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焼き鳥屋のオヤジと常連さんの会話:感謝の量で運が決まる


オヤジ:
「土曜日の夜だってのに、なんでこんなにヒマなんだよ~、まったくもぅ。」

常連さん:
「もしかして、5年ぶりのお祭りがあるからかもね?」

オヤジ:
「うーん、それもあるかもな。でも、コロナがまた流行ってるってのもあるんじゃないか?」

常連さん:
「そうだね。なんか、今夜は運が悪そうだなって感じがするよ。」

オヤジ:
「そうだな。でもさ、その『運』って何なんだろうな? 昨夜、ふと考えたんだけど、もしかして『運』って感謝の量に比例してるんじゃないかって思ったんだ。」

常連さん:
「感謝の量?どういうこと?」

オヤジ:
「俺たち、毎日の生活でたくさんのことを『アタリマエ』って思っちゃってるだろ?健康でいられること、家族が元気でいてくれること、温かいご飯が食べられること、夜にぐっすり眠れること、そして平和な国に住んでること。全部『アタリマエ』だと思ってると、運が悪くなっていくんじゃないかってさ。」

常連さん:
「なるほど、確かにそうかもしれないね。運のいい人たちは違うのかな?」

オヤジ:
「ああ、そう思うよ。彼らは、どんな些細なことにも感謝の気持ちを忘れないんだ。『アタリマエ』なことなんて何一つないと考えてるんだろうな。特別なことが起きたときだけじゃなく、日々の普通のことにも、悪いことにも感謝するんだ。」

常連さん:
「そうだね、たとえば?」

オヤジ:
「たとえば昨夜の話だけど、土曜日の夜だってのにとってもヒマでさ。『今夜は運が悪いかもな』って感じてたんだよ。でも、そこへ友達の子どもたちが数人で来店してさ、ブルース・リーみたいな構えで挨拶してきて『筋トレしてめっちゃマッチョになりました!』って言ってきたんだ。その様子に思わず笑っちゃって、心がふっと軽くなったんだよ。」

常連さん:
「それ、いい話だね。そういう小さな出来事にも感謝するってことだな。」

オヤジ:
「そうそう。感謝することは特別なことがあったときだけじゃなく、日常の中の一瞬一瞬にもあるんだ。どんなことにも感謝できる人が、真の幸せを感じて運を引き寄せるんじゃないかなって思うんだ。」

常連さん:
「確かに、日々の小さなことに感謝することが大事だね。『アタリマエ』って思ってることが実は奇跡の連続なんだな。」

オヤジ:
「そうだな、その奇跡に気づいて感謝することが人生を豊かにしてくれるんだ。だからこそ、日々の生活で感謝の気持ちを忘れないようにしたいよ。運は、感謝の量に比例してるんだって、そう信じて生きていきたいね。」

追記:
「今日は息子のサッカーの応援に行く予定なんだよ。ガッツリ応援するのは初めてだから、楽しみでワクワクしてるんだ。息子が一生懸命プレーする姿を見られることも、普段の生活の中でアタリマエじゃない特別な瞬間だよな。こういう機会にも感謝の気持ちを持ちたいね。今日も暑くなりそうだけど、良い日曜日を過ごしてくれよ。いつもありがとうな。」

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