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「2022年飛躍しそうな若手女性声優さんをピックアップしてみた」の回顧録(個人的視点)

みなさんお疲れ様です。

あっという間に2022年もあと数日となりました。現在放送されている「秋アニメ」も含め、1年間に数多くのアニメ作品が世に送り出されています。

さて、今回は昨年の同時期に以下のテーマでnoteに記事を書いておりましたので「答え合わせ」をします

ぜひ一読いただけますと幸いです。

【答え合わせ1】羊宮妃那さん(青二プロダクション)

私が「2022年飛躍しそうな若手女性声優さん」で1人目に挙げたのは、羊宮妃那さん(青二プロダクション)でした。

羊宮さんは2020年より活動を開始。アニメおよびゲームのコンテンツで徐々に頭角を現していたのが2021年終了時点となります。

当時の主な出演作品は以下の通り

  • SELECTION PROJECT(八木野土香)

  • プラチナエンド(六階堂菜々香)

  • 先輩がうざい後輩の話(モブ複数)

SELECTION PROJECT(以下、セレプロ)では、北海道代表のアイドル候補・八木野土香を演じております。上田麗奈さんなどと通じる「かわいい系の澄んだ声」の印象を強く持っておりました。

そして2022年、羊宮さんがアニメ作品で演じた主なキャラクターは以下の通りです。答え合わせは…

  • その着せ替え人形は恋をする(乾心寿)

  • くノ一ツバキの胸の内(モクレン)

  • 史上最強の大魔王、村人Aに転生する(ジニー・フィン・ド・サルヴァン)

  • それでも歩は寄せてくる(御影桜子)

まさかの主要・レギュラー格キャラクターを4本も確保。

この他にも、いくつかの作品で単発でのモブキャラクターを演じておりますが、4本も主要なキャラクターを演じた経験を得たのは大きかったのではないでしょうか。

「その着せ替え人形は恋をする」(着せ恋)では、主人公・新菜、ヒロイン・海夢の前に現れる“乾姉妹”の妹、心寿を演じました。前述のセレプロ・野土香と同様で、羊宮さんの声質を生かし切っていたように感じます。

着せ恋以外でも「くノ一ツバキ」モクレン、「史上最強の大魔王、村人Aに転生する」のジニーと、耳にすれば「羊宮さん?」と感じさせる声を拝聴する機会が多かった。他所からの移籍組が目立つ青二プロダクションさんでは、自前で一から確保した(とはいえ、青二塾を経由したなどの人ではありませんが)若手声優さんです。

当面、青二プロダクションさんの若手枠で第一に推されていくのは、羊宮さんとなると予想しています。実際、2023年に出演の決まっているアニメ作品ですが確認してみますと

  • アルスの巨獣(クウミ)

  • 転生王女と天才令嬢の魔法革命(レイニ・シアン)

  • 僕の心のヤバイやつ(山田杏奈)

初めての主演を演じる「アルスの巨獣」クウミ役をはじめ、既にレギュラー格にて出演作が決定。いかに、青二プロダクションさんが期待しているのか読み取れます。

ご本人は、Twitterなどで積極的に発信も行っており、既にファンも一定数付いているようです。今後の活動次第では、伸びてくるんじゃないかなと想像できます。

ぜひ、順調にお仕事を増やしていってもらい、女性声優でも代表格となるような方になっていただければ嬉しいですよね。

【答え合わせ2】稗田寧々さん(81プロデュース)

私が「2022年飛躍しそうな若手女性声優さん」で2人目に挙げたのは、稗田寧々さん(81プロデュース)でした。

稗田さんは2012年の「81オーディション」で特別賞を受賞、のちの2016年に81プロデュースさんに所属し始め、芸歴は7年目に差し掛かっていた段階です。

2021年、主に演じていたキャラクターは以下の通り。

  • 弱キャラ友崎くん(泉優鈴)

「友崎くん」の優鈴以外は少々のモブキャラを複数作品で演じていたのと、声優アーティスト「DIALOGUE+」での活動がある状態でした。

そして、2022のアニメ出演作品をチェックしてみると以下の通り…答えとしては

  • CUE!(鷹取舞花)

