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詩・ポエム

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「かくれんぼ」 ペンネーム:ハジメ・オバタさん

おいでよ こっちへ
扉を開いてこの虚ろの村へ
私はここであなたをいつまでも待っているよ
生命(いのち)の泉の端(はた)に立って
あなたが私の首に蛸(たこ)のように巻き付いて
頬ずりをしてくれるのを夢見ているよ
ぬめりを纏ったあなたとともに
私は永遠にここで生き続けたい
そう思っているのに マーダダヨ!
あなたは私の鼻先にかびれた衣擦(きぬず)れの音を残して
宇宙の彼方へ消えていこうとしている
プカリ プカリ・・・プカリ

「君への愛」 ペンネーム:ハジメ・オバタさん

卵形をした思考の縁に
古びたブランコがひとつぶら下がり
ポニーテールに黒髪をくくった幼子(おさなご)がその上に乗って
いつまでも振り子運動を繰り返している。
赤いスカートが風に揺れ
頬はピンク色に染まる。
青白い血管に覆われた細い両手は
しっかりとロープを握っているようだが
私はこの手がやがて伸びて
緑色の蔓のようにさらに伸びて
静寂の中を突き抜けて
大気圏から宇宙へ走り
第五惑星(ジュピター)にとどくことを知っている。
ガス層の流れに身を包み
胎児のように満ち足りた一生を閉じるということを

ペンネーム:須藤克明さん

人は一人では生きてゆけないという!
しかし一方では、人は一人で生まれ出でて、一人でこの世を去るといわれている!
矛盾?どこが?

人は人の優しさをほしがるが、どこかにけして得ることのできない焦燥感を感じている!
人生は無常?
でもそれって本当かな?
疑ってみてもいいかも!

ペンネーム:西浦さん

現在のままでは仲間から外されそうで、毎日頭の中の半分ぐらいは何か書けないかな、何を書いたらいいかなと迷っているのになかなかまとまらない。何か書かなければ仲間から外されそうで心配。子どもたちと練習している人形劇のこと、夢二のことを子どもたちに伝えたい、じじばばの孫育て応援記、忘れられない子どもたちのこと、浮かんでくるがまとまらなくて筆が進まない。もう少し、もう少し。

ペンネーム:三原末広さん

子供たちが小さい時、車で旅をしていたら、「お父さん、お月さんが追いかけてくるよ。」と末の子が行った。「遠くまで来てるのに、家からずっとついてくる。」というのだ。「友達になりたいんかね。」と答えた。
あれから何十年経ったか、子供達は大人になり、皆離れて暮らしている。あの時と同じ月が夜空に浮かんでいる。
「皆の顔は見えないけれど、お月さんは皆の顔が見えるんだよね。」と、つぶやく私。

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