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【歌舞伎町徘徊録】ホストと風俗嬢の絆から考える、人や社会は等価交換でつながっているという話

先日、買い物のついでに、ふと「歌舞伎町を徘徊したい」と思いついた。ブラブラとその景色をスマホのカメラに収めながら、同時に人間観察を行うのが目的だ。

その日も歌舞伎町には「ホストと風俗嬢」とおぼしき男女が結構な割合で歩いていて、彼らは仲睦まじげに(に見える)腕を組んだり、手を繋いだり、「彼らにしかわからない何か」で満たされているように見える。

UFOキャッチャーで彼氏(ホスト)がとったであろうぬいぐるみを、大事そうに女の子が抱えながら歩いている光景は、年末に一人で夜の街を彷徨う僕よりも100倍幸せそうだった。

※ただこれは、土地柄そう判断しただけ。実際はただのカップルかもしれないので、あくまで僕の憶測に過ぎないことを先に断っておきたい。


歪な利害関係にみえて、じつは等価交換

久しぶりに歩いたけど、やっぱすげー(笑)

ホストと風俗嬢が、双方にとって需要と供給の関係であることは、みなさんも想像に難くないだろう。

風俗嬢は体を売って客の性欲を満たし、その対価として高い報酬を得る。

その給料をホストに注ぎ込むことで、ホストの売上は潤い、生活の質が向上する。

ホストはそれに見合うだけ、風俗嬢の心を満たし、そこに自分達だけの幸せを見出す。

どちらかが過多になればバランスが崩れ、ともすれば解消してしまうかもしれない、歪な絆で結ばれているのが彼らなのである。

いや、一見「歪」とも見れるが、なにも彼らだけではなく自分達にも当てはまることである。

人間関係はいつだって、等価交換で成立しているからだ。

“会社と人材”も同じ関係

あなたの価値(社会的価値)を会社が見極め、あなたの時間を買う

その対価として、“生活の安定”という名の給料を労働者に支給する。

これだって、等価交換だ。

会社がその人材に対していくら支払うのか、会社が勝手に決めているので、実際には世間の価値と乖離があることだってある。(だいたい世間の価値とニアリーイコールではあるが)

どちらかに不満が溜まれば解消してしまう関係」というのも、ホストと風俗嬢と、なんら本質的には変わらないのである。

会社側に「この人材にこの給料か……」と思われたときが、一番危ないときかもしれないので、いつでもクビになる準備と覚悟だけはしておいたほうがいい。(冗談抜きで)

だからこそ自分を磨き続け、社会にその価値を認めさせ続ける必要があったりする。

どんな結果になっても後悔しないように、常に全力投球はやって当たり前。

壁に向かって投げたボールは、放った強さの分しか跳ね返ってこない

これは親父に教えられた言葉だが、本当に真理だなぁと思う。

プロセスと結果は、どこかで繋がっていると信じたい。

「自分が与えられること」だけを考えないように

人と話していると、びっくりするぐらい、相手(会社や恋人)から与えてもらうことばかり考えてしまっている人が多い。

いったい、自分は何を与えられるだろうか?

人に与えることで、はじめて相手から与えてもらえるものがある。

本当に幸せになりたいなら、幸せにしてもらうことをばかりを考えずに、相手を幸せにしてあげるためにはどうすれば良いか? を考えるべきなんだけどね。

それは家族でも、好きな人でも、友達でも、仕事でも一緒と思う。

まとめ

このお姉さんはフリー素材のモデルさんね。嬢ではない(笑)

というわけで、今回は「“ホストと風俗嬢の歪な絆”からみる、人や社会は等価交換でつながっているという話」について、その持論を述べた。

ことプラベートな人間関係において、“等価交換”という話を持ち込むのはいささか寂しい気もするので、夢を持つためにも、あまり真に受け過ぎないほうが良い。(←どっちや?笑)

ただ、あなたの周りにいてくれる人たちは、いてくれて当たり前の存在じゃないということだけは、どうか忘れないように。

自分が与え続けている状況に、不満や疑問を持ってしまったら、それこそ終わりである。

そんなことは言わなくてもわかっていると思うけど、お互いを思いやる気持ちさえ失わなければ、どんな立場であっても、損得感情を超えたとても良い人間関係を続けていくことができるだろう。

と、最後はしっとりと締めさせていただきたい。

↑参考までに。お時間がある人はどうぞ。自分には縁遠い世界ほど、なんだか興味が出てしまうものである(笑)



まーしー

出典:photo AC











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