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『PhaseMistress』レビュー 〜フェイザーはあると便利〜 [vol.076]

普段良く使うソフト・機材を簡潔にレビューしていきたいと思います。
今回はSoundtoys5に収録されている、フェイザー、『PhaseMistress』の使ってみた感想を紹介します。

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特 徴

自由度の高いエディットができるフェイザー。
・完成度の高い豊富なプリセットを用意。
・アナログの質感も加えることができるフェイザー。

使ってみた感想

今回紹介するのは、SoundToysの『PhaseMistress』というプラグインです。
人気のSoundtoysのバンドル「Soundtoys 5」に収録されているプラグインです。

とてもいろんなことのできるフェイザーで、音質も好みの音に追求できるパラメーターの豊富なエディットが特徴です。

フェイザーはギターのエフェクトでよく使われますが、大抵のエフェクターは「揺れる速度」と「揺れる幅」を設定するといった、とてもシンプルな使い方のものが多いです。
しかし、このPhaseMistressはすごく細かいところまで設定することができます。

設定のむずかしい人でもわかりやすく、60種類以上のスタイルからタイプを選べて、200種類以上のプリセットも各楽器ごとにに分かれて、イメージのフェイザーを見つけやすくなっています。
優秀なプリセットから微調整すれば良いので、簡単にフェイザーの効果を利用することができます。

デフォルトの画面ではパラメーターも少なく、一般的なフェイザーの効果を設定できますが、下にエディット画面を広げればさらに細かい設定ができます。

まずは左のセクションから
「MIX」原音とエフェクト音の割合を調整します。

「FREQUENCY」フェイザーの効果を狙いたい周波数を設定します。

「RESONANCE」狙った周波数をどれだけ強調するかを設定します。

「MOD」フェイザーの効果をかける周波数の幅を設定します。
「MIN」に振り切るとフェイザーのような動きが止まります。

「STYLE EDIT」上の「STYLE」でもフェイザーのタイプを選べますが、「STYLE EDIT」をクリックすると下に一覧表が現れます。
60種類以上あるいろんなタイプを「STYLE PRESETS」から、デジタルなものからアナログの質感のあるものまで選択できます。
下にあるパラメーターで微調整もできます。

 真ん中のセクションで、動きの形や速さを設定できます。
ここは動きの種類によって設定の仕方が変わります。
「LFO」「RHYTHM」「ENVELOPE」「RANDOM」「STEP」「ADSR」の6種類から選べます。

右のセクションは「INPUT」「OUTPUT」入力、出力です。

「TWEAK」で上記の設定をさらに細かく設定できます。
右にある「ANALOG STYLE」はアナログ機器の質感を選べます。
「INPUT」の突っ込み方でサチュレーションの質が変わりますが、なかなか良い効果を付加できます。

Soundtoysのバンドル「Soundtoys 5」は、とても面白いプラグインが集まっているコレクションです。

好きなところ

・アナログの質感が気持ちいい。
・プリセットで十分面白い音を選べる。

気になるところ

・特にリズムは項目がありすぎて、混乱してしまうかも。

こんな方にオススメ

・作曲で効果的な音をよく使う
・SoundToysが好き

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『レビュー』をもっと詳しく知りたい方はこちら


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