黒崎健一が35歳に。せっかくなので、誕生日を祝った彼自身について書いてみようと思う。
仕事仲間、そして友人でもある、カメラマン黒崎健一。11月17日に35歳になるということで、みんなでお祝いしたのである。そこで今一度、「クロサキケンイチって何者?」について、あらためて綴ってみようと思う。
誕生日おめでとう
過ぎし日の11月12日。
先輩であり、友人であり、仕事仲間でもある、カメラマン黒崎健一の誕生会を企画した。
ひたすら声をかけ、同じ空間に集まった人数は、約30名。
僕らは実行委員として、集客を頑張ったのは確かではあるが、彼が主役でなければ、ここまでの人数は集まらなかっただろう。
そう思うよね。
黒崎健一との出会い
まず、黒崎さんとの出会いについて。
僕はアウトドアメディアで記事の制作をしているんだけど、今から、3〜4年前、カメラマンの彼と仕事をともにしたのがきっかけだ。
最初に顔を合わせたのは、サングラスの撮影だった。
出会った当初は、当然、今みたいにくだけた話はしないし、あくまで業務的な会話だったと記憶している。
とはいえ、そつなく撮影はこなしてくれるし、僕もそれ以上を求めることはなかった。
印象深かったのは、撮影後に渋谷でランチを食べていたときのこと。
突然、「僕、こないだ警察に捕まったんですよね〜」と、彼が切り出してきた。
(聴けば大した罪でもなく、事情聴取程度ですぐに釈放されたらしい)
そのとき、「あぁ、この人はあえて自分の失敗談を話すことで、懐に潜り込むタイプか」と瞬時に、かつ勝手に悟ったのである。
※そこまで考えていたのかは……ま、わからないですけど(笑)
以降、「釣りガールを、今まで読者が見たことない表情で撮ってほしい」と、再度撮影を依頼したり、
いろいろな仕事を通して、相互の理解を深めていったような気がする。
仲良くなるにつれ、
宅飲みに呼んでくれたり、
キャンプに呼んでくれたり、
なかなか自分一人では知り合えないような、素敵な人たちを紹介してくれたりした。
「自分を通して、周りの人たちが繋がっていくのが楽しい」
そう本人もよく言っているが、彼の笑顔を見ると、この言葉は本心なんだろうなぁ、と毎度思うのである。
犬のように人懐こく、熊のように本能に従う男
黒崎さんを一言で表すなら、見出しのような人だと僕は考える。
「初対面でも、短時間で(ある程度)人の懐に入り込む」というスキルに長けていて、知り合って15分後には「クロちゃ〜ん」と気軽に呼べるような、そんな雰囲気を作ってくれる人だ。
それは持って生まれた彼自身の素質なのか、はたまた、カメラマンという職業柄、後天的に必要にかられ身につけたものなのか。
本質的には人見知りが努力しているだけにも見えるので、どこか一定の間隔を保ちながら、人と接しているようにも見えるのだけど(笑)
しかし、これが出会った当初の僕にとっては心地よかった。
「馴れ馴れしい」と「親しみやすい」は案外紙一重だったりするから、この塩梅ってじつは難しい。
「誰とでも仲良くできる」ことと、「薄っぺらい表面上のコミュニケーション」も同じようなもので、受け取り手によっては不愉快に感じることもある。
そのへんのバランスに長けている人物なのかもしれない。(知らんけど)
100%言い切れるのは、本人はそこまで計算してコミュニケーションをとっていない可能性が高いということである(爆)
きっとその素直さに、周りの人が引き寄せられているのだろう。
また、本能に忠実と書いたのはそのままである。
三大欲求(食欲・性欲・睡眠欲)に対して、実に素直に行動する人だからだ。
これに関しては、ここで多言すればするほど、本人のイメージを低下させるリスクがあるので割愛しよう(笑)
きっと黒崎さんと関わった人なら、言わんとしていることがわかるはずだから。
さいごに
いろいろ書きましたが、何を言いたいかって言うと、僕は黒崎さんに割と感謝しているということ。
仕事はもちろん、気づけば関係ないプライベートな悩みを相談していたりと……とにかく、自分のためにたくさん時間を割いてくれたことが、感謝しているほんとうの理由だったりする。
ときに辛辣な意見をぶつけるときだってあるけど、ワンカットワンカット妥協しないで撮影して納品する仕事ぶりが好きだし、持ち前の“犬っぽさ”で、現場の雰囲気だって良くなるってものよ。
ものづくりをしていると、自分一人の力では完成することはできないと痛感させられるシーンが、ままある。
編集がいて、ライターがいて、カメラマンがいて、読んでくれる読者がいて、はじめて「記事」は成立するものだ。
だから、これからも妥協なく一緒にものづくりをしていきたいし、どうせならいいもの(納得できるもの)を残していきたい。
「“どんな仕事”をするかじゃなく、“どんな人”と仕事をしたいかが大事」
過去、親父に教えられた言葉の意味が、黒崎さんと出会ったことで、少しずつ理解できるようになりつつあるのだ。
まーしー
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?