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庭いじりの贅沢:雨の庭歩き

雨の日は庭が生きている。大好きだ。梅雨の入り口が一番楽しい時期だ。木も池もこれから来る夏に備えて精一杯茂っていく。

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小降りになったがもっと振っていてもよろしかった。

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昨年生まれた鯉がずいぶん大きくなった。梅干しの樽のあるガレージに置いてある。息子が小学校の頃、家の設計士の方に頂いた水槽だ。

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梅の樽は毎日見て歩く。産膜酵母が張るのがまちどうしい。塩分濃度が高いところでも生きることの出来るマイクロバイオームが梅のエキスとじっくりと代謝して人に嬉しいものにする。

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庭には、蔦類が多く自生する。名前も種類もわからないものが多いが、これは山葡萄。小さい房が出来るが食べることはできないのだと思う。アチラコチラに手を伸ばして、お日様を受け取ろうとする。

もう一つ名前がわかるのはアケビだ。毎年実がなるのだが、あまり美味しくはない。母がいつも持ってきては「食べなさい」と言っておいていったものだ。美味しいものではない。蜜があって吸うことが出来るというが、蟻がたかっていたりするので家族には不評であった。

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蕗と茗荷は根で増える。いつの間にか庭中から出るようになった。根が皆つながっているのだろうかと思う。蕗は庭を横断して玄関先に出てくるようになった。茗荷は、確か玄関先が最初だが、今では庭中に生えている。夏の終りくらいに花芽が出るので少しだけいただく。蚊が茗荷を守るのであまり散ることがない。上手くできている。

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庭の裏の方。いつも土が乾燥していたのだが、松の枝などを捨てないで敷き詰めることにした。こうすると乾燥しないで生命があふれる。岩の下にはありが巣をかけて卵が一杯あったりする。去年までは浄水器の排水を下水に流していたが、今年から庭に流すようにした。

木蓮がものすごく元気を出して大木になろうとしている。少し摘んでやらないといけないかもしれない。

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鯉がゆったりと泳いでいる。鯉には寿命がないと聞いたことがある。たしかに時があることさえもわからないかのように泳いでおる。

サギに随分食べられた。最初はサギを怒ったりもしていたが、生命はそうやって輪廻するのだと思えば何でもない。僕も死んだらサギに食べてもらいたい。空を飛べるのだ。

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この庭は立木で囲われていたのだが全て切り倒した。今、山葡萄がからんでいる垣根になっている。母が亡くなった翌年のことだ。

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庭の地面の下に根が這っていると思うと不思議な気持ちになる。この庭自身がサンゴ礁のように生命を持っているのだ。

僕という身体も、マイクロバイオームのコロニーだと考えるようになったのはこの庭のおかげだ。

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丸ノコ、チェーンソー、サンダー庭師さんにお借りした。まだ返しておらない。梅の選定をしたあとの枝を切ろうと思っていたが、梅雨に入ってしまった。そのままで良いオブジェになりそうである。

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鯉が泳いでいる。さっき上げた餌をもう食べ終わっている。鯉は何でも食べて貪欲である。その鯉を僕は食べるのが好きだ。流石に、池の鯉は食べられない食用鯉は黒い鯉だ。

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鯉が泳いでいる。さっき上げた餌をもう食べ終わっている。鯉は何でも食べて貪欲である。その鯉を僕は食べるのが好きだ。流石に、池の鯉は食べられない食用鯉は黒い鯉だ。

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ちょうど一年前の動画だ。小さくてメダカのようだ。まだ色はついていない。この鯉が大きくなると池の鯉の様にきれいな色になる。

父が亡くなったあとで生まれた。ちょうど一年くらいだ。あっという間に大きくなる。


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rainさんのようにスタイリッシュにならない(笑)。

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#鯉 #庭いじりの贅沢 #池



厨房研究に使います。世界の人々の食事の価値を変えたいのです。