2020/03/03 Product Managerの仕事。なんとかすること

Product Managerをしている。

昨日のnoteをチームメンバーに見せたら「それって納得の押し付けなんじゃないの」というような観点をもらって、考えた。確かにそうだなと思った。死ぬまで働く村の出身なので油断するとすぐ死ぬまで働く教のドグマを引き摺り出してしまう。死ぬまで働く教は末端のメンバーが最強になることで全てを解決しようとする思想であり、力が足りないところは物量でカバーという宗教である。現代日本においてもっとも普及している教義の一つである。[要出典]

Product Managerというのはなんだろうか。字義通り読むならばProductのManagerである。おれはManagerは「なんとかする人」だと思っている。なんとかするってなんだろう。仕事において、それが単なる平和を意味するわけじゃないのは確かだ。

なんとかしていくのは簡単ではない。ナントカが何なのか、だいたいみんなわかっていないからだ。プロダクトってものはみんなの思いが生まれやすいもので、合意が取れたと思った会議の5秒後にはもう認識がずれていたりする。だからなんとかするというのは、たぶん「なんとかする」ってなんなのかを永遠に再定義して、それをやっていくことなんじゃないかと思う。

Product Managerはややもするとスケジュールの伝道師であったり、仕様の神になりやすい。詳しくはメテオフォール開発を参照いただきたい。こうなるとただの使徒である。しかしなんとかするというのはむしろ、なんとかなるように天に祈りを捧げる仕事なんではないかと思う。比喩が雑すぎて何いってるのかわかんねえな。

基本的に経営レイヤーの期待値と現場レイヤーの期待値が、何もせずに噛み合うことはない。何もせずに生まれる出力の、だいたい5倍くらいの成果をつねに期待されてるパターンだ。なんとかするというのは、本来そんなに火力出ないっすよって言いながら、そのぐらいの成果を5分の1の火力で出すための重点を決める作業なんだと思う。

抽象論をこねくり回して今日はおわり。

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