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『Harmonics』レビュー 〜ダイナミクスを活かしたサチュレーター〜 [vol.027]

普段良く使うソフト・機材簡潔レビューしていきたいと思います。
今回はサチュレーター softube『Harmonics』の使ってみた感想を紹介します。

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特 徴

・5つのタイプを選べるディストーション・サウンド
・入力信号を解析してダイナミクスをコントロールできる

使ってみた感想

とても品質の高いプラグインが多く、人気メーカーsoftubeのプラグインで、僕も大好きなメーカーです。
『Harmonics』はサチュレーション効果をつけることができるプラグインです。

いろいろサチュレーターは持っていますが、このHarmonicsの使用頻度は高いです。

オールマイティでドラム、ベース、ギター、シンセ、ボーカルなど、どんな楽器にも効果的にいい仕事してくれます。

たくさんつまみがあってむずしそうに見えますが、左下にある大きなノブ「DYNAMICS」「DRIVE」「CHARACTER」の3つの調整で結構イメージの音作りができます。

「DYNAMICS」・・・ダイナミクスを調整
「DRIVE」・・・歪みの量を調整
「CHARACTER」・・・歪みのトーンを調整

ディストーションなどで歪ませると、良くも悪くも音が平坦になり、ダイナミクスが薄れていきます。
しかし、この『Harmonics』に付いている「DYNAMICS」が優れものでダイナミクスを保ちながら歪ませることができ、より自然な空間を表現できます。
重厚感やハイの歪みの感じも「CHARACTER」で調整できるし、あとは「DRIVE」で程よい歪み感を調整すれば、とても簡単に質の良いサチュレーション効果をつけることができます。

歪みのタイプも5つから好みのものを選べます。

「SOLID」・・・高音の倍音が強く、歌やギターにツヤが出ます。
「TRANSF」・・・中域のアンビエント感が強く、ドラムの迫力が出ます。
「MASTER」・・・効果がナチュラルで、マスタリングに適しています。
「TUBE」・・・真空管の暖かみで、ベースなど厚みをつけられます。
「MODERN」・・・歪みが強く、派手な音作りに効果的です。

プリセットは少なめですが、どれも的確なプリセットで、近いものを選んで微調整すればさらに簡単に音作りができます。

好きなところ

・サチュレーション効果を加えても音質の劣化があまり感じられない。

気になるところ

・少しCPU負荷が高め。

こんな方にオススメ

・楽器の音に少し高級感をつけたい
・バンドものの楽曲制作が多い

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『レビュー』をもっと詳しく知りたい方はこちら


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