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[004]経済のお勉強〜其の一〜

洗練された投資家になる為お勉強も必要です!今回はミクロ•マクロ経済の違いとGDPについてです。

今後何回かに分けマクロ経済の4つの目標①経済成長、②失業率低下、③インフレ率低下(安定化)、④持続可能な国際収支についてまとめていきます。

洗練された投資家になる為に

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じっちゃま曰く、《投資に夢中になると経済もわかってくる。経済がわかると世の中の仕組みがわかってくる。会社や国が何によって衝き動かされているかが分かれば、それを逆手に投資で儲けることが出来るし、ビジネスの現場で上手く立ち回ることができる。「人生のチート・メニュー」をアクティベートしたような状態。》

というわけで、ケインズまで遡りはしませんが経済のお勉強です。

ミクロ経済とマクロ経済

じっちゃま曰く、《マクロ経済からミクロ(個別株の業績)まで、全部見る必要があります。》

またある時じっちゃま曰く、《FRBの二つの使命(デュアル・マンドレート)とは①失業率の最小限化、②インフレ率2%に安定させること。》

まず、ミクロ経済とマクロ経済の違いについてです。アホな私はこんな事も知りませんでした。ミクロ経済は財、労働、資本の各市場に注目し独占と競争、貧困、格差、保険、ガバナンス等の問題について考えるものです。経済成長等は範囲外です。

一方マクロ経済は①経済成長、②失業率低下、③インフレ率低下(安定化)、④持続可能な国際収支の4つを目標としており、これらの関係性を理解するためのものです。これら4つの項目の関係を理解するためのフレームワークが総需要•総供給モデルです。また私たち投資家がその動向を常にマークしているFRB(連邦準備制度理事会)は財政•金融政策の二つを武器に失業率低下とインフレ率安定化を図る事を使命としています。つまり株式投資家にとってマクロ経済は必要不可欠な知識です。

GDP(国民総生産)

最初にこれから経済成長等を議論するにあたりGDPについて勉強してみました。GDPは国の経済規模を測る尺度です。一年間に生産、供給された最終生産物の総額と定義されます。言い換えると一年で物がどれだけ売れたかをあらわします。需要と供給は等しくなるので、一年でどれだけ物が買われたかと見る事もできます。

数式で表すとGDP=C(消費)+I(投資)+G(財政支出)+EX(輸出)-IM(輸入)となり、各項目を米国商務省が統計データから算出、推測し計算します。一人当たりのGDPや物価変動を補正した実質GDP等が注目されます。

また最終生産物だけが対象(自動車生産はGDPに入るがその部品はカウント外)であったり、家庭内の生産は計上されない、環境対策が進んでもGDPは変わらない等の限界はありますが、経済規模を表す非常に重要な指標といえます。

◼️語録

じっちゃま曰く、《米国GDPは、米国経済に関する最も包括的な指標です。GDPの数字が強ければ米国株は買われます。GDPの算出に使われるデータの一部はGDPの発表よりも一足先に公開されることからGDPの予想は事前に検討がつけやすいです。このためサプライズが出ることは比較的稀です。発表は、各月の第4週の金表日。》

最後に

長文になりそうなので複数回に分け少しずつ、経済成長、失業率低下、インフレ率低下、持続可能な国際収支とそれぞれの関係等をまとめてみたいと思います。早くも挫折しそうですが頑張ってみます!

最後まで読んでいただきありがとうございます(≧∀≦)


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