見出し画像

ChatGPTの出現によってプログラミングの勉強の仕方が変わる

#ChatGPT が出てきたことでプログラミングの勉強の仕方が変わった。もっと言えばプログラミングスクールに入る人の理由も変わるだろうと思った。

プログラミングスクールに入る理由

プログラミングスクールに入る理由は、プログラミングスクールに勤務した経験からして以下の二つに大別されると思う。

  1. 自分で勉強して迷子になる=調べてもわからない

  2. 体系的に学ぶことによって効率的に勉強したい

このうち1の理由、つまり自分で勉強して迷子になる人にとってはChatGPTで解決できるようになった。

調べてもわからないを具体化

何を調べれば良いかわからない

プログラミング学習によって自己学習するとき、Google検索で調べることが確実に必要になる。ただかなり多くの人がここでつまづく。「検索しても出てこない。」と。初心者の人は何を調べれば良いかわからない。具体的にいうとGoogle検索の窓になんと打ち込めば良いかわからないのだ。

検索の連続で迷子になる

初心者から中級者にかけて陥りやすいケースは、検索が連続して迷子になることだ。「あれ、今何を調べていたんだっけ?」と思ってしまう人や検索にやけに時間がかかる人はこれに該当する。
よっぽど簡単なものを除いて、検索とはAを調べてその中で出てきた疑問Bに対してまた調べてさらに出てきた疑問Cを調べてそれらをまとめてAに対する答えが出せるというように、検索が連続するものである。

必ずしも検索結果が連続してくれない

この検索の連続というのは自分の脳内の中のシナプスを検索の世界で作り上げるようなもの。まさにインターネットの中ではリンクとしてそれが再現されている。が、必ずしも最終的に欲しい情報に対して、調査の過程がつながっていないケースがある。こうなると検索の難易度は極端に増す。

ChatGPTで自分の知りたい質問を直球で訊ける

ところがChatGPTによって何ができるようになったかというと、自分で検索を繋ぐ必要がなくなった。自分の知りたい質問を直球で訊けるようになった。それに対してChatGPTが直接的な答えと具体例を提示してくれる。

ChatGPTは文脈を備えてくれる

これは今まで検索の中で検索している自分自身が文脈を作り上げなければならなかったところが、ChatGPTが文脈を作ってくれるようになったということだ。
僕がプログラミングスクールで教えているとき、何を調べているかわからなくなるという人に対して、今何を調べようとしているのかをノートに書きながらするといいとアドバイスしていた。これは文脈を作り上げることそのもの。それが不要になった。これはかなりの時間節約だ。
よく「先生に質問しながら勉強したいから」という理由で学校を選択する人がいる。それはきっと相手が提供してくれる文脈が欲しいということの言い換えだと思う。

プログラミングスクールに入ることの意義

こうなるとプログラミングスクールが提供する価値は何になっていくのだろうと気になってきた。「体系的に勉強したい」というニーズはあるだろう。ただ体系的に勉強するための目次を誰かがインターネットでオープンにすれば、あとは自己学習すれば良いという話になってくる。
リアルな場での人間と人間との相互作業の中で学びたいというようなニーズはあるだろう。つまり、コミュニティだ。ただ学習するだけであればChatGPTが大きな競合の一角になる気がする。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?