3月11日土曜日阪神8R阪神スプリングジャンプ(J-G2)予想見解

皆さんこんばんは。
オジュウチョウサンが昨年末で引退し、群雄割拠の障害レース戦線で、いよいよ明日、今年初のジャンプ重賞が開催されます。

そのオジュウチョウサンが引退した中山大障害を制したニシノデイジーが今回参戦表明。他にも中山大障害上位メンバーが全頭参戦するなど、非常に豪華なメンバーのレースになりました。

馬券としても是非とも当てたいレースですので、予想・見解を書き連ねていこうと思います。
それでは印から。

◎ミッキーメテオ
○ケンホファヴァルト
▲ロードアクア
△ニシノデイジー
△レオビヨンド

買い目
単勝 ミッキーメテオ
馬連
◎→○▲△ニシノデイジーのみ

(全頭見解)※枠順
○1.ケンホファヴァルト
昨年年始に熊沢騎手が落馬してから森一馬騎手、中山大障害は小牧加矢太騎手と乗り替わりを経て、奇跡の復帰を果たした熊沢騎手に手が戻ってきました。熊沢騎手が騎乗していた以前は馬を前に置き、行きたがる気性を我慢させる競馬を覚えさせていたが、森騎手、小牧騎手はその経験をあまり活かせず、馬の行きたいように機嫌を損ねないような乗り方が目立った。
今回熊沢騎手に戻り、以前のようなレース運びが出来れば脚も溜まり、芝の平地脚が活きるはず。

△2.ニシノデイジー
昨年の中山大障害馬、普通に考えたら平地力もメンバーでは申し分ない馬ではあり、◎にする人も多いですが今回は△とする。
理由としてはまず鞍上。今回中山大障害を勝った時の五十嵐騎手ではなく、石神騎手に乗り替わりとなった。
理由は◎をつけたミッキーメテオが中山大障害を回避し、阪神スプリングジャンプに向かうことが既に先に決まっていた事、そのレースへの起用を五十嵐騎手が進言していた事が理由となり、先約を破棄出来なかった事が理由。

石神騎手といえば言わずとしれたオジュウチョウサンの主戦騎手で、オジュウチョウサンが引退した今は特に今日の有力馬で空きそうな馬がおらず、丁度予定が空いていた所に今回白羽の矢が立ったのである。

話を聞くだけだと何ら乗り替わりに問題はなく感じる人も居るかもしれない。

しかし、よく思い出して欲しい。
アップトゥデイトという馬を。

この馬はかつてオジュウチョウサンと激戦を繰り広げていたライバルで、林満明騎手というベテラン騎手がお手馬として乗っていた。
しかし林満明騎手が引退を表明、林騎手引退後は白浜雄造騎手が後を引き継ぐ形で乗り替わりになった。

しかし「障害レース」というレースは騎手が付きっきりで馬と向き合い、障害練習から障害試験、本番まで平地競争以上に騎手と馬のコンビネーションが求められるレース。
勝ちから数年見放されてる若手騎手から中堅・ベテラン騎手に乗り代わるならプラスになる部分が多いが、中堅・ベテラン騎手から同じようなキャリアの騎手に変わるのは必ずしもプラスになるとは言えない時がある。

アップトゥデイトは白浜騎手に替った初戦の小倉サマージャンプで、スタートに失敗したと思えば二番手に下がりを繰り返す終始ちぐはぐな競馬を見せ、最後はソロルに足をすくわれる結果となった。
次の京都ジャンプステークスはハナを拘ったお陰で勝つことは出来たが、次の大一番の中山大障害、最終障害前に2頭に交わされた焦りから落馬転倒してしまう最悪の結末になってしまう。

必ずしも乗り替わりはプラスに働くとは限らない。

それは今回のニシノデイジーも同じ立場である。
おまけに石神騎手は落馬負傷から先週復帰し、ニシノデイジーに調教をつけているとのこと。

このわずか一週間でニシノデイジーが持つクセ、特徴、実力を発揮できる乗り方を把握するのは流石の石神騎手でも苦労するのではないか?
阪神の障害コースも今回初めて、一頭だけ62キロを背負い61.60キロのメンバーを迎え撃つ、そして本番は次の中山グランドジャンプと考えると。負けた時の言い訳は幾らでもあるわけである。

以上をもって、2番ニシノデイジーを△、相手までの指名とさせて頂く。

▲3.ロードアクア
去年秋に障害転向した元ダート短距離OP馬、試験内容も良好で障害初戦から追いかけていた馬です。
飛越も安定しており、天性のスピードから先行力が持ち味。阪神オープンや小倉オープンで3000m超えの距離も克服しており、未だに底が見えない一頭です。
今回もこの豪華メンバーでどこまでやれるか楽しみ。

消4.ポルトラーノ
実績が可動式障害コースに偏っている。
スタートからの脚が鈍く、重賞では苦戦が続いている。主戦騎手の草野騎手落馬負傷で今回蓑島騎手が騎乗となる点もマイナス。現状買う要素が見当たらない。

消5.マッスルビーチ
重賞でも健闘するようにはなってきたもののベストは時計のかかる重馬場、中山大障害はニシノデイジーがロングスパートを仕掛けた為、恩恵を受けたとみる。馬場の良い今回は見送り

△6.レオビヨンド
障害コースでも距離が長い所(3500m以上)で適性の高い一頭。前走はスピードが求められるこの馬に苦手な展開になり敗退してしまった。
今回は前回より緩いペースで進めれそう。
穴の3列目にどうぞ。

◎7.ミッキーメテオ
今回◎で指名。前走イルミネーションジャンプステークスの走りがとにかく圧巻。道中は5番手で折り合い安定した飛越で位置を上げていき、直線で他馬を置き去りにする完璧と呼べるぐらいの圧勝ぶりでした。中山大障害で台風の目になると思いきやまさかの回避、次に鞍上の五十嵐騎手が進言したのがこの阪神スプリングジャンプでした。
ニシノデイジーを断ってまでこちらに乗る五十嵐騎手の覚悟は違うでしょうね。これでニシノデイジーに負けてはいられません。
調教もメンバー中かなり良い調教内容を消化しており、ここがヤリかなと思います。
単複で手厚く、3連複三連単の軸でどうぞ。

消8.マーニ
去年10月1年ぶりに復帰。ハードル障害オンリーのコースでは強いが生け垣障害のあるコースになるとまるで別馬に。今回も見送りが賢明です

消9.ジェミニキング
馬場が悪くなる、時計がかかるなら買いたかった一頭。昨年末阪神で2回続けて飛越ミスで落馬しており、相性の悪さが伺える。騎手も主戦騎手の難波騎手がロードアクアを選んだ為、小野寺騎手に乗り替わり。
前走中山でも3着には来ているが飛越の稚拙さも見受けられた。見送り。

消10.マイネルレオーネ
小さな身体をいっぱいに使って飛越する障害のメロディーレーン。昨年の東京HJと同じく、調教内容からも本番は次の中山GJを見据えた仕上がり。次でまた狙いたい。見送り

消11.ゼノヴァース
中山大障害2着馬も消し。調教過程がこちらも次を見据えた仕上がり。初の阪神コースもこなせるとは思うが・・・人気馬で妙味もない為見送り

消12.マイネルパラディ
現状オープン一般競争で苦戦しているレベル。ちょっと敷居が高すぎる印象。見送り

以上。ここがメイチかと思われるミッキーメテオ、乗り替わりが気になる馬、仕上がり途上で次の本番を見据える馬、様々な思惑の陣営が居ますが、まずは全馬完走を!

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