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いつもの喫茶店

昨日の英会話レッスンの講師の第一声が、

「今日はショックな出来事があって、毎日通っていたカフェが爆発されたの!」

えっー!!!

このカミングアウトにびっくりした僕は、すかさず「えっ、それってテロ?」

「違うの。そこの喫茶店は人気店だったから、
別の喫茶店のオーナーが仕掛けたんだよ。」

僕は混乱した。
そんな事ってある? 講師と僕は、どれだけ違う環境にいるんだろう?そもそも今、英語のレッスンしてて大丈夫なの? 

どうやら、講師のいる町では犯罪組織による爆発は珍しいことではないようだ。ただ、彼らはターゲット以外の人を傷付けないよう、夜間に活動するらしい。今回もスタッフも含め死傷者はゼロとの事。

講師は、爆発後に喫茶店に駆け付け、撮影したムービーを見せてくれた。ビルの一階のカフェは燃えつきた後で、周りは見物人たちで騒がしかった

それでもその人気店は修理を急ぎ、1か月後には再度OPENする予定のようで、講師はほっとしていた。

レッスン後、僕は、聞いた事件のショックはあるものの、講師が毎日カフェにに通っていることに共感し、嬉しかった。

僕も30歳過ぎたくらいからかな、毎朝、出勤前に喫茶店に立ち寄る習慣がある。

ふと、自分のその習慣を愛おしく思えた。

言っても、ゆったりしている時間はなくて、コーヒー1杯で10分もいれないときもある。
でも、どうしても、自分と向き合う時間が必要。

家族のいる家も好きだけど、朝の喫茶店での10分は超貴重。自分の頭の中を整理したり、日記を書いて心の中の思いと向き合ったり。時には勉強したり。

電車の中の時間とも、また質の違う自分時間。

その時間があるのとないのでは、一日のあり方が、全然違う。

仕事の同僚とは、照れ臭いし、僕の習慣など話題にもしない。

英会話がまた、日々の幸せに気づかせてくれた気がして得した気分です。

よし!また明日も、喫茶店寄って、一日がんばるぞ!

まさのり


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