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『6050 Ultimate Channel Strip』レビュー 〜ひと昔前の大定番プラグイン〜 [vol.053]

普段良く使うソフト・機材簡潔レビューしていきたいと思います。
今回はチャンネルストリップ、McDSP『6050 Ultimate Channel Strip』の使ってみた感想を紹介します。

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特 徴

・緑色のGUIが印象的な、McDSPのチャンネルストリップ。
・28種類のエフェクトから組み合わせができる。
・プロのエンジニアの中でも長く愛用している人も多いプラグイン。

使ってみた感想

今回紹介するのは、長く人気のある定番McDSPの『6050 Ultimate Channel Strip』という、EQ・コンプ・サチュレーションなどが入ったチャンネルストリップです。

McDSPといえば使っている人が多く、緑色のGUIが特徴で雑誌などでも見かけたことがあると思います。
ひと昔前は「waves」か「McDSP」を使っている人に分けられるくらい愛用している人が多かったです。

「protools」との相性が良く使用人口も多かったですが、最近は「Cubase」「Logic Pro」「Studio One」に押されているせいか、使っている人をあまり見かけません。

そんなMcDSPのチャンネルストリップで、すごく便利で毎回使っていたプラグインですが、最近は僕も新しいプラグインを単体で使うことが多くなって、6050 Ultimate Channel Stripはあまり使うことがなくなっていました。

そしてふと、思い出したかのように6050 Ultimate Channel Stripを使ってみると、「結構、音がまとまって良い!」と感じて、また僕の中でブームが来てしまいました。

音質はあまり新しい感じの派手さはないですが、ツマミを動かすとわかりやすく音が変わってくれるし、全体的にまとまって聴きやすい音が作れると思いました。

とにかくコンプやEQなどのエフェクトが28種類も入っていて、そして全てツマミはシンプルでとても扱いやすいです。
実機に忠実というわけにはいかないですが、中には名機をモデリングにしたものも入っています。
その中から好きな組み合わせを3つ選んで、音を作ることができます。
同じコンプを3つという使い方もできます。

いろいろ使えてわかりやすくて、プリセットもわかりやすく分かれているので、初心者にはかなりオススメのチャンネルストリップです。

<EQ> 12種類
基本的にパライコばかりですが、真空管タイプ、「Fairchild」「NEVE」といったモデリングのものもあり、McDSPオリジナルのEQもあります。
同じ種類(絵柄が同じ)のEQとコンプとの組み合わせが、やはり相性が良いです。
それぞれ音質のタイプは違います。
フィルターのような使い方のものもあります。

「E670」「Moo Q」「iQ」「E300」「E301」「British-E」「EZ Q」「EQ’ 76」「FRG EEE」「E357」「MEF1」「E404」

<COMP> 10種類
コンプも同じように、真空管タイプ、「Fairchild」「NEVE」と「dbx」「LA-2A」「1176」といったモデリングのものもあり、McDSPオリジナルのEQもあります。
それぞれ音質のタイプは違います。
暖かいサウンドのものからアグレッシブにかかるものまであります。

「C671」「MT2」「iC2」「OPTO-C2」「OPTO-L2」「BC-22」「OVER EZ2」「SST’ 77」「FRG445」「D358」

<MORE> 6種類
EQ、コンプ以外でこちらには「エキスパンダー」「ゲート」「サチュレーション」「ディストーション」が用意されています。
サチュレーションもシンプルで扱いやすくて便利です。

「iX」「FRG X」「EZ G」「S671」「Moo-D」「D-100」

好きなところ

・エディットがわかりやすく、簡単にセットできる。
・たくさんの名機をシンプルに扱える。

気になるところ

・どうしてもGUIが古い。

こんな方にオススメ

・始めたばかりでエフェクトの扱いがまだよくわからない
・チャンネルストリップ系が好きな
・いろんなEQ、コンプを味わいたい

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『レビュー』をもっと詳しく知りたい方はこちら


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