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翻訳家の滑川海彦さんは、ChatGPTをどのように捉えているのか?

2月18日に実施する講義フェス「蜃気楼大学」では、1日に29講義が行われるのですが、生成型AI、特にChatGPTが話題になっている社会状況を受けて、そのうちの5講義がAIに関係するものになっています。

登壇者の一人である翻訳家の滑川海彦さんに、ChatGPTとはどんなものなのかを伺いました。まずは、こちらをご覧ください。

AI関連の5つの講義

では、どんな講義が行われるのか?一つずつ見ていきましょう。

①AIと人間はどう関係するか?

AIと人間はどう関係するか?

コンピューターと人間のかかわりを長年研究してきた慶応大学名誉教授の奥出直人さん、ゲームAI研究者・開発者の三宅陽一郎さん、「AIのべりすと」の開発者の妹尾泰隆さん、シンガポール法人ClassDoの代表で、政府関係者に「AIと教育」の講義をしているChiew Chungさん、そして、先ほど、動画で話をしてくれた翻訳家の滑川海彦さん。

これだけの論客が一堂に会して大喜利形式のパネルディスカッションをする2時間は、とても貴重なものになると思います。モデレーターは、田原真人が務めます。

⑳中長期の未来を現在でプロデュースする「Futurist(フューチャリスト)」カルチャーで、"失われた30年" に終止符を打つ

高橋翔(Futuristコミュニティ Founder)

50〜100年先の未来まで仮説・洞察し、現在にバックキャスト・プロデュースする集団として、「Futurist(フューチャリスト)コミュニティ」を形成しています。俗に言う "失われた30年" は、中長期への投資やコミットメント、意思決定、リソース配分ができなかった結果と考え、それらをいかに可能とする時代を創れるか、をテーマに活動しています。

最先端の各分野からメンバーが集まる分野横断型で、各々がバックキャストするFuturist活動の相互支援やFuturism探求の視察・企画・PoCを実施しており、コミュニティ内の活動シナジーがきっかけとなって、Web3.0の産学研究PJ「C3F」なども生まれています。

「未来は “待つ” ものではなく “歩む(創る)” ものである」を掲げ、イノベーターからマーケットまで、抽象レイヤーから具体レイヤーまでを数珠つなぎで繋げる体系化も行っています。 今回は、Futurist(フューチャリスト)のコンピテンシーはもちろん、それがなぜ必要なのか? 「社会のレイヤーにFuturistが不可欠になってきている」提起をしたいと思います。

なお、事前に以下をご覧いただくと良いかもしれません。
Futuristたちの想定する5年後〜50年後までのトーク


なぜFuturist(フューチャリスト)コミュニティが立ち上がったのか?

㉑AIは個人の手のひらに戻るか?

妹尾泰隆 (Sta)((株)Bit192 代表取締役)

2010年代以降、AIはすっかりアカデミアやGAFAMと呼ばれるような巨大IT企業のものになっていました。

しかし80年代から00年代後半にいたるまで、AIはアカデミアでは忘れられた存在だったのです。その間、一所懸命にAIを研究していたのは将棋やストラテジーゲーム、アクションゲームやロールプレイングゲームなどのゲーム産業、そしてそれに隣接するCG産業の「コンピュータマニア」な人々でした。

GPUの性能向上とオープンソースコミュニティの努力によって、2021年からAIの再コンシューマ化の潮流が始まりました。

エージェント型AIのような次世代、AGI(汎用人工知能)と呼ばれる次々世代のパラダイムが注目を集める中で、AIが再びコンピュータサイエンスや、趣味をもつ個人の手のひらに戻るかもしれない時が来ています。

インタプリタビリティ(AIの非ブラックボックス化を行う分析)など、メインストリームの報道ではまず知られていない近年の先端AI研究の流れをプレゼンテーションしつつ、これから日本人の世界観でリードしていけるAIの世界をつくるにはどうしたら良いか、みなさんと考えたいと思います。

㉕AIツールで楽しく英語を学ぼう

滑川海彦(著作、翻訳業)

英語を学ぶ目的は英語文化と日本語文化のインタフェースとなること。語学知識はもちろん必須ですが、コンテキストの把握がそれ以上に重要。文化、歴史の知識が不可欠です。またここ1年ほどAI翻訳サービスの能力はめざましく、現在ではプロの生産性ツールとして欠かせないものになっています。

この講義ではAIツールの利用法と人間側に必要な能力を英日、日英、いくつかの具体例を通じてご紹介します。

㉖WebUIで無料体験するgenerativeAI

竹越和貴(ひっちゃかメーカー)

2022年からクリエイティブなAIが巷をにぎわせています。しかし、PythonをPCに導入するのは大変、サブスクばかりでお金がかかる、そもそも訳が分からない…と二の足を踏む方も多いのではないでしょうか。

今回の講義では、Webサイトにアクセスすれば使えるAIを一挙にご紹介します。しかも全部無料! お絵描き、画像加工、シェダー作成、音楽作成、ChatGPTなどの文章作成、3Dモデル作成などをPCやスマホでさくさくできるようになります。

もちろん無料なだけにお試しコンテンツもいくつかありますが、それらを組み合わせて私が普段どのように活用しているかもご紹介します。
実践的な使い方を知って、あなたもgenerativeAIを楽しく使いこなしましょう!
(コンテンツはぎりぎりまで変更の可能性があります)

蜃気楼大学の参加者交流グループがオープン

蜃気楼大学の参加者の事前交流がすでに始まっています。

蜃気楼大学参加者交流グループ

八王子にある大学セミナーハウスに来場する方には、以下のリストの中から2冊の書籍をプレゼントします。(先着順でなくなります)

プレゼント書籍リスト

会場に著者がいますので、見つけてサインを依頼してください。

時代の変わり目に立ち上る蜃気楼という1日の夢に、あなたも参加しませんか?

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