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『世界のサラダ図鑑』に登場してくる日本では手に入りにくい食材 第9回 野菜 その9 チャイヨーテ

チャイヨーテ

使用しているサラダ
Achard aux Légumes, コモロ/ Xuxu, ブラジル

どんな野菜?

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 日本ではチャヨーテと表記されることもあります。ちょっと見た感じ淡い緑色の洋梨に似ていますが、ヒョウタンやズッキーニ、キュウリと同じにウリ科の植物の実です。原産地はメキシコですが、今ではメキシコと同じように温かいところでは世界中いろいろなところで栽培されています。アメリカでもスーパーで簡単に手に入ります。

味、食感は?

 薄緑色の皮の内側は白に近い淡いクリーム色でリンゴに似ている気がします。食感もリンゴにとてもちかいといえます。味はマイルドというかあまりないといったほうがいいでしょう、生のままサラダに使うだけでなく、スープやカレーなどにしても美味しいです。調理した食感はズッキーニとかに似ています。味があまりないのでスープなどにすると味をよく吸ってくれます。この点では冬瓜に近いといえます。サラダにする場合もオレンジなど柑橘系のジュースをベースにしたマリネ液に浸けると爽やかなサラダに仕上がります。

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代替品は?

 日本語でハヤトウリと呼ばれていることからも分かるように、珍しいにしても絶対に手に入らない野菜というわけではありません。まずは探してみてください。チャイヨーテはウリ科の野菜であまり癖がないとても食べやすい野菜です。他のウリ科の野菜と比べると多少硬めでパリっとした食感を持っています。代替品として考えられるのは次のようなものになるでしょう。筆頭はコールラビ。コールラビもチャイヨーテ同様、どこでも簡単に手に入るというものではありませんが、探してみる価値はあると思います。どちらも漬物にしても美味しいです。もうひとつはズッキーニでしょうか。食感が違いますが生で食べれば似てなくはありません。

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