機械仕掛けのオレンジ  産業革命とAI(革命) V.2.1


第1話 レプリカントを作り出す金持ちたち

  肉体労働は奴隷(移民)にやらせ、手工業は機械(とそれを使いこなせる中国人)にやらせてきた、「現代の貴族たち(金の力で世の中を自由に動かす人々)」は、ついに、頭で考えることまでAIにやらせようとし始めた。

スタンリー・キューブリック「時計じかけのオレンジ」や、米映画「ブレードランナー」(1984年)で描かれた人造人間・サイボーグのような、人間擬き・レプリカントによる世界が、現実にやって来ようとしている。
顔は人間だが中身は機械。

この流れは誰にも止められない。
唯一の対応策は、私たち自身が人間本来の心を失わず、また中国人のように、いち早く人と社会がAIを使いこなせるようになるしかない。

キューブリック【Stanley Kubrick】
アメリカの映画監督。ニューヨーク生れ。写真家から転身。娯楽性を優先するアメリカ映画界で常に芸術性を追求した。作「2001年宇宙の旅」「時計じかけのオレンジ」「フルメタル‐ジャケット」など。(1928~1999)
広辞苑 第七版 (C)2018 株式会社岩波書店

レプリカント:米映画「ブレードランナー」(1984年)で描かれた人造人間・サイボーグ


第2話 産業革命

さんぎょう‐かくめい【産業革命】(industrial revolution)
産業の技術的基礎が一変し、小さな手工業的な作業場に代わって機械設備による大工場が成立し、社会構造が根本的に変化すること。
これにより近代資本主義経済が確立。
1760年代のイギリスに始まり、1830年代以降、欧州諸国に波及。
  なお、革命と呼べるほどの大変化があったか否かについて論争がある。 (広辞苑 第七版 (C)2018 株式会社岩波書店)

 industryとは、産業や工業という意味ですが、勤勉とか精励(つとめはげむこと)という意味もあるそうで、これは、全く以て皮肉な話です。

 欧州も米国も、要はアングロサクソンを中心とした白人の怠け者(勤勉でない人間)の金持ちたちが、先ずアフリカの奴隷を使い、次は機械に働かせることを思いつき、それを称して産業革命(industrial revolution)と自画自賛する。

 奴隷によるあこぎな搾取を「プランテーション」などど称してアフリカや南北アメリカ大陸に多大な迷惑をかける。次に「産業革命」「大航海時代」などと名前ばかりカッコいいが、現実には機械という武器で、今度はアジアまで足を伸ばして荒らし回る。

 プランテーションも産業革命も、結局は、怠け者の白人が世界各地で行なった残虐非道な植民地政策に過ぎないにもかかわらず、その深い罪業に彼らは全く反省などしていない。

 で、とうの昔に汗水流して働くことを忘れ、その運動不足に由来する心身の不調を、サッカーだのラグビーだの野球というスポーツにして解消しようとするバカさ加減。
  汗水流して仕事をしないせいで益々バカになった欧米人たちは、今度はAIなんていう、自分たちの頭の機能まで肩代わりしてもらうことを考え出した。 
肉体労働は奴隷にやらせ、手作業は機械にやらせ、今度は頭で考える部分までもコンピューターにやらせようというのです。

 つまり、欧米人(支配階級)にとって、人間として残っている機能というのは、食うこととセックスをすることくらいになろうとしている。「人間は考える葦である」という定義からすれば、もはや彼ら白人とは人間ですらない、ということなのです。

第3話 注文の多い料理店

  巷の噂によると、欧米の金持ち階級(超怠け者)たちは、(世界中の)人間というものを食や性欲の対象としてしか考えないようになってきているという。
  世界各国の赤ん坊・小学生・中学生は食の対象で、高校生から大学生くらいの年齢は性欲の対象。つまり、私のようなジジイは、食にも性欲の対象にならないので、さっさと死んでくれ、ということらしい。

