期の30年以上前にはバリバリで現場を取り仕切られていたので歴史を感じます。おじさんの顔を見ると朝市の熱々のスペアリブ、湯気を立ててとろけるチーズフォンデュ、揚げたての鮭クリームコロッケやビーフシチューコロッケ、スパゲティミートソースなどなどの朝市グルメを思い出して涎が垂れそうになるくらい「ミスターこけし屋」なんですよね。代変わりしても私の個人的な「ミスター〜」が結構街を歩いています。昔から酒場で見かける「呑兵衛」の親父さんなんかも、20年近く経ってもまだ同じような風貌で歩いていたりしますよね。当時はこちらが思う以上に若かったのかとも思います。

10● 西荻窪「西荻北二丁目桃三小周辺」。小学生の頃は桃三野球部のダメキャプテンでこの周りを走るのが嫌で仕方なかったなあ。今となってはあの頃体力つけてくれて感謝ですが。右の角はその昔ラジコンやエアガンを売る「ナカマ模型」より少し大人っぽい雰囲気のお店(名前は失念)があって、小中学生には手の届かない高度で高価な品揃えに惹かれてよく中で色々物色したものでした。いつからかファミコンの中古ソフトを扱うようになり、正月お年玉で買ったソフトを売っては別の中古ソフトを買うという経済活動をしました。この時代にはソフト買取価格表が各店舗独自にあって、このお店はかなり高額で買い取ってくれる子供にとって優良店でしたが、それに比例して販売価格も高くてなかなか売れなかったのではないかな?と心配になるくらいでした。他のお店ではとっくに価値が下がっていても、ここでは結構長いこと買取価格が変わらないのです。ファミコンソフト買取価格は株式相場のようにどんどん変わり、安く買い高く売る為の情報収集が勝負でした。ちなみに今思えば数万円のラジコンカーがバカスカ売れていたのでこのお店は潤っていたのではないかな。私は確かタミヤの「ブーメラン」というラジコンを買ってもらいました。名車です。当時のラジコンは10分くらいしか走りませんでしたが。

11● 西荻窪「西荻北三丁目、理容フクドメ周辺」。伏見通りから入り中央線高架間近のこの道は昭和から何も変わらない風情を残したいい道です。人気の「やきとん豪」。角にはフランス現地風の小さなパン屋さん「ル プチ パン イ・ウ」などがある穴場スポットでもあり、通り抜けるだけでも落ち着きます。

12● 西荻窪「西荻北三丁目チャペルマンションの見える風景」右手の味わい深いアパートはずっと変わらない風景です。一度住みたかったなあ。若かりし頃腹が減ると「とらや」でコロッケとメンチを買い揚げたてをこの静かな路地で食べたものでした。買ったそばから丸かじりが一番なのです。

13● 西荻窪「松庵三丁目ビストロキッチンルポンとパブスナックCOCOの裏道」。「晩小屋」もある名裏道です。ルポンは有名なビストロ、COCOは昔からあるスナックですね。COCOの看板のデザインが凄く良くて、「ジャケ飲み」したくなりますが、未だ未訪。是非行ってみたいです。中はレトロかな?

14● 「西荻北三丁目、ビリヤード山崎の路地」。この路地も西荻指折りの名裏路地と言えましょう。ビリヤード山崎は言うまでもない昭和初期からの老舗。理髪店アオヤギの佇まいもいいし、抜けていくと突き当たりを左右に曲がるT字路となって、西荻の名店が散在する住宅地へ。

15● 西荻窪「関根橋」は私にとって善福寺川一のメジャーな橋です。観光地っぽくもある景色。次に好きな橋は荻窪方面の中央線高架近くの置田橋。近所にはカレーの「ガネーシャガル」。洋食の「みかさ」。タルトの「アングレーズ」などなど。川面には運が良ければ鴨の姿が見かけられます。

16● 「MY LORD 西荻マイロード商店街」。街の移り変わりから一線を画す"東京のパリ"とはかけ離れたどこの街にでもある高架下商店街ですが、「手芸キムラヤ」「トヨダヤ靴店」や「フランクフルト」など入り口付近は今やレアで貴重な昭和の風が吹いている道。たまに無性に通りたくなります。

17● 西荻窪駅高架下から見た風景。高架下タクシー乗り場はかつて(今でも?)深夜帯は西荻の泥酔者の溜まり場となり西荻の8割がたのトラブルはここで起きます。私の幼馴染が悪酔いをして、自慢話やマウンティングが酷いあげく最後にここでタクシーに蹴りを入れたので、運転手や駆けつけた警察の前で彼を引き摺り出しつつ平謝りをしてことなきを得たことがありました。翌日彼は電車内でパソコンを無くしたとのこと。悪酔いする奴は始末が悪いので一緒には飲みません。

18● 伏見通り沿い、西荻窪にかつてあったお蕎麦屋さんの「や乃家」とイタリアンの「ベントルナート」跡。

19● 西荻窪「西荻南三丁目・新堀ギター周辺」手前にある焼鳥「とりかず」や「それいゆ」、先の「ビストロフェーブ他お洒落界隈」に意識を取られて記憶に薄くなりそうないつもの風景。「新堀ギター」や「松月庵」こそいぶし銀の西荻生え抜きの名所です。個人的にはこのカーブが大好きです。