  • 恋は世界征服のあとで(神宮寺実咲〈イエロージェラート〉)

  • 骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中(ポンタ)

残念ながら、いずれの作品もDIALOGUE+絡みの活動となってしまった印象です。しかし、「CUE!」は主人公・陽菜らとともに“Flower”の一員である舞花を演じて目立つ位置にいましたし、「骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中」(骸骨騎士様)では、マスコットキャラクター的ポジションのポンタを演じております。本人曰く初のマスコット役だったのもあり、人の言葉を話さないキャラクターに格闘して演じ切ったとのこと。

また、2022年はゲームでも話題作でキャラクターを演じております。

  • ヘブンバーンズレッド(神崎アーデルハイド)

「ヘブンバーンズレッド」は、“Key作品”最新作というのもあって宣伝も大々的に打たれているなど話題となりました。稗田さんと同じ81プロデュース所属の声優、古賀葵さんや天海由梨奈さんらと並んで出演していることでお名前の露出度も大きかったのではないかと推測しています。

また、今年はDIALOGUE+での活動も多く、観客を入れたライブイベントが多数行われて経験を積んだのも今後に繋がるのではないでしょうか。私は、4月および6月にDIALOGUE+のライブイベントを観覧いたしましたが、稗田さんの声量・パフォーマンス・歌唱、いずれも高いパフォーマンスを発揮されていて圧倒されてしまいましたね。メンバーでも優れた力を持っている印象です。

さて、稗田さんは2023年にも既に出演を決めている作品がございます。

  • 最強陰陽師の異世界転生記(アミュ)

  • もういっぽん!(南雲安奈)

  • 魔都精兵のスレイブ(東八千穂)

転生モノアニメの「最強陰陽師の異世界転生記」、柔道スポ根アニメの「もういっぽん!」と、いずれもヒロイン・主要人物格で出演が決定しています。

81プロデュースさんも、青二プロデュースさんと同様多くの声優さんが所属されていて、競争が激しいでしょう(「ぼっち・ざ・ろっく」で飛躍した青山吉能さん、稗田さんとは同郷出身で小学校時代からの幼馴染だったらしい天海さんなど)

けれども、「最強陰陽師の異世界転生記」アミュ役で、稗田さんの新しい“境地”が開けるのではないかと、先行上映会で感じ取りました。今まで演じてきたキャラクターでは、ツンに振った強気のキャラクターを演じることで、新しい稗田さんが観られる予感がします。

仲の良い声優である鈴代紗弓さんと、長らく続けている音泉ラジオ「稗田寧々・鈴代紗弓のコーラルマイク」も含め、2023年の稗田さんに注目すべきではないでしょうか。

【答え合わせ3】村上まなつさん(アライズプロジェクト)

私が「2022年飛躍しそうな若手女性声優さん」で3人目に挙げたのは、村上まなつさん(アライズプロジェクト)でした。

日本ナレーション演技研究所(日ナレ)を経て、2018年より日ナレ関連の事務所であるアライズプロジェクトさんに所属を開始します。

2021年時点まで出演していた作品をチェックしてみると以下の通り。

  • オッドタクシー(三矢ユキ〈和田垣さくら〉)

そのほか、アニメ作品でモブキャラを演じていたり、上記の稗田寧々さんと同様で声優アーティストユニット「DIALOGUE+」のメンバーであったりして、多方面にて活動している印象でした。

さて、2022年の村上さんが出演したアニメや各種コンテンツをチェックしてみますと

  • CUE!(九条柚葉)

  • 明日ちゃんのセーラー服(明日小路)

DIALOGUE+とは関係ない「明日ちゃんのセーラー服」では、“座長”である明日小路を演じたことで話題となりましたね。なお、内容についてはネタバレ込みとなりますが、小路に対する感想も含めた記事を作っていますので以下参照いただけると助かります。

