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7季通して背中を押し続けたこと《前編》

三日坊主な性分の私が、軽い気持ちで日本のプロバスケを見始め、6年と7ヶ月の間同じチームを応援し続けることが出来たのは、私自身としてもよくここまで走り抜けたものだと我ながらそう感じた。

詳細については後述したいが、ここまで走り抜けることが出来たのはジェッツを通じてさまざまな方々との出会いがあったおかげである。

実は、ジェッツがプロチームとして発足した2011年の秋、船橋アリーナでの横浜ビー・コルセアーズ戦を見たのが「本当の」ジェッツ初観戦だった。
ただその当時は、地元の横浜にプロバスケチームができたというのを小耳にし、その節がたまたま近場のアウェイの船橋だったので、じゃぁちょっと見に行こうかと思い足を運んだ。
私自体生でバスケの試合を見たことなど無かったし、今とは違って余り日本のプロバスケの認知度は高く無かった。それ故にその時の印象といえば観客席ガラガラだなぁということと、攻守の切り替えが早いんだなぐらいの印象しか残っていなかった。

その時代はご存知の方も少なくないかと思うが、当時の日本の男子プロバスケリーグはJBL(後のNBL)と当時ジェッツが参入したbjリーグの二つに分裂していた。TVや新聞などのマスメディアでその両者が取り上げられるのはベタ記事はおろかせいぜい試合のスコアだけが新聞紙面の隅っこに載るのがせいぜいだし、土日のNHKのスポーツニュースで番組終了直前に対戦結果だけが出ればマシな方だった。

そんな露出度の低さもあってか、その次にバスケ観戦をしたのはその2年後の地元平塚だった。週末の暇つぶしも兼ねて近所でビーコル戦でも見ようかと思っていたが、奇しくも相手は来季から戦いの場をNBLに移す千葉ジェッツだった。

当時はどこか独特な雰囲気で、私はなんだかその雰囲気に入りきれないなぁと感じつつ試合を眺めていたが、そこで目立っていたのが赤い正方形のロゴフラッグを振りかざすジェッツブースタだった。でもその時もっと驚いたのは、ジェッツが得点するたびに大きく飛び跳ねる男性だった。見たことの無い光景に驚きを禁じ得なかった。
ここまで書けばお馴染みのあの方だっとお分かりであろうが(笑)。