序章
気づけば35歳になっていた。
僕は何歳まで生きられるのだろうか?
誕生日を迎えるたびに思い返している。
そういえばあれからもう10年が経つ。
25歳のころ。
いくつかの出来事が重なり、僕の中にある何かが爆ぜた。
あの頃から、生きることへ情熱をおさえられなくなった。
残された時間が与えてくれている、無限の可能性に胸が熱くなり、将来のことを想い描かずにはいられなかった。
そして、動かずにじっとしているなんて、絶対に無理な自分になってしまった。
誕生日ケーキのローソクの火を消すたびに、自分の中にある情熱までもが消えてなくなっていくような、そんな人生はごめんだ。消すこと以上に、灯し続ける生き方がしたい。
このnoteは、僕の日々の独白。
誰のためでもなく、自らのために書くnote。
自らの生き方を、日々アップデートし続けるためのツール。
そんな自分のため書くnoteが、自分以外の誰かの小さな希望になれば嬉しいことだ。たとえそれが、あなた一人だとしても。
僕は今から10年間、このnoteを書き続けることにする。
1000年後まで紡がれていくnoteを。
ふと時計を見ると、もう20時前だというのに、窓の外の夕焼けがいつもより眩しい。
11hのフライトを終えて、ようやくたどり着いた場所はパリ。
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