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消齢化の時代:年齢の枠を超えた新しい価値観
年代の思い込みでマーケティングを考えないことが大事です。
なぜなら、従来の「年相応」や「適齢期」は消えつつあるから。
消齢化の時代:年齢の枠を超えた新しい価値観
「消齢化」って言葉を聞いたことありますか?
「消齢化」とは、年代や年齢による価値観や嗜好の違いが小さくなってきている現象のことです。
最近のシニア層がすごく若々しいというのがその一例。
たしかに昔の50代、60代と比べると、いまの50代、60代って本当に若いと思います。
子どものころ、50代や60代の大人たちが酒を飲んだり、タバコを吸ったり、がはははと汚い歯をみせて笑う姿を見ては
「こうなったら人生終わりだよな」と思うものでした。
しかし、現在の50代、60代を見ると、そのエネルギーと活力に驚かされます。
たとえば、農業をやっている60歳を超えた先輩がチョコチョコ来店してくれますが、30年前と変わらず元気です。
「カウンタックに乗りてぇ~」
「あの爆音最高やっどにぃ~」
「矢沢永吉のライブ行きてぇ~」
「長渕のライブ行っがほい」
「オレのアタマの中は10代のときとなんも変わらんど~」
彼の明るい笑顔と話しぶりは、若者に劣らぬ若々しさを感じさせます。
あるアンケート調査では、興味深い設問がありました。
「夫婦はどんなことがあっても離婚しない方がよいと思う」
「お中元は欠かさず贈る」
「野菜の煮物が好き」など、30年前と比べるとこれらの考え方が大幅に減少していることがわかりました。
昔は「○○すべき」といった固定観念が強かったのに対し、現代では年齢に関係なく「できる」という感覚が広がっているようです。
この変化は、マーケティングの世界でも大きな影響を及ぼしているんですよね。
年代ごとの思い込みにとらわれず、個々のニーズや価値観に合わせたアプローチが求められているのかなと思いました。
たとえば、「薩摩炭火やきとり 居酒屋つかさ」では、80年代のBGMを流しております。
50代、60代のお客様は
「音楽が最高や~」
「ナッツかしいな~」
と喜んでくれますし、
ティックトックなどのSNSで昭和歌謡がバズっているせいか、
20代、30代のお客様にも楽しんでもらっています。
消齢化の波に乗るためには、どうしたらいいのか?と考えてみたら、
私たち自身も変わり続ける必要があるのかなと思いました。
そういえば、最近、私は坊主にしたんですが、、
これは見た目の変化だけでなく、自分の内面的な変化を象徴しています。
昔は、年齢を重ねることに対してネガティブなイメージがありました。
しかし、坊主にしたことで、毎日のスタイリングの手間が省け、自然体でいられることに喜びを感じています。
なにより毛量や白髪が気にならなくなったことがデカい。
これこそが、消齢化の真髄ではないでしょうか。
年齢に対する既成概念を超えていくことが、消齢化の一環として考えられるので。
消齢化が進んでいる今、年齢関係なく、みんなで共感し合える時代に突入しています。
年代による固定観念にとらわれることなく、ひとり一人の個性や嗜好を大切にする焼き鳥屋を目指してゆく~!
『消齢化』の時代に生きる今、年齢に関係なく、誰もが自分らしく楽しめる場所を作り出すことが求められています。
年齢でお客様を区別するのではなく、それぞれのライフスタイルや考え方を理解し、尊重することで、真に愛されるお店になるのかなと思います。
大切なのは、私たち自身も変化を恐れず、新しいことに挑戦し続ける姿勢です。
おいしい焼き鳥を通じて、笑顔を広げる場所を提供し続けること。
それが、私たちの使命であり、喜びです。
だからこそ、年齢を超えた多様な出会いと交流を育む焼き鳥屋を共に作り上げていきましょう。
すべてのお客様に、心からの『おもてなし』をお届けするために、今日も今日とて焼き鳥と向き合っていくとです。
追記
数年前、バイクに乗っている動画や友だちと酒を飲んでいる動画をSNSでよくアップしていました。
そんな私を見て言ったムスコの一言にハッとさせられたことがあります。
「こんな弾けたお父さんって他にいないよな」と。
「ガーーーーん」「それって、どういう意味?」
ムスコの表情を見る限り
「コレは絶対いい意味ではないな」
と感じたんですよね。
おそらく
「こんなバカみたいな動画をアップするお父さん見たことない」
という意味だったんだろうなと思います。
お父さんに成長のキッカケをつくってくれたありがと~…笑
今日も今日とて灼熱地獄の焼き場で焼き鳥としっかり向き合っていくとです。
いつもありがとうございます。
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