20● 西荻窪「豊栄マンション周辺」。桃三裏にそびえ立つ白い城。小学生の頃、毎朝登校する直前まで見ていた「ズームイン朝」という番組に、豊栄マンションに住む友人が銅版画家の山本容子さんの部屋で一緒に写っていたことがあり、当時は山本さんが住んでいて近所の子供としての出演でした。

21●西荻北五丁目「西荻台マンションの見える風景」。北口を出て「酒房高井」「ゴローゾテツ」界隈を越えて更に進みやや下ると善福寺川「駅通橋」があり、V字に急な坂となる中腹にそびえ立つ界隈最大級のマンション。私は子供の頃、流行りのドラクエに出て来る「大灯台」と呼んでいました。手間にある情緒ある木造古民家とのコントラストが、背後に大きく城のようにそびえるマンションをさらに威厳ある姿に感じさせる、お気に入りの構図です。

22●西荻窪「びあん香」周辺。普通ならちょっと違和感なこの突然の森も不思議と溶け込む、駅から東西南北に走る商店街のうち最も派手さがないコアでディープな道となります。この先にはウォーターブルーカフェ、古着屋often(オフトン)やノムカフェ他様々な名店も立ち並びます。

23● 「西荻北三丁目の辻」。かつてこの辺りには西荻文化遺産ともいうべき銭湯「玉の湯」、しゃがれ声で坊主頭の親父さんの八百屋、通称「たまりや」と呼ばれ愛された駄菓子の田丸屋。酔っ払い野球部監督で料理名人の「支那そば美華」、DAISUKIという番組の酒回の舞台「やきとり雅」が居並ぶ西荻窪北口有数の盛況なエリアで、バス通りに面してサンクスや博多ラーメン「ふくふく亭」もありました。現在は美華があった建物の一階に「欧風カレー Y's Cafe」が頑張っています。そして新たに新店がひしめく素敵ビル、和合マンションの存在が新たな風を吹かせ界隈活性化に貢献しています。

24● 西荻窪駅南口。パチンコ屋さんいつの間にかドラッグストアになってますね。向かいの富士そばは知る人ぞ知る富士そば第一号店。飲み屋街の入り口には長きに渡り橋頭堡として鎮座する「とみや」がありました。その後街中華ブームが来ようとは知る由もなく惜しまれつつ閉店。

25● 「西荻北三丁目ラズベリー周辺」

26●「西荻北三丁目吉野ビルの風景」

27●「西荻駅北口」

28●「西荻窪駅南口遠景」

29● 30●西荻窪 松庵三丁目「石見銀山 群言堂(暮らしの研究室)旧 りげんどう」周辺。既にこの辺りから松庵だったのですね。南口ピンクの象のアーケードを抜け、駅を背に「乙女ロード」を少し進んで右に入ります。古民家を改装したこのお店や「BARG7」「しおとと」が入る一角もあり、古くからの商店街

31● 西荻窪「gallery cadoccoギャラリーカドッコ」周辺。北口線路脇の道は独自の充実感があります。イタリアンのShimaneko、洋食のキャロット、古書音羽館をはじめ蕎麦、鰻、台湾料理、ピザ屋、とんかつ屋、画材屋、まで揃い、この一角は中央線文化的なユニークな側面を担います。裏道散歩にうってつけ。

32● 西荻窪、西荻北二丁目「でじま」周辺。西荻窪駅北口を出て右手の商店街を線路沿いに真っ直ぐ来たところにあります。少年野球部の後輩のお店だったかと。長らく訪ねていませんが、よく出前をお願いしていました。以前は南口こけし屋別館前にもありましたが、西荻窪唯一の長崎チャンポンと皿うどんの専門店です。温かみのある優しい味です。皿うどん、ビールに良さそうです。目の前にはお社があり巨木が覆いかぶさるように葉を茂らせています。西荻窪のパワースポットの一つかもしれません。

33● 西荻窪「西荻窪駅北口」。右手のビルは長年に渡り一階にサンジェルマンがあります。昭和の面影を残すデザインです。かつて最上階には白木屋があって、二十歳前後の金欠盛りの若手飲兵衛達のオアシスでした。私も良く通っては地元友人とお茶割りを延々と飲んでいました。窓際はなかなかの眺望でした。

34● 西荻窪「置田橋」。JR高架下の目の前にある善福寺川の橋。右側にあるJRの社宅に住む友人(お父様はかつて東京駅駅長でした)とよく遊びました。置田橋は西荻郵便局前からずっと来て、絵では左側荻窪方面に行くとお蕎麦で有名な「本むら庵」があります。個人的には置田橋を荻窪との境界線と思っています。高架を走るこの電車はJR東日本中央線の特急「あずさ」「かいじ」かと思われます。撮影時に来たのでそのまま描いてみました。レアなタイミングです。善福寺川は西荻窪のバス通り沿い関根橋からこの置田橋までは閑静な住宅地です。ここから先は次第に周囲にマンションやアパート、商業ビルが並び始め、雑然とした感じになりいかにもターミナル駅一大繁華街荻窪の裏手という感じがします。細すぎて自転車ではすれ違えない場所もあります。善福寺川緑地公園から善福寺川公園まで側道を自転車で上がっていくことを「カリブの海賊」と勝手に名づけています。

