ユニクロと我が人生の変遷　涙

こんな僕も20年間ほど結婚生活を送っていたことがある。

元妻も僕の着るものを探すのが難しいことには気が付いていた。

そうだそれで、ユニクロの室内向けフリースセット　XXLというのを見つけて、寒い時期は家にいるときはこれを着せていればいい、やったー正解だとおもって、それを確か5セット位買って、確かそれでネットで注文したんだ。

それで僕は多分11月中旬から3月末くらいまでは自宅ではこればかり着て、可愛かった娘たちと遊んだり、過ごしていた。

その後、離婚前から妻との関係は悪化して、自分の着るものは自分で選ぶ必要性が増してきた。

それで、熱い時期にこの185㎝100㎏の体でも、べとつかないボトムス（僕の世代だと今でもズボンの方がしっくりくるけど、ユニクロの分類名を使った）が欲しくて、ドライイージーケアパンツ　ウェストサイズ１００㎝というのを買ったんだ。ウェストはさすがにちょっと緩かったが、全体ラクで、ドライ機能があるから、確かにべたつきにくい気がする。尻ポケットも大きくて、財布入れやすくて便利だ。これだ、そればかり買っていた。

でもそのパンツで厚い財布を尻ポケットに入れると、まるで漏らしたうんこが中にあるようなひどすぎるシルエットだったことは後からわかってきたが、当時の僕にはそれでも、自分で着れて、快適で、機能的なパンツをてよ買えて喜んでいたのである。

前回の投稿で書いた、ユーチューバー大田君のコンマリメソッド動画取材で、このフリースとパンツは　

”ときめかない”

という理由で捨てたことになっているが、実は、昔の家族とリンクする思い出が詰まりすぎたこれらの服がつらいのに捨てられずに苦しんていたのをようやく捨てられたのである。　

大田君ありがとう。

そして、それからユニクロの服は信じられないほど進化してきていることも、思い出にすがって、持ち続けてはいけないと強く思う理由の一つにはなってきていた。

尚、ユニクロをほめ過ぎたので、冷静に他のことも書いておくと、昔、僕が稼いでいた頃に買った。ユニクロの10倍以上の値段の服も、捨てるか迷ってちょっと着てみたら、さすがに仕立ても素材もユニクロよりかなり品が良いのが伝わってくる。それだけ値段が違えばしょうがないとはいえ。ユニクロは一生ものの服との付き合いをして愛着がわくという服との関係もかなり壊してしまったのだと思う。