そのほか、舞台や朗読劇などでも活動しており、決して表に出ていなかったわけではありません。DIALOGUE+の活動を含めると多忙だったんじゃないかと感じます。

現状、村上さんは2023年に出演するアニメ作品やコンテンツが見えてきませんが、引き続きDIALOGUE+の活動(1月~3月にライブツアーがあるそうです)がメインで、徐々にコンテンツへ絡んでいくのが増えるだろうなと予想しています。

引き続き、活躍を見守っていきたいですね。

【答え合わせ4】天野聡美さん(VIMS)

私が「2022年飛躍しそうな若手女性声優さん」で4人目に挙げたのは、天野聡美さん(VIMS)でした。

天野さんは日本ナレーション演技研究所を経て、2018年より日ナレ系事務所であるVIMSに所属。

2021年まででアニメやゲームなどで演じたキャラクター達は以下の通りです。

  • 球詠(山崎珠姫)

  • くまクマ熊ベアー(ミサーナ)

  • アイドルマスター シンデレラガールズ(白菊ほたる)

ゲームではありますが、既に「アイドルマスター シンデレラガールズ」(デレマス)のキャラクターを演じていることもあり、いい位置にいる状態ではありました。

さて、天野さんの2022年の答えをチェックしてみると、主なアニメ出演作品は以下の通り

  • 怪人開発部の黒井津さん(ウルフ・ベート)

  • 終末のハーレム(北山玲奈)

  • トモダチゲーム(心木ゆとり)

昨年予想した段階より、増えなかったなという印象でした。とはいえ、いずれも作品中で欠かさず出番があったキャラクターでしたし、声を耳にする機会は多かったはずです。

また、ゲームコンテンツでは以下の作品にも絡みました。

  • Tokyo 7th シスターズ(月代ユウ)

“ナナシス”こと「Tokyo 7th シスターズ」に絡んだのは大きいんじゃないかと感じますね。2022年は大型のイベント会場でライブイベントも披露されましたし、展開次第ではデレマス並みに需要はあると思います。

上記以外にも「不徳のギルド」「ヒーラー・ガール」などでモブキャラを演じておりましたが、ちょっと予想より出演作が伸びなかったのが悲しいです。

さて、天野さんですが2023年は以下の作品に出演が決まっております。

  • 異世界召喚は二度目です(夕陽)

流行が止まらない異世界転生モノとなっており、「怪人開発部の黒井津さん」にて共演した前田香織里さんとも再びキャスティングで並ぶのは注目ですね。天野さんは2023年以降の活躍に改めて注目します。

【答え合わせ5】久住琳さん(アイムエンタープライズ)

私が「2022年飛躍しそうな若手女性声優さん」で5人目に挙げたのは、久住琳さん(アイムエンタープライズ)でした。

久住さんも、上記の村上さん、天野さんと同様、日本ナレーション演技研究所を経由。2019年、日ナレ関連事務所のアイムエンタープライズへ入所しています。

さて、久住さんが2021年までに出演したアニメ作品やコンテンツをチェックしてみると、2020年に「アイカツオンパレード!」のモブキャラでデビューして以降はほぼモブキャラで経験を積んできた印象でした。

迎えた2022年、主に出演した作品をチェックしてみると以下の通りです。

  • スローループ(海凪ひより)

  • 骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中(ローレン)

  • 組長娘と世話係(おはぎ、葵陽菜)

「骸骨騎士様」は、ゴーレボと呼ばれる配信番組で代表作に挙げられておりましたが、実際は第1話のゲストキャラクターです…(原作だともっと登場するんですかね?)

