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第1回「じゃれ本アワード」結果発表!

2021年11月20日~2022年1月31日の期間で開催した変則リレー小説「じゃれ本」のアワード、たくさんのご応募をありがとうございました!絶妙につながっている物語から、はちゃめちゃな物語まで、審査をさせていただいたメンバー一同、最高の時間を過ごさせていただきました!

当初は大賞1作のみを選出させていただく予定でしたが、どの作品もおもしろく、1作のみじゃもったいない…!ということで、特別賞という形で今回さらに4作品を選出させていただきました。

↓「第1回 じゃれ本アワード」の詳細はこちらから↓

それでは、結果を発表させていただきます!

◆大賞
作品名「クリームワニ」/チーム名:ぱんぱん頬袋/チーム人数:3人

・田丸:全体の内容もさることながら、リレー小説なのに途中で流れを断ち切る禁じ手「~プロローグ fin~」が最高ですね!そして、その次の方の挽回力もお見事でした!(笑)

・大山:はじめて見ました、じゃれ本が途中で終わるのを。書き出しも良かったですし、ワニが全編を通してできていていたのもとても好きでした!おめでとうございます。!

・島田:最初は女性視点で、そして後半は男性の視点でモノローグで進むショートムービーを見ているような色鮮やかなシーンが眼前に浮かびました。ワニがつなぐ甘い恋の物語、続きが気になります。

・三ッ間:「~プロローグ fin~」やセリフからはじめる方など、みなさんのじゃれ本を楽しんでいるさまがよくつたわってきました!


◆ラップもリレーされるんかい賞
作品名「静かな骨」/チーム名:ゆるだくみ/チーム人数:5人

・田丸:突然はじまった謎の骨ラップに、思わず噴きだしてしまいました!そのラップは次の方以降でもしっかりリレーされていき、いや、リレーするんかい、とさらに笑いました(笑)


◆はんなりって鳴き声だったのか賞
作品名「蛇口からはんなり」/チーム名:ベリじゃれ作家場/チーム人数:7人

・三ッ間:はんなりという多義語をみなさんがなんとかつかもうと、つなげようとしているのが素晴らしいです!

◆世界観がとても素敵でしたで賞
作品名「魔法瓶水族館」/チーム名:ノスこぐ/チーム人数:4人

・大山:個人的にかなり好みの物語。素敵な世界観に連れて行ってもらえたお話でした。物語としての完成度も非常に高いのではないかと感じました!

◆ホワイトラブで賞
作品名「白い足あと」/チーム名:シメのじゃれ本in五反田チーム/チーム人数:4人

・島田:死を迎える男性が、マリコとの白く淡い愛の記憶を辿る物語。400文字の中でマリコへの想いを反芻し灰となる姿は、人生の儚さとともに灰になるまで燃えるような恋をした男の情念を感じさせます。


以上です。
受賞されたみなさま、本当におめでとうございます!
なお、受賞されたみなさまには、「金のじゃれ本」(非売品)を贈呈させていただきます!

引き続き、「じゃれ本」をどうぞよろしくお願いします!!

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◆じゃれ本の入手方法
以下のWEB通販サイトなどからお求めいただけます。

◆じゃれ本プロジェクトメンバー
・田丸雅智(ショートショート作家)
1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒。新世代ショートショートの旗手として執筆活動に加え、「ショートショート大賞」を自らが発起人となり設立、全国各地で創作講座を開催するなど幅広く活動している。17年には400字ショートショートの投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。著書に代表作『海色の壜』など多数。

・daitai (大山徹・島田賢一)
慶應義塾大学SFC加藤文俊研究室出身の2人が立ち上げた「あそび」のクリエーティブユニットです。誰もが思わず体験してみたくなる。いつの間にか夢中になってしまう、あそびのあるデザインを。完成品を押しつけたりはしない。人が関わることではじめて出来上がる、あそびのあるデザインを。いろいろな分野の方々と一緒にコミュニケーションデザインやゲームデザインの視点をもとに、プロダクトやワークショップなどのあらゆる表現方法で新しいあそびの姿をデザインしていきます。代表作に『MARIMBA』『トリコロール』『暗黙のルールに関する3つの習作(これはゲームなのか?展)』。


・三ッ間菖子(グラフィックデザイナー)
1992年、東京都生まれ 。多摩美術大学情報デザイン学科 メディア芸術コース卒。フリーランスとして活動中。紙媒体を基軸にロゴやウェブのデザインも行う。


◆じゃれ本とは
短くて不思議な物語「ショートショート」をみんなで書き上げていく新感覚の”変則リレー小説”です。
物語を書くなんて難しそう。他の人に迷惑をかけたらどうしよう…。そんなあなたも、この魔法の「じゃれ本」と、楽しむ気持ちさえあれば大丈夫。もちろん、物語や創作が好きな方も大歓迎です。
できあがった物語の完成度に唸るもよし、あべこべ具合に捧腹絶倒するもよし。
名作、迷作の数々を、ぜひあなたの手で生みだしてください!




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