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『Stylus RMX』レビュー 〜ループ作りはこれにおまかせ〜 [vol.012]

普段良く使うソフト・機材簡潔レビューしていきたいと思います。
今回はループ音源プラグインSpectrasonics『Stylus RMX』の使ってみた感想を紹介します。

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特 徴

・ヒップホップとエレクトロなどに最適なループがたくさん収録
・細かいニュアンスまで調整可能なエディット
・単発音素材もたくさん収録

使ってみた感想

「Stylus RMX」は長く愛用している人も多く、僕もその一人です。
場面展開でフィルを何かサンプラーで入れようと思う時は「Stylus RMX」を使っています。
とにかくループパターンが豊富で、さらに各パターンの中にビートやフィルがいくつか入っています。
ジャンルに問わず、アコースティックなもの、電子的なもの、遊び系のリズムなどたくさんあります。

音質は少し古い感じは否めませんが、すでに音は出来上がった感じなので、使い方によっては音作りをすれば問題ありません。
頼りになる味方です。

MIDIデータをDAWにドラッグすれば、MIDIエディタでリズムを作れます。MIDIデータは少しわかりにくい状態なので、最初は戸惑ってしまうかもしれません。

時間軸が右に進むにつれて使用する音が半音ずつ上がっていきます。
これは各パターンによってMIDIマップ(音の音階への振り分け)が変わってきます。
なので、リズムパターンをエディットする場合はどこに何の音が入っているか把握して入れたいタイミングにMIDIを打ち込むしかありません。
リズムを細かく変えるには少し根気がいりますが、ひとつずつ丁寧に動かせばイメージのループが作れます。

僕はある程度、理想の音色、パターンができたらオーディオファイルに変換してから楽曲に混ぜています。

音作りはそれぞれエディット画面を切り替えて調整していきます。

「CHAOS」では、ピッチ(音程)やリバース(逆回転)リズムのパターンなどをつまみで変れて、いじっているといつの間にかカッコイイフレーズが出来てたりします。
「TIME」ではパターンの倍テン(倍のテンポ)出来たり、スウィングさせたりというようにリズムを変えられます。
「MIXER」ではパターンを組み合わせて、オリジナルの組み合わせのパターンが出来ます。

好きなところ

・無計画でもいじれば面白いものができる。
・あえて少し古い感じのループもいい感じにできる。

気になるところ

・MIDIエディットが把握(はあく)しづらい。
・CPU負荷が少し重い。

こんな方にオススメ

・リズム作りにマンネリ化してきている
・音、ループ素材がたくさんほしい
・音素材をすぐに探せるようにしたい

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『レビュー』をもっと詳しく知りたい方はこちら


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