ピックアップとは? 〜シングルコイルとハムバッカーの違い〜 [vol.013]
ピックアップ(pick up)
ギターやベースの弦の小さな振動を電子信号にして出力する部品のことをいいます。
小さなマイクがギターやベースに付いているということです。
エレキギター・ベースにはなくてはならない部品で、ピックアップの種類によって音が変化するので、仕組みを理解すると音作りの幅が広がります。
設置する高さによっても音が変わります。
特にベースはうまく調整しないと弦によって音量が変わってきます。
「シングルコイル」と「ハムバッカー」の違い
ピックアップには大きく分けて「シングルコイル」と「ハムバッカー」の2種類あります。
ピックアップはそれぞれにしか出せない音があるので、曲のジャンルによってライブでも使い分けるギターリストは多いです。
それぞれ特徴は以下になります。
シングルコイル
「シングル」と略されストラトキャスターやテレキャスターなどに使用。
磁石にコイルを巻きつけたシンプルな作り。
<メリット>
真のあるクリーンな響き。
フィードバックが出やすい。
アルペジオやカッティング奏法と相性が良い。
ハムバッカー
「ハム」と略されレスポールやSGなどに使用。
シングルコイル2つをひとつとして扱い、コイルを多めにした作り。
<メリット>
出力が大きい。
ノイズが打ち消しあって、ノイズが軽減される。
歪んだギターと相性が良い。
ピックアップセレクターの役割
エレキギター・ベースはピックアップが一般的に1〜3個付いてあります。
3つある場合、名称は「リア」「センター」「フロント」があり、それぞれの位置によって拾われた音がシールドを通して出力されます。
リア ・・・細く硬い音
センター ・・・リアとフロントの間の音
フロント ・・・太く柔らかい音
ピックアップの選び方は、下にあるピックアップセレクターというレバースイッチで選択します。
ピックアップが3つの場合はピックアップセレクターは5段階に分かれていることが多いです。
一番ネック側から数えて‥
①フロント
②フロントとセンターのミックス
③センター
④センターとリアのミックス
⑤リア
ギターによってはボリュームのつまみを引っ張って、ハムをシングルに切り替えられるものもあります。
これを「コイルタップ」と言います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
『ピックアップ』をもっと詳しく知りたい方はこちら
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?