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歌詞分析「Anyone」デミロヴァート

お久しぶりです。まさるまるです。久しぶりすぎて以前どのように記事を書いてたか思い出せませんが、今回は歌詞分析です。


<この曲を選んだ理由>

こちらは英語の曲なのですが、日本の曲は誰でも分析できるのでちょっととっつきにくいであろう英語の歌詞を分析した方が発見がありそう!という理由でこの曲を選びました(あと自分の英語学習のため)。歌詞の内容はそこまで難しくないので英語の曲の中でも比較的わかりやすいものだと思います。

<歌詞の内容>

この曲では主人公であるミュージシャンが孤独を感じているような歌詞で、「Anyone」とは「誰か」という意味です。
個人的に興味を持ったポイントとしては、世界的に有名なデミロヴァートが孤独を感じるというところに興味を持ちました。
楽器構成もピアノだけという非常にシンプルな構成ですが、歌詞の内容とマッチしており、デミロヴァートの歌唱力も際立ち、とにかく素晴らしいです。

<Verse(Aメロ)の内容>

I tried to talk to my piano  (ピアノに話しかけてみた)
I tried to talk to my guitar  (ギターにも話しかけた)
Talked to my imagination  (妄想で話した)
Confided into alcohol  (お酒にも頼った)
I tried and tried and tried some more  (何回も試した)
Told secrets 'til my voice was sore  (声が枯れるまで秘密を話した)
Tired of empty conversation  (虚しい会話に疲れた)
'Cause no one hears me anymore  (だって誰も聞いていないから)

大体このような意味だと思います。
前の項目でお話ししたように主人公が孤独を感じているという内容ですが、このパートではどのくらい孤独を感じているかがはっきりとわかる内容だと思います。
僕が最初にこのパートを聞いた感想は「え、めちゃくちゃ追い込まれてるやん」です。おそらく実際には誰も聞いていないはずはないのですが、主人公は誰も自分の話や歌をきいてくれていないと感じるほど追い込まれているんだと思います。

<Verse(Aメロ)での作詞手法>

I tried to talk to my piano
I tried to talk to my guitar
Talked to my imagination

この3行はほぼ同じ構成になっており歌詞らしく統一感を出しています。
Confided into alcohol も「into」の「to(トゥー)」が入るおかげで前の3行と似た構成になり統一感を保っています。

I tried and tried and tried some more

ここではtriedが何度も繰り返されることで「めちゃくちゃ頑張った」みたいなニュアンスになっています。もちろん言葉の響きとしても同じ言葉を繰り返しているので統一感が出ます。日本語で言うところの「何度でも 何度でも」や「走って走って走り続けて」みたいなものだろうと思いました。

ここまでで合計6回も「Tried」という単語が出てくるので、主人公が伝えたかったことは「とにかくいろいろ試したんだ」ということだと汲み取れます。

Told secrets 'til my voice was sore  
Tired of empty conversation  
'Cause no one hears me anymore

このパートに関しては前半ほど分かりやすい手法は使われて内容と思いますが、「I tried and tried and tried some more」「Told secrets 'til my voice was sore 」「'Cause no one hears me anymore 」この3文とも最後は「ore」で終わっています。僕はこれも歌詞を歌詞らしく聞かせる、統一感が出るひとつの手法になると思っています。

そして改めてこのVerseの歌詞全体を見てみるとほぼ全文が「会話」に関する内容になっています。これによって内容がブレず、リスナーもこの状況をイメージしやすくなります。

I tried to talk to my piano  (ピアノに話しかけてみた)
I tried to talk to my guitar  (ギターにも話しかけた)
Talked to my imagination  (妄想で話した)
Confided into alcohol  (お酒にも頼った)
I tried and tried and tried some more  (何回も試した)
Told secrets 'til my voice was sore  (声が枯れるまで秘密を話した)
Tired of empty conversation  (虚しい会話に疲れた)
'Cause no one hears me anymore  (だって誰も聞いていないから)


<まとめ>

いかがでしたでしょうか?
英語の歌詞をじっくりと見る機会は案外少ないですが、日本の歌詞と英語の歌詞を比べた時に意外と共通点があったり今まで気づかなかった相違点に気づくこともあります。そこから自分の作詞のヒントが見つかるかもしれません。是非みなさんも自分の好きな海外アーティストの歌詞をじっくり見てみてください!

それでは、次回はこの曲の他のパートについて書こうと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました。

まさるまる

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