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軽貨物事業を副業でやるのはあり?なし?

軽貨物事業を副業として参入をする会社が増えています。今回は軽貨物事業を本業として経営をしている僕の目線で軽貨物事業を副業としてやるのはありなのか?なしなのか?考察してみます。

軽貨物事業とは?


軽バン車両を使用して貨物を輸送するビジネスモデルでドライバーを集めて色々な案件に入れることで、元請けから受け取る金額とドライバーに渡す金額に差をつけることで利益をあげていきます。

軽バンが用意できれば開業できるビジネスで低コスト運営が可能です。参入障壁が低いため軽貨物事業に参入する方はどんどん増えています。ライバルが多く難しいビジネスになりつつあります。

ライバルが多く難しいビジネスになっていますが、新規参入の会社でも1年で年商1億突破する会社も少なくありません。

軽貨物事業を副業でやるのはあり?

僕の見解は副業で軽貨物事業を経営するのはありです。開業までのコストが低いのでとりあえずやってみることができます。副業程度でやるのであれば、ほとんど手間もかからずお小遣い程度の利益を出すことは簡単です。

例えば、2次請けの会社などにドライバーを入れて、最初から管理などは一切やらずにドライバーだけを入れることを契約書などにまとめておけばいいのです。そんなわがままを受け入れる会社なんてないと思いますか?

僕の実感では軽貨物の委託会社に3社ぐらい電話すれば、そんなわがままを受け入れる会社は見つかります。

それほどドライバーが欲しい会社が多いんです。

僕の会社もドライバーをとにかく入れてくれれば、なんでもいいですよっていうスタンスです。弊社にも軽貨物事業を副業として考えている協力会社は2社います。本業は建設業で建設で雇うのは難しい人材を弊社に紹介してくれますね。毎月30万前後は手数料としてお支払いしています。

東京・神奈川・埼玉付近で副業として考えている方がいれば是非弊社に連絡ください(笑)

軽貨物で副業をやるのはなし?

僕は前項で伝えたように副業で軽貨物事業をやるのはあり派ですが、副業で軽貨物をやるリスクも伝えておきます。

  1. 損害賠償のリスクが高めです。

  2. 提携を組む会社を間違えるときつい。

  3. 手間が思ったよりかかる

ドライバーを入れて管理などをせずに放置だとしても、損害賠償も放置するわけにはいきません。例えば、事故を起こしたり、宅配先のポストや扉を壊してしまったりです。

あなたが想像している倍以上はこのような損害賠償事案は起きてしまいます。必ず想定して対策はするべきです。

副業の場合は基本一次請けなどの会社ではなく二次請けぐらいの会社と取引が多くなると思います。軽貨物の委託会社は数多くありますが、会社として成り立っている所は少ないのが現状です。

成り立っていない委託会社と提携を組むと急に話が変わったり、最悪の場合支払いが滞るなどのリスクがあります。委託会社から支払いがされないなどの話は今年だけでも3~4回は聞きました。実際に2023年は倒産件数も増加傾向にあるようです。


思ったより手間がかかってしまうこともあるでしょう。軽貨物ドライバーを案件に入れるには軽バンを用意して、案件もタイミングよく用意しないといけません。

最低でも軽バンをすぐに用意できる仕組みと軽貨物の案件をすぐに探せる仕組みを作らないと厳しいですね。

軽貨物に参入するシュミレーション

  • 軽バンの準備・・・中古車30万円程度

  • 黒ナンバーの取得・・・5千円程度

  • ドライバーの確保・・・求人費2万円程度

約32万円程度で軽貨物に参入は可能です。中古車を安く手に入れるルートや自分で整備がそれなりにできる人はもっと安く済みます。もしくは車をリースすれば初期費用はほとんど掛かりません。

最近ではリースといっても契約期間に縛りがない軽バンリースが可能な会社も多くあります。契約期間の縛りなしなら軽バンのリースはおすすめです。

黒ナンバーの取得は陸運局に行けば取得方法を教えてくれます。行政書士に頼んでもいいですが、副業だとしても何度もやる作業になるので覚えておいたほうがいいでしょう。自分でやる場合はナンバー代だけで済みます。陸運局側で記入代行も3,000円程度でやってくれるはずです。

最後のドライバー確保が軽貨物ビジネスでは1番重要です。とにかく求人をしてドライバーを確保するのが最優先だと思ってください。車両の確保や黒ナンバーの取得はドライバーが確保できてからでも遅くはありません。

ネット媒体を使って無料で求人を打つこともできますが、有料枠を利用した方がスピーディーにドライバーの獲得ができます。少なくとも2万円程度はかけましょう!

軽貨物1カ月の売上シュミレーション

【Case1】
ドライバー1人の場合で日当20,900円(税込)案件に月22稼働
月売上459,000円(税込)

ドライバーに18,000円(税込)で流した場合
ドライバー支払いが396,000円(税込)

会社の利益63,800円(税込)

【CASE2】
ドライバー3人の場合で日当20,900(税込)
月売上1,377,000円(税込)

ドライバーに18,000円(税込)で流した場合
ドライバー支払いが1,188,000円(税込)

会社の利益189,000円(税込)

某EC配送の平均単価を使って売上のシュミレーションをしてみましたが、完全放置でドライバーを入れるだけでこのぐらい利益があがるなら、悪くないと思いませんか?利益をどんどん求人費として使えば雪だるま式に売上があがっていきますね。

軽貨物事業の副業は早めに!

少しでも軽貨物事業を副業として考えている人はどんどん参入した方が良いです。参入障壁は低く低リスク低コストなので足踏みをする必要性もありません。ただ軽貨物事業のライバルが日々増えているので早めに参入しないとうまみも失います。

飽和状態になりつつありますが、まだ荷物量とドライバーの数は比例していません。この状態が続く限りは軽貨物事業を副業でやるのは可能です。

とにかく早めに思い立ったら参入することをおすすめします!





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