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足摺七不思議。ゆるぎ石。子供から親へ。親から子供へ。子供から子供へ。

親孝行したい時に親はなし。と、聞きます。
親孝行は、したい時に行うのではない。
善をするか。悪をしない。と同じで、すでにおこなうことを決めている。

後は、どのように行うか。

ゆるぎ石は、まず、子供の立場でもなく、親の立場でもなく、
いったん「親と子供が見える視点」から親子石を見る。

二つの石をよく見ること。親子石の置かれた状況を理解すること。
子供石の事情を想像すること。親石の事情を想像すること。

親石がどのようにゆれるか、想像する。

親孝行の代表的行為は、腰を押す、肩を叩く。体重を乗せる「マッサージ」と、「親のむなし語り」を口を閉めて聞くこと。

口を閉じた、子供石から手を伸ばして、親石の肩あたりに手を置き、
少しずつ体重を乗せてゆらす。
少しずつ、腰をほぐし、肩のこりをほぐし、心もほぐす。
話しを聞き、少しずつゆらす。

するとね。親石もゆれ、「子供の自分が抱える痼り」もほぐれ、
解決がむつかしと感じるこじれたことも、なにやらほぐれる。

今、問題を生じさせる、なにか。
問題を解決させる、なにか。

なにかは、どうも、
子供の頃に生まれた「心のしこり」。

過ぎ去った過去は、もどせませんが、
心のしこりは、ほぐすことが出来る。

仏様とは、因縁の糸をほどくがゆえにほとけという。
いらないもの。
そんなもん「ほっとけ」というがゆえにほとけという。

ゆれる親石が、親に重なり、親の事情を知り。仏様に重なり、仏様が語り、
事情を感じて、人生みんなそうだよね。そんなもんだよね。
と、ふに落ちて。

動かないと感じる悩みが、ゆれる。
ゆれて、仏様と感じ、ほっとけという。

だよねと感じて、すっきりする。

ゆるぎ石。不思議。

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