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綺麗な花が咲くために〜私は苔になりたい〜

退職するか、しないか、すごく悩んでいた時期がある。

僕の身体は退職したかったと思う。
眠れないし、毎日通勤中にゲロポイントが2箇所あった。

体は辞めたいと言っているのに、お世話になった人の顔を思い浮かべたり、自分への期待が高くって、決心できなかった。

でも、辞めた。決心できた理由は2つ。

✓胃カメラを飲んで、診断名がついたこと(嬉しかった)。
✓僕をよく知る友人に「やめたらうまくいく、早くやめろ!」と結構な圧をかけられたこと(笑)

このnoteでは、いつもうじうじと悩みがちで、逡巡し、湿度の高い自分を、そのままでもいいかもね!って思えるまでのプロセスを書いていきたい。

うじうじと考えること

退職後、すごく長い時間眠り続けた。
そして、すこしずつメンタル状況が改善してきている。
胃の薬は今でも飲んでいる。診断がついて1年が経過したが、胃は痛い。

明るくなってきたと思うし、眠れないことはなくなった。

でも、「うじうじ」と考えることは相変わらず多い。

上記の友人に、気軽に相談してみた。

やっぱりうじうじ考えがちで、そんな自分が嫌やねんなぁ

彼は、その場では「まぁそれもいいんちゃう?」みたいな返答をしたような気がするが、後ほどTwitterでこのような表現をしてくれた。

友人が「うじうじとずっと悩んでいるじぶんが嫌なんです」と言っていたのだけど

もしかしたらその”湿っぽさ”はあなたのキャラクターなのかもしれないしmその湿度をもっているひとにしか寄り添えないひとや、理解できないことがあるかもね、とおもったのよね。高温多湿じゃないとダメな花とかあるし。

湿度が高いってのは、基本的に身体にやさしいからな。
花粉も飛ばないし インフルにもなりにくいし 傷もきれいになおるし お肌にもいいしね。
いや、ただのことば遊びかもしれないけど、そういうこともあるよね、というはなし。

この言葉に、僕はすごく救われたのだ。

そして、高知に住んでいた頃、山登りをしていたんだけど、いつも「苔がかわいい」っていって愛でていた自分を思い出して、高知の友人に上記の言葉をもらって救われたんだよ…って話をしてみた。

苔が可愛いし、苔みたいになりたい。

高知の友人:湿度高いもんな、なんか。コケ好きなんは自己投影なのかね。コケっぽい。あ、褒めてるよ。一応

まさまさ:コケっぽいは最高やでw

高知の友人:コケなんだけどさ、形態に執着しないところ素晴らしいと思うよ。ほら、花もらったときに緑の四角いやつ、給水して花束をみずみずしく保つやつ。僕は保水してあげられるならコケでも緑のやつ(名前しらん)でもいいんだ。ただ、誰かがそのお花を褒めたときに僕もいるよと紹介してくれると嬉しいな!みたいな!!ちなみに、コケも緑のやつ(名前しらん)も乾くと死ぬから注意しなね。

高知の友人: 進化系コケポエマー! 注意事項も書いときや「給水を怠ると存在意義を見失い、行方知れずになります!」って!(笑)

まさまさ:こけの素晴らしさ、嬉しい! あと、注意書きも最高やなw

高知の友人:生命力の強い雑草みたいなお花の前では無力感を感じるのかもね。でも、人を楽しませたり、喜ばせるために送られるお花には例外なく、コケ的なものが忍ばされているでしょ?花束とか胡蝶蘭とか、贈り物として扱われるお花にはさ…。という意味ではエンタメ向きなんじゃないの?

まさまさ:エンタメ向き?

 高知の友人:エンタメって、そもそも人を楽しませる前提で創り上げるものでしょ。いろんな企画とか含めてさ。それはただのお花を花束にして贈る作業に似ていて、それを成立させるためにはコケは意外と必須なんじゃないかなという話。芸術はひとりでも追求できるけど、エンタメはいろんな人が助け合わないと成立しないでしょ。

まさまさ:おぉ〜なんか嬉しいな、コケ!!

まとめ

コケというのは、比喩だから、wikipediaで調べてみた。

苔は乾燥に強いが、高温のムレに弱い。暑い日中の水やりが苔を蒸らすことになり、苔の生育を阻害するので避けるべきである。夏は苦手で冬は強いので、秋に苔を蒔いて、来年の春までに、大きく育てるのがよい方法である。強い日当たりの場所は、苔は弱る。やはり半日蔭(木漏れ日が動く場所)で苔はよく育つ。木陰を作ってやると良い。(引用:Wikipedia

僕は、関心を向けられなかったり、役に立ててないと思うと、死んでしまいます。乾燥には強くないのです。人との関係性も広く浅くより、狭く深くだから高温な方だと思う。

ちょっと違うやないかww

ただ、綺麗なお花が咲く環境には必須な苔的な要素、そんなものに僕はなりたいと思う。

そして、苔単体でも、かわいいって愛でてくれる人が好きです。

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