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【レコード】Duran Duran / Seven and The Ragged Tiger(1983 UK:1 US:8)

Duran Duranの1983年3rdアルバム。

個人的には彼らのアルバムの中で一番好きだし、完成形だと思っています。
理由は、シングルヒットが多い反面、シングル以外の曲も素晴らしいから。
むしろ、シングル以外に彼らの真骨頂を感じる作品です。

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レコードに加え、小さいのは左が通常CD、右が2008年の紙ジャケ。

紙ジャケは帯も再現しており、

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折り畳みポスターもついていました。

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1stシングルはUnion of The Snake(1983 UK:3 US:3)
この曲、今聴いてもホント凄いと思います!
自分もある程度音楽聴いている中で、なんというか、「唯一無二」の
メロディとかリズムなんですよね。
40年近く経ちますが、これと同系統の曲って出会ってません。


2ndシングルはNew Moon on Monday(1984 UK:9 US:10)
サビのコーラスがめちゃくちゃカッコよくて好き。


3rdシングルはThe Reflex(1984 UK:1 US:1)
チャート的にはこの曲が一番のヒットですが、どういうワケか自分の中では
上記2曲の方が好きだたりします。
日本のCMでも使われましたね。


そして、シングル以外の2曲。
これこそ個人的にはDuran Duranの「核」だと思っています。

Tiger Tiger
インスト曲ですが、ニック・ローズ(Key)の世界観が最大限に表れている曲だと思っています。 一方、ジョン・テイラー(Ba)のベースもうねりがかっこいい。
なんとなくジャパンの影響を感じるんですけどね。


そしてアルバムラストの曲、Seventh Stranger(邦題:7番目の男)
実は彼らの全曲中、一番好きな曲です。
サイモン(Vo)の声も切なさが出ていて活かせているし、
各楽器も見せ場がしっかりあって、本当に完成形。


この作品の後、ライブ盤「Arena」を経て5人のメンバーは2つのプロジェクトに分かれて活動するのですが、当時(というか今もか)1つのバンドが2つに分かれるとは当時、前代未聞でした。

Arcadia
ニック(Key)、サイモン(Vo)、ロジャー(Dr)

The Power Station
アンディ(Gt)、ジョン(Ba)


なんとなく思うのが、やはり「完成形」を作ったことでその後のマンネリを自ら事前に打破しに行ったのかな? という事。
はっきり言って、似たような曲を出していればヒット連発だったと思いますが、そのコンフォートゾーンを自ら抜けて自ら脱皮をしていたのでしょう。

そういうトップを自ら脱して進化を貫いた姿勢も大好きなんです。


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