「スローループ」の海凪ひよりは、久住さんご本人にとって「初座長」となった作品でした。「ボーイッシュに近い、澄んだ声」が出せる印象を感じさせてくれましたね。実際、

「ニュータイプアニメアワード」と呼ばれる表彰ではキャラクター賞のトップ10に入る活躍を見せていましたし、一定の評価は獲得できたように感じます。

一方、「組長娘と世話係」では準レギュラー格で、猫から赤ん坊まで幅広く演じられる点を見せてくれましたし、久住さんの懐の広さを味わえたのではないでしょうか。

上記作品以外にも「シャインポスト」「惑星のさみだれ」「よふかしのうた」「聖剣伝説 Legend of Mana」など、お姉さん系から学生などのモブキャラを演じましたし、WebアニメやドラマCD、ゲームコンテンツでも出演機会を得ています。

また、彼女の魅力は“ラジオパーソナリティ”にもあるのではないでしょうか。

私は1年前の記事で「今後、人気次第ではパーソナリティ担当番組も出てくるかもしれません」とコメントいたしましたが、

見事に予言を当てました!!

久住さんが担当している、していたラジオ番組は2022年だけでも3本あります。

  • スローループのらじおるーぷ(音泉)

  • ラジオってなんですの?(超A&G+)

  • 久住と小鹿(ニコニコ生放送 ボイスガレッジチャンネル)

特に、下2本のラジオでは同じアイムエンタープライズさんの所属声優さんとコンビを組まれたパーソナリティを務めていらっしゃいます。

「ラジオってなんですの?」では、(まだ事務所では公になっていませんが)後輩声優の花桐まきさん、「久住と小鹿」では同じ時期に事務所所属となった小鹿なおさんとコンビを組まれて、毎回“胸キュン”となりそうなトークをされているのが印象的です。

また、2022年11月には、シーサイド・コミュニケーションズさんのイベント「シーサイドカラオケパーティー2022-Autumn-」にも出演。

私も現地で観覧しましたが、Supercell「君の知らない物語」や藍井エイルさん「ラピスラズリ」、水樹奈々さん「DISCOTHEQUE」と、いずれも声量があって綺麗な歌声を披露。きっと、知らない人にも久住さんの存在が届いていたんじゃないかって感じます。

そんな久住さんですが、村上さん同様2023年現在、放映予定のアニメ作品や発信されるコンテンツに名前をお見掛けしていません。

が、引き続き上記2つのラジオ番組は継続されますし、1月にセカンドショットさんで企画されているカラオケイベントにも出演予定です。

まだ、彼女は何といっても1999年生まれで若手の女性声優ですから、まだここからチャンスをつかめるだろうと信じています。引き続き、注目していきましょう。

まとめ

ここまで、一読いただきありがとうございました。

上記5名の2022年ご活躍について、◎〇▲×の4段階評価で述べると

羊宮さん:〇
稗田さん:▲
村上さん:▲
天野さん:▲
久住さん:▲

かな、という印象でした(個人的視点で申し訳ありません)

なぜ、羊宮さん以外▲なのか理由を述べると、アニメやゲーム、ドラマCD、Webアニメなどのコンテンツに絡めていないのかなという印象と、活動の献身性にバラつきがあったかなと。主役格をいきなり連発して取ってしまった羊宮さんの印象が強すぎて、他4名がかすんでしまった印象があります。

ただ、稗田さん&村上さんはDIALOGUE+、天野さんはナナシスの新キャラクター、久住さんはラジオパーソナリティ&スローループのひよりと、それぞれ見どころはあったように感じました。

だからこそ私は、この5名を"2022年飛躍しそうな若手女性声優さん"に挙げて間違えていなかったと感じています。さらに活躍の場を増やしていくだろうと信じていますし、今後も注目していきたい方々です。

ぜひ、2022年飛躍しそうな若手女性声優さんには挙げなかった5名以外の若手女性声優さんも含めて、みなさんも暖かい目で応援してみてください。

そして、なぜここまで私が久住さんに詳しくなってしまったのかは、別の記事にて。

“あの子”との出会いも含めて、「私がある2人の声優を推す理由」とのテーマで、“もうひとり”の声優さんと久住さんを推しているお話をさせていただきます。

ぜひ、Twitterでも順次アニメ視聴やイベント参加の感想を挙げていきますので、チェックいただき一緒に語れたら幸いです。

引き続き、ライターのお仕事と同時にアニメも楽しんでいきますので、どうぞよろしくお願いいたします。

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