オブジェクト指向が持つ「汎用の整理術」

概要

どうやら難しそうなタイトルを付けましたが端的に言うとオブジェクト指向は物事を分類して整理する基本的な枠組みであると言うことです。
コンピューターは現実世界の仕事や遊びをそのまま「丸ごと置き換える」ものではなく、あくまで人間が楽をするために現実世界の仕事の「一部を肩代わり」するだけなのです。システムを作る工程は大きく分けて二つあります。上流工程と下流工程です。「汎用の整理術」は上流工程で使える枠組みです。そして汎用の整理術の中にも二つの枠組みがあります。集合論と役割分担です。

集合論

オブジェクト指向における集合論とは一つのクラスから実行時にたくさんのインスタンスを作る仕組みです。クラスとはサブルーチン(メソッド)と変数をまとめたもの。インスタンスとはクラス定義に基づいて実行時に割り当てられるメモリ領域です。
例えば、加藤さんと山田さんがインスタンスで従業員がクラスです。

役割分担

オブジェクト指向における役割分担とは特定の役割を持つもの同士が、決められた方法で連絡し合う様子を表現する。
例えばレストランでウェイトレスに料理を注文することなどがある。

終わりに

結果的にオブジェクト指向は物事を分類して整理するための仕組みと、役割分担を表現する仕組みを備えた汎用の整理術になる。

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