明治時代、宮沢賢治は「注文の多い料理店」という小説(青空文庫)で、お客であるはずの日本人が、西洋かぶれした政府による重い税金・徴兵制という様々な要求の末に食べられてしまう(酷税で死ぬ・戦争に行かされて死ぬ)という恐怖を描きましたが、今どきの「世界を牛耳る政府」の人たちは、本当に「人間を食う」らしい。

武士の時代(江戸時代)であれば、税金を取られるのは同じでも、政治や戦争は武士の仕事であり、百姓・町人は税金だけ払って、武士たちのやることを高みの見物していればよかったのです。
ところが、明治の新政府(天皇制)になった途端、要りもしない選挙権なんぞを押しつけられて「無理やり国政に参加」させられ、外国へ戦争にかり出され、金ばかりか命まで取られるようになってしまった。

<引用開始>

自発的隷従論 (福沢諭吉の言葉)

ttps://kariyatetsu.com/blog/1665.php

明治維新の頃の日本人は、福沢諭吉の言葉を借りると、
「我が国の人民は数百年の間、天子があるのを知らず、ただこれを口伝えで知っていただけである。維新の一挙で政治の体裁は数百年前の昔に復したといっても、皇室と人民の間に深い交情(相手に対する親しみの情)がある訳ではない」

「その天皇と人民の関係は政治上のものだけであり、新たに皇室を慕う至情をつくり、人民を真の赤子(せきし)のようにしようとしても、今の世の人心と文明が進んだ有り様では非常に難しいことで、殆ど不可能である。」(『文明論の概略 第十章』福沢諭吉全集第四巻 一八八頁)」

  実際に明治政府は、各県に「人民告諭」を出して、日本には天皇がいると言うことを、人々に教えなければならなかった。
例えば、奥羽人民告諭には「天子様は、天照皇大神宮様の御子孫様にて、此世の始より日本の主にましまして・・・・・」などと言っている。

  この人民告諭は、天皇のことを一番知っているはずのお膝元の京都でも出された。
  今の私達に比べて、当時の日本人は天皇に対する知識がゼロだったのである。当然天皇を崇拝し、従うなどと言う意識は全くなかった。
象徴天皇制の現在でも、多くの人が天皇を崇拝している。・・・

<引用終わり>

 噂といっても、今の世の中、大手マスコミの流すニュースすべてが「噂並」のくだらない世間話ばかりであり、裏金問題がどうこうという、なんら生産的でない話ばかりを世間に流布し、もっと重要な事実を隠すための時間稼ぎをしているようにしか見えない、と感じるのは私ばかりではないだろう。

  噂も真実の報道も、すべて自分で判断するしかないご時世なのです。

第4話 誰が(まともな)人間でいられるのか

 自分の頭・自分の手でものを作ることによって「産業革命」で生み出された「豊かなモノ社会」という幻想に惑わされず、
また、これから襲ってくる、人の心まで機械化する「AI革命」に踊らされず、
地に足をつけて考え・行動できる人間だけが、金持ちの餌になるかどうかは別にして、人間として生き・成仏(死んでいくべきところへ行ける)のではないか。

  我田引水に過ぎると言われそうですが、「本気で、思いっきりぶん殴り・蹴って・投げて闘うという現実の世界で身体を鍛え・心を涵養できる大学日本拳法(人)」。いま大学で日本拳法をやっている人、過去にやった大学日本拳法の精神を忘れず、日々、大学日本拳法的なる真剣勝負をしている人。
 また、太極拳(文化)に見るように「真の人間になることのできる道を知る」中国人。

 大学日本拳法も太極拳も、共にそれぞれの民族の文化と考えれば、真の自分になれる(コギト・エルゴ・スム)文化をもつ民族のみが、AIを使いこなす人間として、これからも魂をもった真の人間として存在できる、ということなるのではないでしょうか。

<目で見る大学日本拳法スピリット>

YouTube「2017全日本学生拳法個人選手権大会 女子の部準決勝戦 岡崎VS谷」   
https://www.youtube.com/watch?v=O7kumnslLns

