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洋服

チェンマイに来てから洋服を買う機会がめっきりと減った。

東京に住んでいた頃は、ハイブランドの洋服を買い漁り、月に数十万円使うこともよくあった。

買わなくなった理由を考えると、一つ目はチェンマイでそもそもハイブランドの洋服を着ている人が少ないこと。人間は環境に影響にされやすいもので、周りがカジュアルな服装だと自分もカジュアルな服装になる。ファッションに無頓着になったというわけではないものの、より機能的なもの、シンプルなものを好むようになった。

二つ目の理由は、物理的に買うお店がないこと。東京に住んでいた頃は、有楽町の阪急のメンズ館やセレクトショップによく通っていたが、チェンマイにはまず周りにそういうお店がない。バンコクに住んでいれば、Yohji Yamamotoの洋服を買うことができるのかもしれないが、チェンマイだとそれはなかなか難しい。Central Festival、Mayaというショッピングモールはあるものの、入っているブランドが良くも悪くも大衆向けなブランドというイメージである。

ただ今の自分が東京に戻って、また洋服を買い溜めするかと言われれば、おそらく今のチェンマイの生活とそれほど変わらない気がする。その意味では意識がそもそも変わったのが大きい。高いものを購入しなくなったわけではないものの、本当に必要かどうかを考えるようになり、洋服に限って言えば、より着心地の良さを重視するようになった。

最近、One Nimmanのフリーマーケットに偶然訪れ、お洒落な洋服が並べられていたので、新しいTシャツを買おうかなと思ったけど、「家にお気に入りのTシャツがたくさんあるからなあ」と思い直し、見るだけで終わったのでした。


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