35● 西荻窪「それいゆ」の全体像は素朴な感じのアパートのような建物です。このアパートに住めるのいいなあ。裏側から見るとまた情緒があります。

36● 西荻窪南口飲み屋街。中央線高架下沿い飲み屋街文化。いい飲み屋しか生き残れないサバイバルエリア。朝方に起こる揉め事も風物詩。飲み屋の主人が昼飲みしたり、あるいは深夜から朝まで働いて仕事明けの一杯。是非とも末永くその姿を見ていたいです。若返りを果たしつ頑張っています。

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水色がまぶしい日本標準ビル。昭和レトロな和合マンション。王子斎藤紙業杉並営業所。アンティークのプベル。日本標準と製紙は住所的には西荻窪というよりは荻窪でしたね。私の勝手なイメージだと、高架下より南側は善福寺川の西までが西荻窪の境界というつもりです。日本標準は外れてしまいますが、西荻窪に入れちゃいました。

41● 「村田商會」「どんぐり舎」の見える十字路西荻北三丁目周辺。西荻的にはメインストリートなのですが、見方を変えれば古くから続く西荻窪独自の細道文化が創り上げるある種の「結界」とも言える不可侵の風景は、裏道の鏡では。「村田商會」さま、ご購入+展示をありがとうございます。

42● 西荻窪「西友出入口」。駅北口からの抜け道にもなる高架下独特の形状。「私にとっては西友は通り抜けられるもの」という認識が刷り込まれていて、阿佐ヶ谷や高円寺のような箱形タイプの方が新鮮です。伏見稲荷側は買い物で、南側からは柳小路で飲む時にトイレを使わせて頂きました。

43● 西荻窪駅南口「飲み屋街周辺」。マスターの手料理が美味しい「最後に笑え」。レモンサワーの「スタンドルポン」。ワインの「バー・ル・マタン」。共通点は気取らずに飲めて質も間違いない所です。個人的飲み歩き基本系は戎南口で1軒目をひっかけてから2軒目3軒目と流れて行く感じです。

44● 「西荻北三丁目音羽館周辺」。音羽館は開店以来20年は経過する老舗古書店で、店主広瀬さんご自身も「西荻窪の古本屋さん 音羽館の日々と仕事」という著書があります。三丁目には他にも「旅の本屋のまど」「TIMELESS」があり、「花鳥風月」や「なずな屋(興居島屋)」は惜しまれつつ閉店。

45● 西荻窪「松庵二丁目高橋菓子店周辺」。乙女ロードを抜けてここは久我山方面、吉祥寺方面、高円寺方面への岐路となります。正面に見えるは喜田屋、越後餅屋と並び西荻三大和菓子店(個人的見解ですが)の一角、高橋菓子店です。さらにつき進むと井の頭通りへ抜けられます。

46● 西荻窪「松庵三丁目晩小屋周辺」。西荻の隠れ名店街というべき裏路地です。「みちのくらさん」「ビストロキッチン ルポン」など。晩小屋は知る人ぞ知る実力派で、グループでわいわい呑んで楽しく独酌も最高。焼いてよし揚げて煮てよし居酒屋の粋を極めたような場所です。位置どりも絶妙。

47● 「西荻南三丁目グレース周辺」
スイーツとかパティスリーではなく「それいゆ」と同じく「喫茶店のケーキ」と呼ぶのが似合います。大ぶりのフカフカ生地にたっぷりのクリームが魅力的です。もう創業25年以上経つはず。この線路と垂直方向に並ぶ路地たちはどれも緩やかな心地よい風景。


48● 西荻南三丁目。高架下沿いの細長い建物をうまく利用した一角。淡いパステルカラーのお店がかわいい景色です。「カフェクチュ」。豆花の「雲WAN」など。古い建物は変わらないまま様々なアイデアで新陳代謝する「東京のパリ」風な場所。

49● 西荻窪「西荻北三丁目大けやきの見える道」。右手には西荻の誇る豆腐の名店「寿屋」があります。豆腐そのものを味わうために醤油をかけて食べるならピカ一です。遠巻きに大けやきを見て、四季を通してドラマチックな印象を受ける西荻の名景色ベスト5くらいには入るでしょう。

50● 西荻窪「北口高架沿いにあるトラック車庫」。シャッターが開く時間は僅かですが、ピカピカに手入れの行き届いたトラックが見えます。昔は開きっぱなしで、トラックの洗車風景がみえたりしました。親玉みたいな大きなトラックもいます。

51 52 53 54● 「たこ焼きたけちゃん」「南口デイリーストア」「焼き肉よね田」「じんからの路地」。

55.56.57.58● 「西荻南三丁目」「京桝屋周辺」「大宮前体育館」「メリ・プリンチペッサ」


59●「裏から見た大ケヤキ」

60●「仲通街」

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