股関節43 特発性大腿骨頭壊死症の治療
おはようございます!
マスク生活になってから風邪をあまりひかなくなった塗山正宏です。
今回のテーマは、
特発性大腿骨頭壊死症の治療です。
今回は治療について触れてみたいと思います。
壊死範囲が狭く、予後が良い場合には保存療法の適応になります。
・体重のコントロール
・重量物の運搬禁止
などの生活指導を行います。
疼痛が出ている場合に対しては
・消炎鎮痛剤の投与
・杖による荷重制限
・安静
で対処します。
しかし、大腿骨頭の壊死範囲が広く、骨が潰れていく危険性が高ければ手術の適応になります。
大腿骨頭の壊死の範囲によって
・骨切り手術
・人工股関節置換術
を選択して行います。
20歳~40歳までの若年者の場合には、人工関節の耐久性の問題がありますので基本的に骨切り手術を優先的に選択します。
壊死範囲が広い場合には骨切り手術の適応がないため、若年者でも人工股関節置換術を選択せざるを得ない場合もあります。
50歳以上であれば人工股関節置換術を第一選択になるかと思います。
以上、特発性大腿骨頭壊死症の治療についてお伝えしました!
日々プロテインを飲んでいる整形外科医の塗山正宏でした。
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