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マツコの知らない世界で紹介!秋田内陸縦貫鉄道のごっつお玉手箱列車で冬の贅沢を!
冬になると、秋田県にある「秋田内陸縦貫鉄道」では「ごっつお玉手箱列車」が走り始めます。
先日『マツコの知らない世界』という番組に紹介されたことで、おそらく人気爆発。今年度の日程は全て完売となってしまいました。
(私はテレビで紹介される直前に予約メールを入れて無事予約がとれました)
予約した人以外は今から乗車することはできませんか、
「まるで乗った気分になって欲しい」
そしてぜひ
「来年度は予約して乗ってみて欲しい」
そんな想いを込めて「ごっつお玉手箱列車」を紹介したいと思います。
秋田内陸縦貫鉄道とは
「秋田内陸縦貫鉄道」は、仙北市の「角館駅」から北秋田市の「鷹巣駅」に至る94.2kmの路線。国鉄時代は廃線の危機に瀕したこともありましたが、1986年に第3セクターに転換し1989年に全線が開通しました。
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走るマタギの古民家
今回乗車する「ごっつお玉手箱列車」の「ごっつお」は、秋田弁で「ごちそう」という意味。
沿線農家のお母さんが旬の料理を、最寄駅から列車に持ち込んでくれるのです。
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ホームで待っていたのは2両編成の列車。後ろは普通列車。そして前が今回乗車する「ごっつお玉手箱列車」の車両です。
「秋田内陸縦貫鉄道」には3両の観光車両があり「鉄の三兄弟」と言われています。この日の車両は三兄弟の長男「秋田マタギ号」。2022年に登場したばかりの車両です。
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不思議と、まるで家の中みたいに落ち着く車内。それもそのはず。「秋田マタギ号」のコンセプトは「走るマタギの古民家」。
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クマがデザインされたシートの柄。実は100匹に1匹の割合でマタギが隠れているのだそう。残念ながら私は見つけられませんでした。
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地元のお母さん達の心のこもったお料理
テーブルには本日のおしながきと、けいこさんのお漬けものが用意されていました。
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どの野菜もけい子さんの家で栽培されたものばかりなのだそう。秋田では冬の間の10時と15時のおやつの時間は、決まってお漬けものなのだとか。
列車は角館駅を発車。まずは、お漬けものを作ってくださったけい子さんがご挨拶。車内にも地元のお母さんが乗車しているので、お話しながら交流できるのもいいですね。
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角館から3つめの八津駅で待っていたのは、佐々木栗園の弘子さん。
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弘子さんが積み込んでくれたのは、焼き栗。ここ八津駅がある西明寺地区は「西明寺栗」の産地。その栗は日本一で1番大きな栗とも言われているそう。収穫量が少ないためなかなか市場に出回らず、幻の栗とも言われています。
本当に粒が大きくて凄い。こんなに大きな栗は見た事がないです。やや硬めのしっかりした食感で、味が濃厚で甘い!
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次の羽後長戸呂駅で待っていたのは、富士美さん。
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富士美さんが積み込んでくれたのは、西明寺栗の栗ご飯。
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大きな栗がゴロゴロ入っていて凄い。おこわのような少し粘りのある、かやくご飯。甘くてホクホクの栗がよく合います。
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松葉駅で笑顔で手を振って下さっていたのは昭子さん。
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昭子さんが積み込んでくれたのは、9種類のおかずがぎっしり入ったお弁当。どれも地元の食材を使ったものや、地元で食べられているおかずばかりです。
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秋田のポテトサラダは砂糖を入れて甘いのが特徴
最後に阿仁マタギ駅のホームで待っていたのは、駅名の通りマタギをされている木村さん。県外から移住されてきたそうで、マタギだけでなくガイドや、冬場は焼き芋を作ったりしているのだそうです。
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テーブルに届けられたのは、木村さんが焼いた焼き芋。
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さつまいもは秋田県産のべにはるか。ねっとりした食感で、まるで口の中で溶けてなくなるよう。そしてこんなに甘い焼き芋は食べたことがありません。皮まで残さずいただきました。
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厳しい冬の秋田内陸線
真っ白な雪原の中を走る列車。
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前日は雪が強く降っていたそうですが、この日は場所によって雪は降るものの概ね曇り空で、冬の秋田にしては恵まれた天候。
ただ気温は氷点下と低く、冬の厳しさをひしひしと感じさせられました。
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「ごっつお玉手箱列車」は普通列車に連結して走るので、ドアは開きませんがすべての駅に停車します。ここは秋田県で1番標高が高い駅、戸沢駅。
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クイズ番組にも登場する難読駅。笑う内と書いて「おかしない」。
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内陸線1番の絶景ポイント。赤い橋梁の大又川橋梁をゆっくり渡ると、終点の阿仁合はまもなく。
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列車は終点阿仁合駅に到着。角館からあっという間の1時間30分でした。
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一流シェフが監修した豪華なレストラン列車もいいですが、地元のお母さんが作った素朴なお料理が頂けるのは、すごく温かみがあって気持ちもほっこりします。
来年度はぜひ「ごっつお玉手箱列車」に乗ってみて下さい。
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