このお二人に見る
○ 真剣勝負の心と身体
○ 絶対の追求(人間と戦うのではなく、自分の内なる「神」を追求する)○ コギト・エルゴ・スム(真の自分になり切っている → 二人とも自分独自のスタイルを持っている)
○ 矛盾の解消(殺し合いの心で闘いながら、それ以外の時には平和の心)○ 空の心 (大衆の前で平常心で行動できる)

  これに比べれば、野球やサッカーなど、ゲーム(遊び)でしかない。(ゲームで人は磨かれない。ですから、野球でも、本当に人間と呼べるのは、王貞治氏と鈴木一郎(イチロー)氏しかいない、とは私個人の感想ですが。)

<日本のAI化>

 日本の場合、アメリカ脳に侵された韓国脳という人種によって支配されているので、政治屋・マスコミ屋・警察屋行政という3大裸の王様による利権の取り合いに振り回されて、幸いなことに、社会のAI化はかなり遅れるのではないだろうか。
人や社会がAI化されることで、真っ先に要らなくなるのが韓国脳(警察官)なのですから。

  AI警察官であれば、領収書の偽造や裏金作り、警察のデータを使って女性の住所を調べて交際を申し込む、なんて事件は激減するでしょう。
中国では、すでにAI警察官(道案内)が街で活躍し始めているようです。

 いずれにせよ、医療業界・教育(学校)業界を含めれば、日本の5大バカの壁によって、AI以前、日本はこれから先ガタガタとなり、本当に「ネオンサインの神(サイモンとガーファンクル「Sound of Silence」・天皇」を崇拝する社会になっていくでしょうから、大学日本拳法人は、中国やロシア、南米といった、アメリカ脳・韓国脳の被害が少ない地域で生きていくことがひとつの選択肢となるでしょう。

 いくら個人・家族で正気を保っても、器(うつわ)である日本の政府・国体が、太平洋戦時のように狂気では、どうにもならない。

 国体:主権または統治権の所在により区別した国家体制。第二次大戦前・戦中の日本では天皇制を指した。
 広辞苑 第七版 (C)2018 株式会社岩波書店

  「注文の多い料理店」には行かなければ良いだけの話ですが、向こうから警察官が手先としてやってきて玄関をたたき「幼児にワクチンを打て」「天皇を崇拝しろ」「天皇のために戦争へ行け」と脅され、拒否すれば連行される。そんな「民主主義という厄災」からは逃げようがない。

  日本のマスコミがその恐怖を煽る「中国(や北朝鮮)の料理店」の方が、よほど安全で快適なような気がしてくる。私のような人生終わった人間は、なんとしても「日本で死にたい」ですが、これから自分(たち)の人生を開拓しよう、思い出をたくさん作ろうという人たちには、日本のどこに住んでどの会社に行こうか、という選択肢の中に「中国や南米」を入れてもおかしくない時代になりました。

忌野清志郎

・・・
あくせく稼いで税金取られ
たまのバカンス、田舎へいけば
37個も建っている 原子力発電所がまだ増える
知らねぇうちに漏れていた
あきれたもんだなサマータイム・ブルース
・・・
 → 忌野清志郎「あこがれの北朝鮮」という歌もありました。
https://www.excite.co.jp/news/article/E1494983047679/

これまで、日本の政府やマスコミから散散「悪口を言われ、忌み嫌われてきた国や地域」が、これからの日本人(の若者)にとっては、アメリカや欧州並みかそれ以上に価値のある人生の選択肢となってきたようです。


第5話 中国のAIパワー

 現在、そしてこれからも、AIを使いこなすことのできる民族とは、真に人間性を持っている民族。
 その意味では、中国人やインド人、更にはアメリカ脳に(ひどく)侵されていないベトナム人やタイ人、そして北朝鮮人(韓国は完全にアメリカ脳)。 
つまり、人間由来の知性・理性・感性を保持し、人間としての存在(感)を保ちながらAIという機械を道具として使いこなせる人間です。

