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『世界のサラダ図鑑』に登場してくる日本では手に入りにくい食材 第10回 野菜 その10 生食用のホウレン草(ベイビースピナッチ)

生食用のホウレン草(ベイビースピナッチ)

使用しているサラダ
Tahinli Ispanak Salatas, トルコ/ Grenada Black Beans, Heart of Palm and Corn Salad, グレナダ/ Maple Dressing Salad, カナダ/ Strawberry Spinach Salad, オーストラリア

ホウレン草は苦い?

 ほうれん草が苦いのはシュウ酸を多く含んでいるためです。湯がくと苦みが減少するのはシュウ酸が減少するからです。シュウ酸を体内に大量に取り込むと腎臓結石の原因になると言われています。ホウレン草の生食は腎臓結石の可能性がある人には勧められないのは事実です。ただそうした心配のない人であればホウレン草でも生食は可能です。ホウレン草を生で食べて病気になったというような事例はないようです。

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ホウレン草を生食?

 問題は苦みですが、辛い食べ物が好きな人、苦手な人がいるように個人個人の好みの問題で、ホウレン草の苦みが好きなのであれば生で食べればいいのではと私は思います。苦手ならば生食可能、サラダ用のホウレン草を使うことにしましょう。生食用のホウレン草が見つけにくい場合は、苦みの少ないちぢみホウレン草を使うという選択肢もあります。

ベイビースピナッチって?

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 アメリカではサラダ用のベイビースピナッチが売られているので、ホウレン草をよく生のまま食べます。ベイビースピナッチはその名の通りほうれん草の赤ん坊、つまり若芽で苦みが少ないのが特徴です。いわれてみるとそうなのかと思いますが、ベイビースピナッチを見ても見慣れた普通のホウレン草とは結びつきにくいかもしれません。ベイビースピナッチの葉は意外と大きくて形も違い、6㎝以上のものもあります。洗浄済みなので袋やパックから出してそのまま食べられます。

違う野菜を使ってみる

 ホウレン草を生で食べることに抵抗があるならば、あえてホウレン草にこだわる必要はありません。代りにルッコラ、春菊、クレソンといった野菜を使うというのはどうでしょうか。ホウレン草とは違ったシャープな味わいのサラダになります。

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