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Nightowl Industries / Parabellum Drive Ver2

■動画■

■概要■
Parabellum Driveは、同メーカーがリリースしているEdisonPreampと並列ゲルマニウム歪みを組み合わせたもので,
 DunwichAmpsのNicholasWilliamsによって設計された歪み回路を使用しています。
9V/250mAで駆動します。一般的なBOSSのアダプター等が使用できます。
 
 シグナルチェーンは、Ver1と同じオールチューブEF86ブーストで始まります。 ブーストされたEF86信号はバッファリングされ、2つの並列ゲルマニウム歪みステージに分割されます。  1つは、ハードクリッピング特性を備え、ハイ/ハイミッドを増幅するように設計されています。もう1つは、ソフトクリッピング特性を備え、ロー/ローミッドに焦点を合わせています。 各ステージの出力は均等にミックスされ、ディストーション、周波数コンテンツ、および音のテクスチャが組み合わされて、独自のディストーションが得られます。
 


 ミックスされた出力は3バンドEQに送信されます。これは、トランジスタベースのEQバンドで設計されています。 巨大なローエンド、音楽的なミドル、ブーストカットに優れたトレブルにより、ゲインと組み合わせて幅広い音色を作ることができます。
 
 筐体は、非常に印象的なラットのマークが彫刻され、粉体塗装されたマットブラックとなっており、最先端の外観のためにHaramisMusicalHardware製のラットが彫刻されたカスタムノブで装飾されています。各ユニットは手作業で組み立て、仕上げ、配線され、ニューヨーク州グリーンウッドレイクでハンドメイド製造されています。



■使用感■
私はVer1も所持していますが、改良品というよりかは別物である印象を受けました。
操作性はブーストトグルスイッチがなくなり簡易になりました。


筐体の見た目は以前のアニメイラストの大きなステッカーからこだわった彫刻デザインに大幅に改善されています。
サウンドは以前のファズに近い荒さから、ややまとまりのあるディストーションのようなサウンドに変化しています。コレに関してはどちらが良いということもなく両者ともそれぞれ優れています。

肝心な音については、デモビデオで見ていただけるとわかりやすいですが、比較的ゲインの高いアグレッシブなサウンドとなっています。まずライン直でこのペダルを使用しようとすると少しハイが尖って聞こえます。個人的にはどの歪みペダルもそうですが、キャビネットを通した音、もしくはシミュレートした音を元にレコーディングを考えると良いと思います。

EQの効きは良く、トレブルでハイのバランスや尖り具合、ミドルはブーストすると非常に抜けが良くなりアンサンブルに埋もれず、歪みペダルで良くあるモーモーとしたサウンドだけが残り歪みが聞こえなくなるということがなくなります。カットしても、トレブルを上げてかなり強いドンシャリサウンドを作ることができます。ローはベースで欲しい帯域に十分に効き、元々ギターでも使用できるペダルでもありますがベースにも文句なしに使うことができます。
また、指弾き、スラップ、ピック弾きどのどの奏法にも違和感なく使用することができます。この歪みはかなり強く効きますが、ミックスノブなしにベースの存在感を維持することができ、アタックが鋭いことからもスラップで潰れすぎてしまうこともありません。

■後書き■
このメーカーはアンプも作っていて、個人的にアンプを作るメーカーのペダルは好きなんですね。で、ここのメーカーのEdison preamp V1とV2, Parabellum Drive のV1とV2を購入していてどれも気に入っています。
強いて言うと、Parabellum Drive V1のアニメステッカーが好きじゃなかったんですね。
でもこないだ、“ Army of Thieves”と言う映画をネットフリックスで見ていたら、同じキャラクターのイラストが出ていたんですよ。何かの有名なキャラクターなのかとビルダーに聞いてみたら、「知らないけど、ネットのフリー素材で拾った」とすごくラフな回答が返ってきました。笑っちゃいましたね。
それから、普段は好まないアニメ柄のエフェクターに対して愛嬌を感じ、そのペダルは好きになりました笑
Edison preamp に関してもデモビデオを作っているのでそちらを見ていただけると、わかりやすいんですが、コンプ感のある太いサウンドが特徴の面白い小型ペダルも作っているので是非公式サイトやYouTubeを覗いてみてください^_^

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