 実際、人民報日本語版でAIというキーワード検索をすれば、いかに中国人が「AI」という魔物を巧く使いこなしているかがわかります。 道具というのは、それが優れていればいるほど、それを使う人の(優れた)能力が要求される。バカでは、いい道具はいい道具たり得ない。

 50年前にアメリカで生まれた半導体技術を深め、現実の半導体生産現場で大量生産を可能にしたのは日本人でした。
 日本人の優れた技術者と現場の何十万人という優秀で均質な女工さんたちがいたからこそ、初めは陳腐な半導体製造装置・工場が、みるみるうちに彼女たちの能力を吸収して自動化されていったのです。

 「AI」についても、日本人や中国人のノウハウを吸収して、やがて「使い物になるAI」となるでしょうが、いまのところは、中国が圧倒的にAIの応用に関しては先行しているようです。

世界のトップAI研究者の約50%が中国出身であることが判明 
2024年03月25日
https://gigazine.net/news/20240325-china-produce-huge-top-ai-engineers/

<人民報日本語版に見る中国の「AI力」>

中国の科学者、15年前から認知症を予測できる血漿バイオマーカーを発見2024-02-19 16:57:05

世界初の汎用人工知能ヒューマンの雛形が登場2024-02-22 15:58:54

中国科学院、ヒューマノイドロボットの設計・組立の「大工場」を開発2024-02-27 12:00:17

AIスマートサービスの力で外国語を「自由に操る」義烏の女性経営者2024-02-28 14:26:19

中国の自動運転車、初めて長江を横断2024-02-28 14:46:37

四川省のブロガーがAIを駆使して生成したショート動画「西遊記」が話題に2024-02-29 11:08:54

生成AI搭載のスマホが今後の主流に?シフトを加速させる中国のメーカー2024-02-29 15:04:06

北京、新たなスマート工場を建設へ2024-03-04 15:20:07

復旦大学が大規模AIモデルを開発 視覚障がい者の生活をサポート2024-03-05 10:59:42

「風烏」大規模AIモデル、10km級の気象予報を実現2024-03-05 14:30:47

「新たな質の生産力」とは?2024-03-08 15:19:19

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中国のデジタルツイン応用技術者に密着2024-03-15 11:19:01

障がい者を支援 電子盲導犬が科学技術展に登場2024-03-14 15:02:13


第6話 spiritual 精神的な、魂の、霊的な

肉体労働から手作業、そして、考えることまでもが機械化されていくこの世の中、spiritual health(魂の健康)だけでも維持しなければ、人間にして人間にあらずになってしまう。

<引用開始>
  日常的にいう肉体に対する「精神的な」はmentalで、spiritualとは、更に高次元の、「優れた芸術が追究する精神性」に関することをいう。たとえば、厳しい練習をすることで精神を鍛えたり、芸を深めたりして人格的に磨くことをspiritualという。
書物を読んで知識を増やしたり、頭脳の働きをよくするような精神的成長はmental growth。
Physical,mental and spiritual health 「肉体と精神と魂の健康」が存在する。
<引用終わり>
 山岸勝榮「スーパー・アンカー英和辞典」 第5版 株式会社学研プラスを参考にさせて戴きました。

  勉強で鍛えた精神性をmental growthといい、哲学することで鍛えられた精神性をspiritual growthということであれば、
大学日本拳法の彼女たち(①)は、「殴り合いという哲学」で鍛えたspiritual health(魂の健康)、Thi Minh Huyen Tran さん(②)は、太極拳によって錬磨され行き着いたspiritual health(魂の健康)といえる(もちろん、勉強も)でしょう。

① YouTube「2017全日本学生拳法個人選手権大会 女子の部準決勝戦 岡崎VS谷」  https://www.youtube.com/watch?v=O7kumnslLns

② YouTube「 28th SEA Games Singapore 2015」
  ベトナム人Thi Minh Huyen Tran さんの、2015年第28回SEA Games in Singapore WUSHU(武術)に於ける太極拳の演武。
 https://www.youtube.com/watch?v=Oz4pfvb0Uzk 46分頃

2024年3月25日
V.1.1
2024年3月27日
V.2.1
平栗雅人

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