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『Kramer PIE Compressor』レビュー 〜バスコンプの名機をプラグインに〜 [vol.064]

普段良く使うソフト・機材簡潔レビューしていきたいと思います。
今回はバスコンプレッサー、waves『Kramer PIE Compressor』の使ってみた感想を紹介します。

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特 徴

・史上最高といわれるバスコンプ「PIE Compressor」のモデリング。
・伝説のエンジニアEddie Kramer監修。

使ってみた感想

今回紹介するのは、wavesの『Kramer PIE Compressor』というプラグインです。

ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ジミ・ヘンドリックスの作品を手がけた伝説のエンジニア、エディ・クレイマーの監修で作られたバスコンプレッサー「PIE Compressor」のモデリングのプラグインです。

バスコンプレッサーといえば、ほかに有名なものは「SSL 4000 G Bus Compressor」「API 2500 Bus Compressor」などがありますが、「PIE Compressor」も名曲を作ってきた名バスコンプです。
実機の状態の良いものは、もうほとんどないみたいです。

バスコンプは2mixのデータも、音のツブを揃えてまとまりを作る、とても頼りになるコンプレッサーです。
バスコンプはものによって特性が違い、仕上がりにすごく影響してしまうので、ジャンルによって使い分けが必要です。
そして、『Kramer PIE Compressor』はロックサウンドにものすごくハマります。

使い方もとてもシンプルで、「アタック」は固定で「スレッショルド」と「ディケイタイム」と「レシオ」で調整します。
中域のアタック感のあるものは、とても抜けて気持ち良いサウンドになります。

ドラムバスにかけると、ドラムのピッチが変わったように抜けが良くなりノリが出てきます。
そして、かっこいいパンチのあるアンビエント感を得ることができます。
ロックなアンビエントのドラムを作りたい人は、イメージに近い効果が得られると思います。

バスコンプとしても最高ですが、ロックバンドサウンドの楽曲を作る時は、ベース、ギターの通すだけで質感を付けることもあります。
レシオに「1:1」があるので、コンプレッションされずに質感を得ることができます。

好きなところ

・通すだけでカッコよくなる。
・すごく絶妙なアンビエント感、そして音抜け。
・GUIがカッコいい。

気になるところ

・使いやすいし特にありません。

こんな方にオススメ

・60〜70年代のロックサウンドが好き
・いろんなバスコンプを欲しい

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『レビュー』をもっと詳しく知りたい方はこちら


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