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メリットを相手に伝えるのはメリットしかない

こんばんは。楽ラボのマサトです。

今回もポエム。

うちの会社にすっごいやる気の社員がいます。

仮にYくんとしましょう。

Yくんはプログラマーをやっていて技術への探究心がものすんごいんです。
なんてったって家でも勉強してるくらいすごい。

そこまではいいんです。

でも、彼の同僚に、
彼と比べて技術レベルが低いエンジニアがいます。

仮にOくんとしましょう。

YくんはOくんに対して

「勉強が足りない!!」
「そのままでいいのか!?」
「なんでやろうとしないんだ???」

と割と強めに当たります。

これは僕の想像なんですけど、

Yくんは
「頑張ったから今の自分がある」と思っているのと同時に、
「Oくんよりできる自分でも、
まだ勉強が必要なのにOくんは何遊んでんの!?」
って思っている節があるんです。

OくんはOくんで
「いや、僕の人生なんで心配してくれなくて結構」
と言うスタンス。

で、僕はその2人を見ていて、


「どっちでもいい」と思いました(笑)

相手をコントロールしようとする人

こう言う、Yくんのような自分の価値観を押し付ける人はよくいます。

・自分がこんなに頑張ってるんだからお前も頑張れ!系です。
・俺がこんなに苦労したんだからお前も苦労するべき系です。
・言ったら体育会系とも言うかもしれません。

でもこれじゃあ相手は動きません。
むしろ反発するでしょう。

僕も昔、Yくんのようなところがありました。

後輩にがんばるように「命令」したんです。
やったほうがいいからやれ。みたいな。

でも誰1人付いてきませんでした。

今思うと当たり前です。
命令される側からすれば「なんでやんないといけないの?」って話です。

でも、その当時、
どうして相手はわかってくれないんだ?
って本気でわからなかった愚かな僕は

「人は変えられない」と言う言葉を深く胸に刻みました。

言うことを聞かない牛をどうやって小屋に入れる?

それからしばらくして、
僕はネットビジネス詐欺にあいます。

やってる時はもちろん詐欺だと思っていないので、
いろんな知識を勉強しました。

そして、その中に「人を動かす」と言う。
ある意味、ビジネスで使いこなせたら最強とも言える思想に出会ったんです。

僕がそれで学んだことはこんなことです。

牧場に一匹の牛がいる。
その牧場の主が僕に、
「その一頭を小屋の中に入れてくれ」と頼みました。

僕は二つ返事でOKして、牛を小屋に入れようとします。

・牛の手綱を引っ張ったり
・牛の後ろを押したりします

それでもなかなか思うように動いてくれません。
イライラしてきた僕はついに、その牛の尻を蹴り上げようと思いました。

そのタイミングで、牧場の娘さんが現れました。

その娘さんは僕の目の前を通り過ぎると、
牧場の小屋へ向かっていきます。

すると牛は、その娘さんの後ろを付いていき、
すんなり小屋に入って行ってしまいました。

!?

僕は、もしかしたらその娘さんが牛と仲がいいから、
牛が付いて行ったのじゃないかと思いました。

そして、実際娘さんにどうして牛が付いて行ったのか聞くと、
答えは全然違いました。

彼女は「牧草を持っていたの」と言いました。

そう、牛は娘さんに付いて行ったのではなく、
牧草という「エサ」につられて付いて行ったんです。


人も同じです。

いかにして相手を動かそうと
「あれやれ!これやれ」と命令しても決して動きません。

僕らはただ、エサをぶら下げるんです。

それだけで相手は自分から動きだします。

そしてこのエサこそが「メリット」なんです

魚釣りとエサ

あなたは魚釣りしたことありますか?

魚を釣る時にどんなエサを与えれば魚はつれるんでしょうか?

僕は、カツ丼やラーメン。寿司、ドーナツ。ケーキが好きですが、
彼ら(魚)はどうやらミミズや虫が大好物のようです。

だから僕は、魚を釣る時だけは、
いつも自分が食べたいと思っている寿司、ドーナツ、ケーキのことを忘れて、魚が食べたいと思うミミズや虫を用意します。

すると、うまい具合に魚が釣れるんですよ。

これは、「メリット」に付いても同じです。

技術を身につけること自体が楽しく。
将来の役に立つし、出世にも役に立つ。
技術を身につけることこそが幸せへの道だ!!!

ともしYくんが思っていたとしても。

Oくんにとっては、それはミミズや虫なのです。
もしくはそれ以下かもしれません。

だからこそ、
ただ単純に「メリット」を伝えるだけでもダメで。

「相手が欲しいと感じるメリット」を提示することで
相手を自発的に動かすことができるんです。

魚を釣る時は自分の好きな寿司じゃ釣れないんです。

魚を釣る時は魚の気持ちになりましょう。

まとめ

この「メリットを使って相手を動かすスキル」は
使えば使うほど相手に感謝されるスキルだと思います。

Oくんに技術をつけるメリットを伝えることができれば
Yくんの思った通りにOくんは動いてくれるでしょう。

でも、それを無理やり、
牛を後ろから押すような行為では決して相手は動きません。

メリットを伝えるんです。

それも、自分目線ではなく相手目線で考えて。


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